揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#302 夢のフェスティバル
毎年開かれる「オカリナフェスティバル in 神戸」は、今年は8月23日と24日となった。われわれは関西風に「オカフェス」ないしちょっとおしゃれに「神戸フェス」と呼んでいる。今年もともえだ「悶下」のオカリナサークル「夢見るガチョウ」から七つのグループが参加している。七つの子と呼ぶほどかわいいかどうかは別にして、健闘を期待していたセンセイ。その模様のリポート。
毎年開かれる「オカリナフェスティバル in 神戸」は、今年は8月23日と24日となった。われわれは関西風に「オカフェス」ないしちょっとおしゃれに「神戸フェス」と呼んでいる。今年もともえだ「悶下」のオカリナサークル「夢見るガチョウ」から七つのグループが参加している。七つの子と呼ぶほどかわいいかどうかは別にして、健闘を期待していたセンセイ。その模様のリポート。
初日のガチョウの一番手はMi。階名をグループ名にしている。Miから始まるから「見れど見れど」、ではない。「味噌汁(ミソシラ)」でもない。
ゆっくり・じっくりがモットーのこのグループ、「白い恋人たち」と「SING」は、もう半年も練習しておられる。カーペンターズのSINGは、とにかくリズムがむずかしかった。が、そこかしこに設けられたシンコペーションの関所を、すべて無事に通過。最後のコーラスは三人が一体になって、見事。どうぞ、ゆっくりとおいしいランチを。
二番手はO屋・P。7名から4名になっちゃったが、究極の一体型サウンドは健在。
「ずいずいずっころばし」は速いテンポのスイング、アカペラ。スピードとスリルを十分に表現できた。怒濤の拍手。
「CANON」はアカペラ4部合奏だが、単調になってしまいやすい。だから、全体像をしっかりと思い描き、気持ちを乗せていく練習を繰り返した。パート間のバランスとからみもむずかしい。それらをうまくまとめ、ひとつひとつの音は生き生きとし、終始聴く者を引きつけつづける演奏になって、それはよかった。「もっこす」パワーか。
三番手はC。さわやかで無駄がなく端正な演奏が売り。いや、ぜんぜん売ろうとしていないところが好感度大。
「童神」は「わたしもこの曲やってみたいわー」との街の声。そう、このCでも、すべてはそこから始まった。
「ミッキーマウス・マーチ」は、楽しくにぎやかなディズニーワールド。ブラスバンドの伴奏に乗って、聴かせどころの掛け合いも決まり、文句なしにノリノリだった。「ミッドレッシドッ」と終わった瞬間、「ほーっ」「うふふふふ」とどよめきが。
四番手のY。Cの近所のグループだが、キャラクターは好対照。乗りやすく沈みやすい。地元で大きな舞台を踏んで付けた自信が、自分たちの演奏の録音を聴いてがれきのように崩れ去ったまま神戸へ。いかに。
「小さなぐみの木」は、シンプルすぎてムズカシイ。「アメイジング・グレイス」は、アカペラ三声部をそれぞれいかに歌わせるかがむずかしい編曲になっているが、ばらけることなく終点に到着。いずれも気持ちと息を合わせることでは右に出る者が少ないこのグループの本領発揮で、震災復興なったか。どうぞ美味いおささを。
この日の最後はL。メンバー再編で気分一新。その新鮮な空気を神戸の舞台に乗せたい。が、ふたりが欠場。が、が、練習の成果を発揮でき、みんな楽しそうに吹いておられた。楽しそうすぎるぞ。
「蘇州夜曲」は、まず4小節ごとの場面転換がポイント。高い音を美しく響かせる練習も重ねたが、ミ の音がすーーっと伸びていった。「The Rose」は、それぞれが交代でソロを担当。パートも次々と入れ替わり、この曲の深く息のなが〜いメロディーに新たな衣装を着せることに成功。窒息死寸前のロングトーンにも耐え、全員無事生還。
二日目の一番手はMa。神戸オカフェス初参加。この二ヶ月、スケジュール調整できずにレッスンなし。「ひさしぶりでござる」「センセイ、なんでこんなところへ来てるの」「君たちが失敗するところを確かめに来たのである」「そうやと思った。けど、きょうはMCなしで残念やわー」オカリナのデュオであり、漫才コンビでもある。
実は、どの曲をするのかもワタシは知らなかった。聴いたことがない曲を演っていた。真剣に吹いていた。あの真剣さがなぜレッスンのときにないのか。それはそうと、持ち時間の内半分をトークに当てたら出場停止になるだらふか。
いよいよ最後のグループはM山.O.E.G.。最近黒一点が抜けられてレディースになったこのグループ、オカリナも全員で一新した。神戸オカフェス歴は長い。今年も持ち前のマイペースで演奏できるか。
「琵琶湖周航の歌」では、船は沈まずに対岸に到着。「見上げてごらん夜の星を」はオカフェスでもっとも多く演奏されてきた曲のひとつだろう。淡々と吹いては会場はあっというまにざわめいてしまう。が、ハモリが入ってくる瞬間に会場の空気が変わった。転調でまた引きしまり、最後のロングトーンも無事着地でめでたし、めでたし。
以上、8月22日記す。夢見るガチョウの夢見たセンセイでした。本番の運命やいかに。
ゆっくり・じっくりがモットーのこのグループ、「白い恋人たち」と「SING」は、もう半年も練習しておられる。カーペンターズのSINGは、とにかくリズムがむずかしかった。が、そこかしこに設けられたシンコペーションの関所を、すべて無事に通過。最後のコーラスは三人が一体になって、見事。どうぞ、ゆっくりとおいしいランチを。
二番手はO屋・P。7名から4名になっちゃったが、究極の一体型サウンドは健在。
「ずいずいずっころばし」は速いテンポのスイング、アカペラ。スピードとスリルを十分に表現できた。怒濤の拍手。
「CANON」はアカペラ4部合奏だが、単調になってしまいやすい。だから、全体像をしっかりと思い描き、気持ちを乗せていく練習を繰り返した。パート間のバランスとからみもむずかしい。それらをうまくまとめ、ひとつひとつの音は生き生きとし、終始聴く者を引きつけつづける演奏になって、それはよかった。「もっこす」パワーか。
三番手はC。さわやかで無駄がなく端正な演奏が売り。いや、ぜんぜん売ろうとしていないところが好感度大。
「童神」は「わたしもこの曲やってみたいわー」との街の声。そう、このCでも、すべてはそこから始まった。
「ミッキーマウス・マーチ」は、楽しくにぎやかなディズニーワールド。ブラスバンドの伴奏に乗って、聴かせどころの掛け合いも決まり、文句なしにノリノリだった。「ミッドレッシドッ」と終わった瞬間、「ほーっ」「うふふふふ」とどよめきが。
四番手のY。Cの近所のグループだが、キャラクターは好対照。乗りやすく沈みやすい。地元で大きな舞台を踏んで付けた自信が、自分たちの演奏の録音を聴いてがれきのように崩れ去ったまま神戸へ。いかに。
「小さなぐみの木」は、シンプルすぎてムズカシイ。「アメイジング・グレイス」は、アカペラ三声部をそれぞれいかに歌わせるかがむずかしい編曲になっているが、ばらけることなく終点に到着。いずれも気持ちと息を合わせることでは右に出る者が少ないこのグループの本領発揮で、震災復興なったか。どうぞ美味いおささを。
この日の最後はL。メンバー再編で気分一新。その新鮮な空気を神戸の舞台に乗せたい。が、ふたりが欠場。が、が、練習の成果を発揮でき、みんな楽しそうに吹いておられた。楽しそうすぎるぞ。
「蘇州夜曲」は、まず4小節ごとの場面転換がポイント。高い音を美しく響かせる練習も重ねたが、ミ の音がすーーっと伸びていった。「The Rose」は、それぞれが交代でソロを担当。パートも次々と入れ替わり、この曲の深く息のなが〜いメロディーに新たな衣装を着せることに成功。窒息死寸前のロングトーンにも耐え、全員無事生還。
二日目の一番手はMa。神戸オカフェス初参加。この二ヶ月、スケジュール調整できずにレッスンなし。「ひさしぶりでござる」「センセイ、なんでこんなところへ来てるの」「君たちが失敗するところを確かめに来たのである」「そうやと思った。けど、きょうはMCなしで残念やわー」オカリナのデュオであり、漫才コンビでもある。
実は、どの曲をするのかもワタシは知らなかった。聴いたことがない曲を演っていた。真剣に吹いていた。あの真剣さがなぜレッスンのときにないのか。それはそうと、持ち時間の内半分をトークに当てたら出場停止になるだらふか。
いよいよ最後のグループはM山.O.E.G.。最近黒一点が抜けられてレディースになったこのグループ、オカリナも全員で一新した。神戸オカフェス歴は長い。今年も持ち前のマイペースで演奏できるか。
「琵琶湖周航の歌」では、船は沈まずに対岸に到着。「見上げてごらん夜の星を」はオカフェスでもっとも多く演奏されてきた曲のひとつだろう。淡々と吹いては会場はあっというまにざわめいてしまう。が、ハモリが入ってくる瞬間に会場の空気が変わった。転調でまた引きしまり、最後のロングトーンも無事着地でめでたし、めでたし。
以上、8月22日記す。夢見るガチョウの夢見たセンセイでした。本番の運命やいかに。
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
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オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
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