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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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ウチの子がわたしを見つめている画だ。
この時わたしはこの子とどう向き合っていたのか、あるいは傍らで何かをしていたのかよく憶えていない。
が、これはこの子がご飯を待っている時でもなければ、さんぽをおねだりしている時でもなかったのは確かだ。

拍手[8回]




さて、わたしはこれまで、誰かにこのようなひたむきな眼差しで見つめられたことはなかったように思う。

こんな風に見つめられて、うれしいし、誇らしいし、この子がいっそう愛おしい。

この子の透明さ、純粋さ、そしてわたしたちの関係が、この一枚の写真に現われている。

またこの写真を撮ったその人も、この子とはわたしと同様の関係にある。
それは言わば、なんの打算も介在しない純粋な関係だと言える。
それゆえにこの写真を撮ることができたのだろう。

この子の内側には、果てしない空間が広がっている。
それが、わたしたちの関係を純粋なものにしている。
またそれは、彼を混じりけも濁りもない、あるがままの存在に保っている。
そんな彼は、空っぽだからこそ、何物にも充分に響く。
そして、対峙するわたしたちの心をも共振させ、開かせる。

愛犬たちの素晴らしさは、ただ透明で純粋なだけではなく、それをもって人とコミュニケートできることなのだと、わたしはこの子と暮らすようになって初めて知った。

どこまでも空っぽな、愛犬たちの内側のスペース。
それは、透明な愛で満たされている。
つまり、愛は空なのだ。

彼の純粋でひたむきな眼差しは、時にわたしをたじろがせる。
そんなとき彼は、わたしの心が何事かに占められて浮ついてしまっていることに気づかせてくれる。

一方、ある時は彼の目に、ほんの一瞬現われた自分の純粋な心が映るのを見る。
そしてその瞬間こそが、魂の交流の瞬間であり、何物にも替え難い、束の間の真実なのだと、この子が教えてくれる。

 おしまい。
 

18.04.20 記 

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管理人について

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巴だ リョウヘイ
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職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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