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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#189 浄められない煩悩は

 除夜の鐘は、人間が持っている百八つの煩悩を浄めるために百八回つかれるという。が、ワタシの煩悩はもっとたくさんあるので、どうしてもいくつかは浄められないまま年を越してしまう。年を越した煩悩は、新年早々に猛威をふるうこととなる。

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#188 「今」を奏でる

 年が暮れようとしている。こんな頃には、誰もが一年をふり返る。ゆく年をふり返ろうとする。が、その一年は、暦の中にも、手帳の中にも、写真の中にもない。その一年は、ただ記憶の中にだけある。

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#187 冬のホタル

 暗闇を歩いていて明りが見えるとほっとする。自然に足が明りの方へ向く。生き物にはホタルのように光で異性を呼んだり、深海魚のように獲物となる他の生き物を光で誘き寄せたりするものが多い。明りと生き物の本能とは密接な関係があるようだ。

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#186 晴れ男の危機

 ステージに立ったそのとき、雨足が強くなってきた。が、気にせず、本日のオープニングに選んだ「Jupiter」をソプラノC管でアカペラで吹いた。曲が終わったとき、客席に向かって豪語した。
「心配は無用じゃ。余は晴れ男ゆえ、この雨は必ず上がるであろうぞ」

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#185 マシュマロボーイ

 学校に「適応」できない子供のための学校、というものがある。そんな学校のクリスマス会に呼ばれてオカリナを演奏した。
 全校生徒は50人ほどで、小学生から中学生くらいの年齢の子が混在している。女子が3分の1ほど。全寮制で、子供たちは学校が決めたスケジュールにしたがって生活していると聞いていた。だから、ずいぶんきゅうくつそうな顔をした子供たちが多いのかなと思っていた。

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#184  龍 の 髭

 子供の遊びでは、たいてい最年長者がルールを決める。が、その場の誰にもルールが了解されず、その子が空回りしてしまうこともある。
「合図でみんな逃げて、10秒たったら追いかけていいことにするからねっ。せーのー、ドンッ」
 で、この子だけがてててーっと逃げて、ほかのみんなはその場でうろうろしていたりする。

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#183 料理人としての演奏者

 自分に制約を課することで結果が良くなることは、生活のさまざまな場面で体験する。やりたい放題やってしまうと、そのときは心地よくても、あとになれば、ずいぶんひとりよがりであったことがわかったり、押し付けがましい印象を受けることが多い。

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#182 シカ多難

 あれはいつのことだったか、雪がどっさり積もった夜の国道を我が家に向かっていたとき、右前方の竹やぶの中から4匹の雌鹿が飛び出し、こちらへ向かって来た。雌鹿たちは何かにおびえているようで、脇目もふらずに一列縦隊でこちらへ突進してくる。

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#181 キツネ受難

 あれはいつのことだったか、夜の山道で交通事故に遭って動けなくなっているキツネを、車でウチに連れて帰ったことがあった。
 キツネは白色灯が照らす明るい道の真ん中で、白目をむいてケイレンしていた。ワタシがのぞきこむと気がつき、顔を上げた。少しずつ顔を近づけると、キツネは鼻先をワタシの鼻先まで近づけて来た。

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#180 タヌキ受難

 夜に車でオカリナのレッスンに向かう途中、小さな峠道にさしかかったところのまっくらな道の真ん中に、一匹の丸々と太ったタヌキが横たわっていた。どうやら車にはねられたようだ。田舎道ではしょっちゅう出くわす光景だ。車でそろそろと近付くと、まだ生きていてこちらを見た。せめて道路脇にどけてやろうと思って車から降りた。

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#179 笑う門にはオカリナ吹く人々

 12月8日、60人のオカリナで「第九」を吹いた。オカリナ倶楽部“夢見るガチョウ”の年に一度の公開合同発表会「山の音楽会」のフィナーレでのことだ。たいした練習もしてなかったが、そこは「みんなで吹けばこわくない」の精神で、迫力ある分厚い音色を楽しんだ。
 この発表会、毎回劇画と漫画が共存しているのがとてもよい。

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#178 現代的屈折の図

 この一ヶ月でこわれたウチの機械たち。
 デジタルミキサー、CDレコーダー、ぱそこん、仕事部屋の照明。
 ひどい話だ。どれも仕事になくてはならないものばかりなのだ。こわれたこの子たちを、だましだましまだ使っている。本格的修理に出すヒマがないのだ。
 11月29日に動かなくなったウチのぱそこんは、おとといようやく復旧したが、寿命が近いと告げられた。

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#177 「くり返し」はくり返さない

 人の世はくり返しで成り立っている。生きることとは、数え切れないほどのくり返しの中で、わずかの物事を創造することだと言ってもいい。そんな中で、創造された音楽をどう扱うかについて考えた。

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#176 逃げるな

 なぜ、鳥が逃げるんだろう。近付いても鳥が逃げないばかりか、寄ってくる人もいるというのに。ワタシの姿に気がつくと、すべての野鳥は飛び立つ。もっと仲良くしたい。遠くから望遠鏡でのぞいてばかりでは、なんだか鳥のプライバシーを侵害しているようで申し訳ない。

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#175 鴨に笑われたガチョウ

 すぐそこに、コバルトブルーのカワセミがいる。ワタシの目の前で、何十分もひなたぼっこしたり狩りをしたりしている。ありえないことだが、きょうはありえた。きょうは、桂坂野鳥遊園でアリエッタのオカリナコンサートだったから、ありえたのだった。

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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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