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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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今のマイ田んぼでいちばん大きな株は、たぶんこれ。


3、4本の野生化稲が一体化してこのような立派な姿になった。
その辺の田んぼではあまり見かけない威容だ。

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自然農見習いとして田んぼや畑を始めてから今日まで、何度も何度も何度も「しまったーっ」と叫ぶ場面があった。
で、そのような事態の予感がした時点で、迷わず直ちに手を打つべしというのが、多くの失敗から得た教訓だ。
が、打つ手は賭けであることが多い。
自然農にマニュアルはない。
「その場その時に応じて最善の答を出す」ことが自然農の真髄だからだ。
よって、自分で観察し、考え、少ない経験と知識と直観を頼りに自分で答を出し、自分で決断し実行するしかないという意味で、すべての営為が賭けなのだ。そういえば楽器の演奏、練習もそうだな。
さて、きょうもまた「しまったーっ」の予感ありという噺。

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6月30日、田植えが終わった。
とは言え、田んぼで今いちばん大きな苗はすでに葉先を伸ばすと地上60㎝にまで伸びている。
もはや苗じゃないな。
「#861 独創的田植え 1」から何度か書いてきた野生化稲だ。
苗代育ちの苗はと言えば、最後に植えた苗はいまだ20㎝前後。
田植えを始めたのが6月19日。
たった11日で40㎝もの差がつくはずはない。
では、この差はなぜ生じたのか。

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野生化稲たちのための独創的田植えにつづいて、苗代の苗の田植えをせねばならない。
手塩にかけて育てた苗たちを一生を送る地に移してやる。
日照り続きでカラカラ、カチカチの田んぼに移すのは過酷すぎる。
せめてしっとりと湿った田んぼに移してやりたい。
これまで毎日ピーカン照り続きの空をにらんで、ひたすら雨を待つしかなかった。
で、きのう、待望の雨はいつの間にかおだやかに落ちてきていた。

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てなことを言ってるうちに、きのうはいよいよ本格的な雨が降った。
田んぼは午後には満水状態となり、水の世界となった田んぼに屹立する野生化稲たちは一段と輝きを増して見えた。
草陰に隠れていたカエルたちは飛び出して、一斉に田んぼ全域に広り歌い踊った。
さて、前便は野生化稲が所狭しと伸び広がった田んぼで田植えをどーする?という噺だったが、つづきは雨が降る前の一昨日にさかのぼらねばねばならない。
独創的田植えが始まった一昨日に。

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独創的と言っても、艱難辛苦の末に閃いたとは限らないし、必ずしも画期的とは言えないこともある。
きょうから始めた田植えが、まさにそう。
成り行きに従っただけの行為が、結果的に独創的になったにすぎない。
それはともかく、世にも珍しい田植えの模様をリポートいたしまする。
誰のためにともなくするリポートだけど、記録すべき内容だと考える根拠あってのことでもあったり。

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稗(ヒエ)は田んぼに生える雑草で、穂を出すまでは稲と酷似する。
この田んぼの稗は、主に田犬稗(タイヌビエ)のことで、昔の人が栽培して食べた稗とは違って食べられない。
長年田んぼをやっている人でも、稲と稗を見分けられない人は多い。
が、マイ田んぼにおいて、緊急に稲と稗を見分ける必要に迫られた。
最悪と言っていいほどの昨今の渇水状態のせいなのだ。

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今朝は里芋を植えた。
穴掘りが好きな人向きの作物だ。
ワタシは6個で堪能したよ。

こんな風に穴を掘ってまんなかに種芋を置き・・・


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4月23日に蒔いた種籾は、その後5月13日まで沈黙したままだった。
普通、種を蒔いて三週間芽が出なければあきらめる。
で、あきらめたワタシ。
いやさ、大自然の大いなる振る舞いに敬意を表しつつ粛々と転進するのだと自分に言い聞かせ、取り置いた別種の籾に一縷の望みを託し、籾の蒔き直しの準備をした(水で選別した籾を一晩水に浸した)。
が、が、が、蒔き直すべく苗代へ向かった今朝、籾を蒔いた土に被せた藁をそっとめくってオドロイタ。
たくさんの稲の苗が顔を出しているではないか。

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つれづれなるままに自然農見習いする日々。

夕方、昨年荒れ地に拓いたタマネギ畑と、今年から隣のおばさんに貸していただいている畑のタマネギの手入れをした。
後者は、おばさんが昨年植えたまま放っていたタマネギだ。
畝と周辺に伸びた草を刈って、まだ小さいタマネギの周囲に敷く。
タマネギが草に負けないようにするためだけではない。
土の表面を草で被い、保水し、紫外線から土中の環境を守るためだ。

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米作りは「苗半作」と言われる。
米の出来具合の半分は苗の出来の良し悪しで決まるとの意味だ。
2013年4月23日、苗代に籾播きをした。
が、今年は気合いはそこそこに、穏やかでおおらかな心持ちを心がけて取り組んでいる。
天地のおおらかさ、力強さに身も心も委ねたい。
そんな思いがますます募る日々の中での苗代作りであり籾播きであった。
以下、誰のためにともなくつづるその記録でありまする。

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#640 波 紋

 今朝になって「テレビを見たぞ」と何人もに言われたのは、ウチのよく知ったご婦人。朝から町内会のご婦人方による公民館のお掃除に出かけたからだった。「見たよ」「見たわさ」「見たとも」そうですか。で、どうだったのかは誰もなんとも言わない不思議。唯一「なんでもするんだね〜」と述べたおばあさんあり。きのうから放映開始とは知らなかった我々。噛み合わないのも無理はないのか。

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#639 手植え

 #631で書いた地元ケーブルTVの取材。きのうはその第二回目だった。いよいよ田植えのシーンの撮りだ。が、一週間前のこと、マイ苗代の苗が一斉に黄色くなってしまった。大雨続きによる急激な低温と低水温のためだ。低温は仕方がないが、低水温はワタシのせいだった。マイ田んぼまでごうごうと流れ来る山の水を、うっかりせき止めずにかけ流し状態にしてしまっていたのだ。

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#636 中 耕

 梅雨が好きだと言うと珍しがられる。が、どうしても梅雨が好きなワタシ。第一に、日が長い。午後7時でもまだ明るいのはまことに気持ちがいい。第二に、緑が映える。第三に、しっとりした空気が気持ちいい。梅雨の空気をしっとりしていると感じるかジメジメしていると感じるか、ここが梅雨の好き嫌いの分かれ目やも知れぬ。それはそうと、梅雨時のマイ田んぼの技術革新について。

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管理人について

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巴だ リョウヘイ
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揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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