揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#297 捨てられた巣とたまごのその後
「はいおく」と聞けば、何を思い起こすだろう。ガソリン代急騰のこのご時世では、やはり「ハイオク」だろうか。ウチの中古車は、5年前によく調べずに買ってしまってから、ハイオク仕様車だとわかってガクゼンっ。で、今はひーひー言っている。そして4年前、京都府下の農山村で家を探して回っていたときは、頭には古民家のことしかなく、ガソリンスタンドで従業員に「ハイオクですねっ」と確認されると「・・・? 否、『廃屋』ではなく、すぐに住める家を探しているのである」と答えていたものだ。
「はいおく」と聞けば、何を思い起こすだろう。ガソリン代急騰のこのご時世では、やはり「ハイオク」だろうか。ウチの中古車は、5年前によく調べずに買ってしまってから、ハイオク仕様車だとわかってガクゼンっ。で、今はひーひー言っている。そして4年前、京都府下の農山村で家を探して回っていたときは、頭には古民家のことしかなく、ガソリンスタンドで従業員に「ハイオクですねっ」と確認されると「・・・? 否、『廃屋』ではなく、すぐに住める家を探しているのである」と答えていたものだ。
さて、5月初めに掲載した #247、#248、#249 で書いた、親鳥に放棄された巣とたまごがその後どうなったかというリポートを、なかなか書けずにいた。親鳥のなんらかの事情で巣ごと捨てられた5個のたまごは、その後長い間そのままの形をとどめて、草むらの陰で静かに時を過ごしていた。半月ほどたったころには、たまごにはうっすらピンク色がかかってきていた。
その後はワタシも巣をのぞかなくなってしまっていた。そのうち巣の周囲の草は初夏の陽気に助けられてどんどん伸び、すっかり巣を覆い隠してしまったのだった。
6月の半ばころだっただろうか、久しぶりに巣のことが気になって、伸びた草をそっとかき分けてみた。すると、集めた草で見事に編まれた巣は、完全にと言っていいほど元の姿をとどめていた。さわると、少し湿ってしんなりしている。で、おそるおそる中をのぞいてみた。
と、そこに白いたまごの姿はなかった。5個のたまごが寄り添っていたあとには、土手の上から落ちてきたらしい小指の先ほどの小さな石ころがひとつ転がっていただけだった。
やはり、たまごは何者かに食べられてしまったように思える。よく探してみたが殻のかけらも見つからないことから想像するに、ヘビに丸飲みされたのではないか。
生まれてから半月以上はたっていたたまごを飲んだヘビが、食中毒にならなかったことを祈った。
まったく、いろいろと心配がつきない。
それにしても、巣がまったく元のままの姿であったことに、ある種の感動さえ覚えた。が、茅葺きの屋根は作った職人の腕さえ良ければ、70〜80年はもつという。枯れ草で作られた巣が数ヶ月間原型をとどめていたからといって、さほどおどろくこともないのやもしれない。
かわいそうな鳥の巣は、即入居可能な「古民家」となって、今も草むらの陰にひっそりとたたずんでいる。それを知らない鳥たちは、便利なところにせっせと新しい巣を作るのだろうか。それとも、古民家を探して回る鳥もいるのだろうか。
その後はワタシも巣をのぞかなくなってしまっていた。そのうち巣の周囲の草は初夏の陽気に助けられてどんどん伸び、すっかり巣を覆い隠してしまったのだった。
6月の半ばころだっただろうか、久しぶりに巣のことが気になって、伸びた草をそっとかき分けてみた。すると、集めた草で見事に編まれた巣は、完全にと言っていいほど元の姿をとどめていた。さわると、少し湿ってしんなりしている。で、おそるおそる中をのぞいてみた。
と、そこに白いたまごの姿はなかった。5個のたまごが寄り添っていたあとには、土手の上から落ちてきたらしい小指の先ほどの小さな石ころがひとつ転がっていただけだった。
やはり、たまごは何者かに食べられてしまったように思える。よく探してみたが殻のかけらも見つからないことから想像するに、ヘビに丸飲みされたのではないか。
生まれてから半月以上はたっていたたまごを飲んだヘビが、食中毒にならなかったことを祈った。
まったく、いろいろと心配がつきない。
それにしても、巣がまったく元のままの姿であったことに、ある種の感動さえ覚えた。が、茅葺きの屋根は作った職人の腕さえ良ければ、70〜80年はもつという。枯れ草で作られた巣が数ヶ月間原型をとどめていたからといって、さほどおどろくこともないのやもしれない。
かわいそうな鳥の巣は、即入居可能な「古民家」となって、今も草むらの陰にひっそりとたたずんでいる。それを知らない鳥たちは、便利なところにせっせと新しい巣を作るのだろうか。それとも、古民家を探して回る鳥もいるのだろうか。
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管理人について
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巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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