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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#349 タダほど安いものはない

 自分でできることは、プロに頼むよりも自分でやった方が当然安くつく。きょうはよく知ったご婦人と植木の手入れをした。植木屋さんに頼めば二万円。そう言えば、今の古家に移ってきたときは、あちこちに手を入れなければならず、大工から電気工事に左官まで自分でやったっけ。

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#348 自 立

 ある私的な会の先輩のMさんの心やさしさには、いつも胸を打たれる。先日、Mさんはこう言われた。「近ごろの若いフリーターや派遣社員で住むところもないような暮らしを強いられている人を見ると胸がはりさけそうになる」そして、こうつづけられた。「あの人たちに田舎で自給自足を身につけて自立する道を示せないものだろうか」

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#347 体 力

 こう寒いと、朝から外へ出て何かしようという気にならない。こんな日に土木建設野良作業をやっているのはプロだけだろう、と思っていたら、向かいのおじさんというかおじいさんは、朝早くから外で仕事をしておられる。八十過ぎてあのタフさはどこから湧いて来るのか。

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#342 薪ストーブ

 ストーブの季節だ。薪ストーブは、田舎暮らしが好きな人ならおそらく誰もが使いたいと考えるアイテムのひとつだろう。薪の火は、見ているだけで心まで暖めてくれる。薪がパチン、パチンとはじける音は、ゆったりと流れる時間に心地よいアクセントを与えてくれる。

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#340 赤い実の誘惑

 秋に赤い実がなる野草はたくさんある。おいしい実も多い。野いちごはたくさん摘んでジャムにできるし、野バラの実は乾かしてお茶にする。このローズヒップティーは、甘酸っぱくてさっぱりする。山椒の実も赤くなるし、自家製のグミの実のジャムはこれまで食べたジャムでいちばんうまかった。赤い実は秋の野山の宝石だ。

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#339 ふるう

 米作りといっても、田植えをして稲刈りをすればいいだけではないのだ。田んぼの整備からしなければいかん。用水路の手入れや草刈りはもちろん、それまでとはちがった方法で米作りをしようと思えば、いくつかの準備が必要になる。ここ数日は、田んぼの中に排水溝を掘っている。腰がいてえ。

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#337 こぼれ種

 稲は昔から「いなき」で干された。いなきとは、刈った稲を束ねて掛けて天日に干すための、丸太を組み上げた干し台のことだ(地方によって呼び名が異なる)。近ごろは見かけなくなった。
 きょうの夕食後、よく知ったご婦人がまじめくさった顔で言った。
「いなきは如何にせんとす? あれなるは、立てるのが難儀と見るが」
 何を言い出すのだ、まだひと粒も採れてないというに。採らぬお米の俵算用じゃ。

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#336 無と有の出会いの果てに

 Fさんは「この世のすべては無だ」と言う。Kさんは「すべてはひとつの有だ」と言う。Fさんは「この世で人間が為し得ることは何もない。作物の生育にも手を貸してはならない」と言い、Kさんは「作物の生育には最小限の手助けは必要だ」と言う。Fさんは代々地主で、Kさんは代々小作農だ。自然農について少々異なる見解を持っていたふたりは、やがてほとんど同じ手法に到達する。

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きょうは、二年ぶりに第二の故郷を訪れた。四年前に現住所に移るまで十二年間暮らしていた山里の風景と静寂は、何も変わっていなかった。昨夜の今秋いちばんの冷え込みを受けて、いよいよ本格的紅葉が始まった大河の源流部。かつて親しんだ古木老木巨石は、ますます風格を増していた。

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「限界集落」という言葉が使われ始めてずいぶん経つ。中山間地や離島に多い限界集落の定義は、高齢化率が50%を超えることだ。そのうち超限界集落となり、やがて消滅集落となるとされている。が、運命に負けまいとがんばっている限界集落もある。ワタシがかつて親しんでいた地域もそのひとつだ。先日、十六年ぶりにその地を訪れた。

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#331 茶碗一杯

 生き方や思想信条に感銘を受け、指針としてきた人が亡くなったとき、親が亡くなったときと同じような喪失感が生じる。同時に、その足跡を受け継ごうとする、より強固な意思が芽生えることもある。それは、やはり親が亡くなったときに芽生える、さらなる自立心に似ている。

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#328 人間国宝

 以前山深い山村で暮らしていたころ、よく野菜をいただく近所のおばあちゃんがいた。おばあちゃんが作った野菜は、どれもおばあちゃんの顔と同じように、大きくておおらかな姿をしていて、とても甘かった。日本一の野菜だと思っていた。そのおばあちゃんが、今年の春に亡くなった。おばあちゃんの野菜の味と、野菜作りにまつわる数々の至言を、ワタシはけっして忘れない。

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#327 実 り

 ひと口食べただけで感動に満たされた深い沈黙にいざなってしまう食べ物というものがある。それは、その食べ物の味だけがそうさせるのではない。その沈黙を生み出すものは、その食べ物の生命力であり、真正さであり、生い立ちなのだ。そんな食べ物にひさしぶりにめぐり会った。

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#325 ハチの日

 このブログでハチのことを書くことは、もう当分ないと思っていた。が、そうはいかなかった。まったく、いったい、きょうという日はどうなってるのだ。ハチにたたられているのか、はたまた愛されているのか。どちらもできればご容赦願いたいのだが。

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#324 スズメの巣

 ようやくスズメバチが去ってくれた。実は、10月1日のエントリに書いたキイロスズメバチたちは、ワタシの決死の駆除作業のあとも、しばらくは何匹かがうろうろしていたのだ。で、その後の数回の殺虫剤散布で、ようやく姿が見えなくなったのだった。が、安心できない日々がつづいている。

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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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