揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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自然農見習いとして田んぼや畑を始めてから今日まで、何度も何度も何度も「しまったーっ」と叫ぶ場面があった。
で、そのような事態の予感がした時点で、迷わず直ちに手を打つべしというのが、多くの失敗から得た教訓だ。
が、打つ手は賭けであることが多い。
自然農にマニュアルはない。
「その場その時に応じて最善の答を出す」ことが自然農の真髄だからだ。
よって、自分で観察し、考え、少ない経験と知識と直観を頼りに自分で答を出し、自分で決断し実行するしかないという意味で、すべての営為が賭けなのだ。そういえば楽器の演奏、練習もそうだな。
さて、きょうもまた「しまったーっ」の予感ありという噺。
で、そのような事態の予感がした時点で、迷わず直ちに手を打つべしというのが、多くの失敗から得た教訓だ。
が、打つ手は賭けであることが多い。
自然農にマニュアルはない。
「その場その時に応じて最善の答を出す」ことが自然農の真髄だからだ。
よって、自分で観察し、考え、少ない経験と知識と直観を頼りに自分で答を出し、自分で決断し実行するしかないという意味で、すべての営為が賭けなのだ。そういえば楽器の演奏、練習もそうだな。
さて、きょうもまた「しまったーっ」の予感ありという噺。
これまでのマイ田んぼの植生状況。
ほぼ駆除できたヒエを別にすれば、セリ、ヤナギタデ、タウコギなど根を浅く横に張る水草、挺水(両生)植物が多かった。
これらは、手でぺりぺりと簡単に引きはがせる。
が、抜いたこれらの草を自然農の基本的手法に沿ってその場に裏返して敷くと、困ったことが起こる。
水が乏しいマイ田んぼ、溜められるときに溜めておこうという算段で、先日の慈雨以来水位は高い目=平均3㎝程度に保っている。
よって、セリたちを抜いては裏返してその場に敷いていくと、浮き草よろしくふわふわと浮いたままで生き延びて、あれよあれよと言う間に新たな緑の芽をお天道様に向かって伸ばし始め、真白い根をも下へと伸ばし、ついには再び土に活着してしまうのだ。
だからきょうまで、これらの草は一旦田んぼの外へ出して干してきた。
いずれ必ず訪れる渇水の時期に、再び田んぼへ戻して地表に敷き詰めて、水が乏しいマイ田んぼの保水に役立て、そのまま栄養源になってもらうというプランを立てていた次第だ。
さて、田んぼにいよいよコナギが目立ってきた。
コナギはセリなどと違って根を縦に深く張るので、米作りにとっては厄介な草のひとつだ。
ぶわーっと広がったセリを引きはがし除去した跡に生えてくるコナギを見て、はたと気がついた。
セリを除去すればするほどコナギは育ちやすくなるのではないか、と。
それはそうだ。
コナギにとっては行く手を阻むものが無くなるんだから、伸び放題だ。
だから、考えた。
やはりセリを除去せずに生えていた場所に戻して敷くことで、コナギの芽は日光を得られず、生育をかなり押さえられるのではないか、と。
再生するセリはやむを得ず受け入れ、ときどき裏返して回る。
つまり葉を水没させて光合成を押え、根を陽に当てて弱らせる。
こうすることで稲の分けつの阻害もある程度防げるし、セリの結花、結実も抑制できるだろう。
一見理に適っている対策であるが、冒頭に述べた通り、これはギャンブルである。
結果、田んぼはセリとコナギに占領されてしまう可能性も残る。
それに、田んぼに立ち入る回数を不要に増やしてしまったことで、稲の根を必要以上に傷めてしまうことも懸念される。
いずれにせよ、時、すでに、かなり遅し。
マイ田んぼの畦には、除去され干されているセリ、ヤナギタデ、タウコギが満載だ。
それらの多くは、いまだ白い根と青い葉を出し続け余喘を保っている。
つまり重たい。
それらすべてを田んぼの中に戻すのは、なかなか楽しい作業になることだらふ…。
あーーーー、しまったーーーーっ。
てなことでありました。
おしまい。
13.07.11 記
13.07.11 記
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田んぼ環境への負荷
その後、ツイッターで自然農園だいず箱さんから草対策を教えていただきました。
福岡で自然農で営農をやっているスゴイ人ですが、当便を読んでいただいたそうです。
だいず箱さんおすすめの草対策は、稲の列に対して一列置きに刈って、刈った草を隣の刈っていない列の草に被せていく、これを交互に繰り返すという手法です。
なるほどこうすれば稲の根や土壌にかける負荷も半減すると思いますが、経験上必ずしもそうではないかもしれないとも付け加えておられました。
また、草を刈らずに倒しておくという手法も、一時的に風通しを確保するときなどに効果があると思ってますが、だいず箱さんによると負荷が高いとのことでした。
田んぼの研究は奥が深くて飽きないのです。
…まあ、暑い日は水遊び感覚で田んぼの草取りをできるのが素人の特権でありました。
カエルにはいい迷惑だけど。
福岡で自然農で営農をやっているスゴイ人ですが、当便を読んでいただいたそうです。
だいず箱さんおすすめの草対策は、稲の列に対して一列置きに刈って、刈った草を隣の刈っていない列の草に被せていく、これを交互に繰り返すという手法です。
なるほどこうすれば稲の根や土壌にかける負荷も半減すると思いますが、経験上必ずしもそうではないかもしれないとも付け加えておられました。
また、草を刈らずに倒しておくという手法も、一時的に風通しを確保するときなどに効果があると思ってますが、だいず箱さんによると負荷が高いとのことでした。
田んぼの研究は奥が深くて飽きないのです。
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管理人について
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巴だ リョウヘイ
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非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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