揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#306 雨乞い師たること
雨乞い師の修行を始めてまもなく一年がたつというのに、いまだ見習いの域を脱することができない。今年前半はセンセイ業に打ち込んでいたせいもある。全国的少雨をなんとかすることは、雨乞い師の使命であったはずだ。それなのにワタシは、呪文のひとつを憶えるでなく、オーラを磨くこともせず、ただただ少雨を傍観していた。そんな情けないワタシに、先日、全日本祈祷師協会からの除名の警告の通知が舞い込んだ。
雨乞い師の修行を始めてまもなく一年がたつというのに、いまだ見習いの域を脱することができない。今年前半はセンセイ業に打ち込んでいたせいもある。全国的少雨をなんとかすることは、雨乞い師の使命であったはずだ。それなのにワタシは、呪文のひとつを憶えるでなく、オーラを磨くこともせず、ただただ少雨を傍観していた。そんな情けないワタシに、先日、全日本祈祷師協会からの除名の警告の通知が舞い込んだ。
ワタシはあわててこの一年間の修行状況のレポートを作成し、今後の修行プランとともに、いっそう修行に励んで人類の明るい未来に貢献することを誓った誓約書を提出した。甲斐あってなんとか除名はまぬかれ、雨乞い師研修期間の半年間の延長を許可されたのであった。独学での修行の成果が認められ、特待生として無料で入会を許されたワタシではあったが、指導延長料・税込金五十二万五千円也を徴収されたことは言うまでもない。
この数ヶ月のいわゆる「ゲリラ豪雨」を見るにつけ、自らの非力を情けなく思うばかりだ。かねてから書いているように、雨乞い師の仕事はただ単に雨を降らすだけではない。適切な時期に適切な量の雨を降らせる、つまり天候をコントロールすることが仕事なのだ。
この仕事、日ごとに困難になってきている。それが、地球規模で進んでいる温暖化のせいであることは、祈祷師の世界では常識だ。まっとうな祈祷師の仕事は、全人類のためにある。それなのに、人類が引き起こしている温暖化によってその職務を困難にさせられていることを、祈祷師協会はどう見ているのか。祈祷師は、この愚かな人類などのために、ひきつづき身を粉にして働く必要があるのだろうか。
が、祈祷師は人類だけのために働くのではない。すべてのまっとうな祈祷師は、この世界の生きとし生けるもののために、森羅万象のために働いているのだ。であるから、愚かな人類のために働く必要があるのか、と問われれば「否」と答えることになる。しかし祈祷師は、雨乞い師は、自然のバランスを保つために仕事をするのだ。言い換えれば、自然のバランスを乱す者あらば、真っ向から立ち向かうのだといえる。
であるから、温暖化を押し進めて悔いない目下の多くの心なきヒト科は、祈祷師協会の敵であるということになる。
雨乞い師見習いは、野に咲く白百合と、山で遊ぶ純真な穴男やムジカたちのために修行することを、ここに再確認する。
ゲリラ豪雨は、明らかに人間が引き起こしたものだ。故郷を捨て、都市に群れ、自ら土に臥し食べ物を作ることを軽んじ、生命の源である土をアスファルトで塗り固め(関連記事)、ただひたすらに石油を燃やしつづける日々は、都市というヒト科の進歩の象徴を、地獄の釜の温度にまで煮立ててしまった。恵みの雨を呼ぶ風は、加熱されて勢い余って天に上り、寝ていた雷様の布団をはがし、怒った雷様は豪雨とイカヅチを、思い知れとばかりに地上にたたきつける。
雨の日には街をライフジャケットを着た人々が往き来する図は、そう遠くない未来のことやもしれない。
雨乞い師といえども、雷様には勝てるはずもない。だから、せめてせっかくの恵みの風を災いの雨に転じてしまわないように、あらゆる方法によってヒト科の愚行に立ち向かう。
したがって、雨乞い師の修行とは森羅万象とのコミュニケーション能力を高めることであり、その実践は、心なきヒト科との戦いという様相を呈する。正義の味方、雨乞い師。
・・・心なきヒト科を脱すべく、正義の雨乞い師への果てしなき道のりはつづくのであった。・・・まずは早寝早起きからかしら。
※ 祈祷師協会と雨乞い師についての主な関連エントリ。
#137 二度の偶然はない
#149 うそかまことか
おひまな方は「雨乞い師」でブログ内検索をしてみてください。
この数ヶ月のいわゆる「ゲリラ豪雨」を見るにつけ、自らの非力を情けなく思うばかりだ。かねてから書いているように、雨乞い師の仕事はただ単に雨を降らすだけではない。適切な時期に適切な量の雨を降らせる、つまり天候をコントロールすることが仕事なのだ。
この仕事、日ごとに困難になってきている。それが、地球規模で進んでいる温暖化のせいであることは、祈祷師の世界では常識だ。まっとうな祈祷師の仕事は、全人類のためにある。それなのに、人類が引き起こしている温暖化によってその職務を困難にさせられていることを、祈祷師協会はどう見ているのか。祈祷師は、この愚かな人類などのために、ひきつづき身を粉にして働く必要があるのだろうか。
が、祈祷師は人類だけのために働くのではない。すべてのまっとうな祈祷師は、この世界の生きとし生けるもののために、森羅万象のために働いているのだ。であるから、愚かな人類のために働く必要があるのか、と問われれば「否」と答えることになる。しかし祈祷師は、雨乞い師は、自然のバランスを保つために仕事をするのだ。言い換えれば、自然のバランスを乱す者あらば、真っ向から立ち向かうのだといえる。
であるから、温暖化を押し進めて悔いない目下の多くの心なきヒト科は、祈祷師協会の敵であるということになる。
雨乞い師見習いは、野に咲く白百合と、山で遊ぶ純真な穴男やムジカたちのために修行することを、ここに再確認する。
ゲリラ豪雨は、明らかに人間が引き起こしたものだ。故郷を捨て、都市に群れ、自ら土に臥し食べ物を作ることを軽んじ、生命の源である土をアスファルトで塗り固め(関連記事)、ただひたすらに石油を燃やしつづける日々は、都市というヒト科の進歩の象徴を、地獄の釜の温度にまで煮立ててしまった。恵みの雨を呼ぶ風は、加熱されて勢い余って天に上り、寝ていた雷様の布団をはがし、怒った雷様は豪雨とイカヅチを、思い知れとばかりに地上にたたきつける。
雨の日には街をライフジャケットを着た人々が往き来する図は、そう遠くない未来のことやもしれない。
雨乞い師といえども、雷様には勝てるはずもない。だから、せめてせっかくの恵みの風を災いの雨に転じてしまわないように、あらゆる方法によってヒト科の愚行に立ち向かう。
したがって、雨乞い師の修行とは森羅万象とのコミュニケーション能力を高めることであり、その実践は、心なきヒト科との戦いという様相を呈する。正義の味方、雨乞い師。
・・・心なきヒト科を脱すべく、正義の雨乞い師への果てしなき道のりはつづくのであった。・・・まずは早寝早起きからかしら。
※ 祈祷師協会と雨乞い師についての主な関連エントリ。
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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