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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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 20日、時節柄お客さんの入りが心配だった生駒のホールであったが、百人ほどのお客さんがやって来られた。俺ってこんなに人気があったのか。ちがう。朝から会場周辺を「オカリナーっ、心の活力っ」と連呼して回った成果だ。ちがう、寝坊したからしてない。とにかく、オカリナのコンサートを楽しもうというだけの心の活力を持った人がたくさんおられてそれはよかった。

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 11日以降、通常通りオカリナのレッスンを続けてきた。生徒さんから中止の申し出がない限り行なう。無事で元気な我々が心の活力を無くさないことも、今は大切だと思うからだ。明日は生駒のホールでオカリナのコンサートだ。生駒の人はみんなふさぎ込んでいて誰も来なかったらどうしよう。朝から会場周辺を「オカリナーっ、心の活力っ」と連呼して回ろうか。

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 このスペースが震災にどう関わっていくか。二つの選択肢があった。一つは、震災には一切ふれず、いつも通り何らかの安らぎを提供する場であり続けること。もう一つは、震災を注視し続けている今の自分の視線をダイレクトに反映させることで、みなさんと問題意識を共有すること。で、今は安らぎよりも問題意識を共有すべき時期であると考え、後者のスタンスを取っている次第にて候。

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 家から出ないようにしている。どうしても出るときは、帽子をかぶり、濡れタオルで口をふさぐ。戻ってきたら、家に入る前に衣服をよくはらい、手を洗う。洗濯物は干さない。すでに干していたものは取り込まない。神経質すぎるかな。だって、もし体内に入ったらへんたいだもの。くしゃみは止まらず、鼻はずるずる、目はかゆいし喉は痛い。花粉の話なんだけど。

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#746 想定外

 このたびは「想定外」という言葉を何度聞いただらふ。が、このたびの「想定外」は責任逃れの言い訳ではなく、「人知を超えていた」と言い換えるのが適当だという気がする。自然は常に人知を超えていることが証明されたと思う。そして、万事「想定外の事態が起こることを想定すべき」という教訓が与えられたのではないだろうか。

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#745 地 震

 何かが起こった時、「なぜ、きょうなんだ」と思ってしまうことがある。が、すべては、きょう起こる。予定されていてもいなくても、ハプニングとはきょう起こるものなのだ。

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#744 分 類

 前便で、最高の曲は永遠に未完成だと書いた。未完成の曲は常に姿を変え続ける。が、すべての曲には名前がある。曲名は、その曲がその曲である証左のひとつだと言ってよい。演奏者には、曲名が必要だ。でなければ「ジャジャンジャツトトン、ツィーッ、ヒャラリ~って曲の、ダバディビダって所から演ろうか」などと、へんたいなやりとりがつづいてしまう。

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#743 未完成

 三十五年前に聴いていた曲の、最近の演奏を YouTube で見つけた。イギリスの自作自演のグループだが、同じ顔ぶれで演っている。変遷が激しいポップミュージック界では極めてまれなことだ。ただし、往時のエレキギターとエレキベースを生ギターと生ベースに、電子キーボードをピアノに替えての演奏の上、みんなほとんどじいさんだ。が、少しも変わることがない熱い魂。ずごい。

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#742 成 果

 長い一日が終わった。朝から夜まで四組、計7時間半のレッスンだった。大阪方面のレッスン会場を車で転々として、センセイを待っている生徒さんたちの元へ向かう。きょう一日で計10曲の練習だったが、それぞれなかなか成果が上がってそれはよかった。マイ特技の忘れ物はきょうはなかってそれもよかった。ただいま、もはや目がかすんできて、それまたよかった。

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#741 のびる

 京都・寺町通にある民族楽器店のコイズミさんの前に、去年の夏、トルコのアイスクリームの屋台が出ていた。エスニックな楽器がたくさん並ぶお店の前でトルコ人が行なう実演販売のパフォーマンスは、実にはまっていた。このアイス、一風変わっていて、なぜか引っ張るとものすごく伸びる。それを「のび〜〜〜る、アイスクリームっ」と実演していたわけだ。

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#740 続みみコピ

 ところで、その後、みみコピ、やってみましたか。してない? あそう。が、また書く。みみコピの原点。それは、テレビやラジオやCDで歌を憶えること。やったことがない人は、まずいないと思う。カラオケで歌う歌を、楽譜で憶える人は、ごくごくまれだらふ。だから、みーんなみみコピやってるってこと。が、歌えても楽器でできないのはなぜか。

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#739 大 地

 サン=テグジュペリは「人間の土地」の序文の冒頭に、こう書いている。「ぼくら人間について、大地が、万巻の書より多くを教える」(堀口大學:訳)。今年もいよいよそれを実感できる季節が訪れた。やわらかな日ざし、少し湿っぽい早春の香り、ゆるりとして時に冷たく吹きすさぶ風。さあ、外に出て、大地と向き合おう。

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#738 受け継ぐもの

 きのう、T市のある公民館へオカリナのレッスンに行った。玄関を入った所に小さな図書スペースがある。そこに置かれている背の高い本棚は、通路との間仕切り代わりになっている。その通路側を通りかかった時、いちばん上の棚に目が止まった。「少年少女世界の名作文学」という全集が置かれているのを見てオドロイタ。今のワタシの精神的ルーツのひとつとなった本たちではないか。

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#737 みみコピ

 編曲するとき、ワタシは元になる曲の音源を手に入れて、それを聴き取って土台となる楽譜を作る。いわゆる「耳コピー」ないし「みみコピ」と言われている手法だ。楽譜を探してきて書き写すのではない。翻訳や公的引用と同じく、編曲や作譜をする際には原典を当たることが大切からだ。んで、きょうはこの「みみコピ」について。このところ、みみコピ漬けだったという。

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#736 謎

 正体や出自や成り立ちや行く末がわからない存在のことを、ときに「謎」と呼ぶ。「謎」という語のニュアンスは、「不明」や「不詳」とは少し違っている。そこには、非日常的で魅惑的なニュアンスが込められている。「謎の円盤」「謎の人物」「謎めいた人」と言うとき、人は「謎」が自分を未知の魅力的な世界へと導いてくれることを知らず期待しているように思う。

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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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