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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#318 丸腰の幸せ

 ふだん当たり前に使っている道具が、実は凶器になり得ることをつい忘れてしまうことがある。農村だったら草刈り鎌や鉈はもちろんだし、鍬や鋤だって一揆のときには武器になった。草刈り機などは、農村ではもっとも恐ろしい凶器だ。部屋にあるナイフやカッターだって立派な凶器だし、台所は主婦の武器庫だ。大工さんの仕事場は凶器の陳列棚、病院は凶器・劇薬の倉庫みたいなものだ。誰もがそんな物に囲まれて暮らしている。

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#281 点で生きている

 車の中は屋内か屋外か、と問う。多くの人は屋内だと感じているのではなかろうか。暑い夏にはそこは温室またはサウナとなる。が、法律というものはときに意外な判断を示す。駐車中の他人の車に勝手に乗り込んでも、それだけでは不法侵入にならないそうなのだ。つまり、法的には車の中は屋外だということだ。

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#279 いぶりがっこ

 くん製が好きな人は、とことん好きな人が多い。あの香ばしさがたまらないと言う。一方くん製がきらいな人は、「煙くさいからきらいだ」と言う。タバコの好き嫌いとおんなじ理由なのがおもしろい。
 ワタシはくん製党だ。一時、自分で釣ったヤマメやアマゴのくん製作りに凝った。で、これまでに出会ったくん製の中に、幻のくん製とでも呼びたいものがあった。それが「いぶりがっこ」だ。「いぶりがっこ」と聞いて想像するものはなんだろう。ガチョウのくん製だろうか。ワタシがガチョウを食べると共食いになるのでそれは避けたい。

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#278 グリーンアイランド

「ベルトをしておられますか?」
「あい」
 知的美形の彼女は「失礼します」と抑揚のない声で言うと、躊躇なくワタシのシャツをまくり上げ、無表情でヘソのあたりに手を伸ばし、ベルトのバックル部をつまみあげた。
 空港で金属検知器にひっかかったのだ。担当の女性職員は、ベルトの裏側に不審物がないかを丹念に調べている。こんなところを若い女性にタッチされたものだから、ずいぶん緊張してしまった。サミット開催の影響で空港の警備はずいぶん強化されていた。

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#266 信じる者は足すくわれる

 一日なんて、あっと言う間だ。こどもの頃にもどりたい。こどもの頃は、一日が長かった。その上、中身が濃かった。それは、出会うものの多くが新鮮であったからだろう。歳をとるほど、経験を通して出会う。新鮮なはずの出会いを、経験という名の過去のファイルと見比べながら品定めしてしまう。過去に生きるとき、時間は急速にしぼんでゆく。

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#246 歩く陸の孤島

「あっ、あれはなんやっ」
 すっとんきょうな声を出したのは、知り合いのあるおじさん。日頃からにぎやかな方なので、こちらも少々のことでは驚かないが、おじさんの視線が上空へ向いていたので、なにごとかと思ってワタシも青空を見上げた。が、ワタシには、ぽつりぽつりと浮かぶ綿雲と、発生からやや時間がたって少し乱れ始めた飛行機雲が見えるだけだった。

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#201 柚子風呂の心

 思い出したように雪がふり始めた。雪に包まれるといよいよ冬ごもりの感がいやます。冬はあたたかいものが楽しみとなる。こたつ、鍋、熱燗、風呂。風呂といえば、この国にはいろんな風呂がある。冬ならば柚子風呂がいちばんだ。

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#200 今さら人に聞けないこと

 正月に書店をぶらついていると『今さら人に聞けない疑問550』という本があった。人に聞けないことをひとりでこそこそ読んで安易に答を得るというのは気に入らないが、そっと読んでみたい気持ちもある。そんな心理につけこんだタイトルの付け方はうまい。が、人前でそんな本を手に取るのはプライドがゆるさないので、その棚からはなれた。

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#198 ばきばきっ 

「ケンコウコツがゆがんでいます」だって。きのう十数年ぶりに整体を受けたときのことだ。すぐ近所にいい整体師さんがおられるので、不調の折りにはお世話になろうと思っていたのだが、とうとうそのときが来たのだ。

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#188 「今」を奏でる

 年が暮れようとしている。こんな頃には、誰もが一年をふり返る。ゆく年をふり返ろうとする。が、その一年は、暦の中にも、手帳の中にも、写真の中にもない。その一年は、ただ記憶の中にだけある。

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#178 現代的屈折の図

 この一ヶ月でこわれたウチの機械たち。
 デジタルミキサー、CDレコーダー、ぱそこん、仕事部屋の照明。
 ひどい話だ。どれも仕事になくてはならないものばかりなのだ。こわれたこの子たちを、だましだましまだ使っている。本格的修理に出すヒマがないのだ。
 11月29日に動かなくなったウチのぱそこんは、おとといようやく復旧したが、寿命が近いと告げられた。

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#170 イメージ商法

 ものを作るのはたいへんだが、売るのもたいへんだ。売れなければ次のものが作れない。食えない。そこで、宣伝というものが必要になる。全日本祈祷師協会でさえ、入会案内のパンフを作っている。

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#142 ゴミの山をかき分けて

 まったくひょんなことでわかったのだが、検索エンジンで「訪問販売 航空写真」で検索すると、ワタシが以前にサイトに書いた記事が上位に出てくる。Google では該当1,080,000件中トップに出てきた。「鵜の目鷹の目」という記事だ。
「訪問販売 航空写真」についてなんらかの役に立つ情報を得ようとして検索してこの記事に行き当たった人は、さぞがっかりするだろう。なんの役にも立たないのだから。この記事は笑い話だが、笑えもしないにちがいない。

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 いそがしい一週間だった。ようやくちょっと一息。この一週間で緑はますます深くなり、天と地はH2 Oをたっぷりと含み、この島は水の楽園となっている。そしてそこには、ある法則が働いていることが見てとれる。ただ、この法則自体は今便の本題ではないのだが。

 切り花を花びんなどに活けると、どうしてもななめになってしまう。ところがしばらく時間がたつと、切り花は茎の途中からぐっと折れ曲がり、真上に向かう。切り花とはいえ生きていることの証しだ。
 地面に生えている植物はもちろん真上をめざして生えている。風にあおられても、風がおさまればまっすぐに上に伸びる。雪にへし曲げられても、雪が解ければ真上に向かう。

「真上」とは「真下」の反対のことだ。で、地球上のすべてのものには等しく真下に引っ張る力が作用している。だから、「真上に向かう力」とは言い換えれば「真下に引っ張る力に逆らう力」のことになる。
 ここから教訓や詩情を感じ取るのは好きずきだが、実は植物たちはただ楽をしようとしているだけなのではないだろうか。

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 ワタシのアマチュア時代の音楽仲間の中には、うれしいことに今も音楽で飯を食っている人が何人もいる。先生だったり技術者だったり演奏家だったり作曲家だったりいろいろだが、個性的な子供時代を送った人が多かったようだ。
 そんなことを思い出す出来事があった。

かつてはどこの小学校にもあった二宮金次郎さんの石像
ninomiya.jpg

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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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