揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#381 ピーナッツの味
ソウルフードという言葉がある。魂に刻まれた食べ物、遺伝子に刻印された味とでも訳そうか。これは主に、個人単位ではなく、民族単位、国家単位の傾向として捉えられるようだ。日本人だったら味噌汁とか漬け物とか、もちろんご飯も。それがあればなんにもいらない食べ物であるとも言えるやもしれない。で、話はいずれなつかしい音楽に及ぶのだが。
ソウルフードという言葉がある。魂に刻まれた食べ物、遺伝子に刻印された味とでも訳そうか。これは主に、個人単位ではなく、民族単位、国家単位の傾向として捉えられるようだ。日本人だったら味噌汁とか漬け物とか、もちろんご飯も。それがあればなんにもいらない食べ物であるとも言えるやもしれない。で、話はいずれなつかしい音楽に及ぶのだが。
長いつきあいの友人であり仕事仲間であるアメリカ人のL氏は「ピーナッツバターガアレバナンニモイラナイネ」と言っていた。ピーナッツバターは多くのアメリカ人の大好物だという話はよく耳にする。よって、ピーナッツバターはアメリカ人のソウルフードのひとつと認定する。
ソウルミュージックと言えば16ビートの効いたブラック・アメリカン・ミュージックの一形態ということになっている。で、この言葉を、ソウルフード的意味合いに用いてみることもできる。
日本人のソウルミュージックと言えば、演歌や民謡がまず頭に浮かぶ人が多いだろう。が、実際に日常の中でふと口ずさんでしまうメロディーが演歌や民謡であるとは限らない。むしろ、若いときに親しんだり熱狂した歌謡曲や外タレの曲であったりする。この場合、そうした曲がその人にとってのソウルミュージックなのやもしれない。
さて、アメリカ人がピーナッツと聞けばピーナッツバターを連想するのだろうが、日本では多くの人がザ・ピーナッツを思い出す。先日、生徒さんの希望でザ・ピーナッツの曲を二曲オカリナ合奏用に編曲した。その際、手元に楽譜がなかったので、Utube でピーナッツの映像&音源をゲットし、それを元にアレンジを進めた。曲は恋のバカンスと恋のフーガ。生徒さんからタイトルだけ聞いてもどんな歌だったのか思い出せなかったが、ピーナッツの歌を聴くと記憶の倉庫からたちどころにすらすらとメロディーが流れ出し、二曲ともほとんど細部まで憶えていて我ながら驚いた。別にピーナッツのファンだったわけではないのにだ。
このような歌は多くあるように思えてきた。ザ・ピーナツのこの二曲は1960年代の歌だが、ワタシはその当時の歌を異様によく憶えている。演歌や民謡にももちろん慣れ親しんできたわけだが、それらはずいぶん後になってから聴き知ったものだと思う。Utube でのザ・ピーナツ体験は、幼い頃にテレビから流れてきていた歌の数々が、ごく自然に体内深くに根付いていたことを思い知らされた。
それらの歌は、ソウルフードの定義のようにそれさえあれば何もいらないというものではないので、即自分にとってのソウルミュージックだと言い切れるとは思わない。が、日本人だからソウルミュージックとは演歌・民謡であるとは、さらに思えない。
長い間、ワタシにとってのソウルミュージックとは、中高生頃の多感な時期に熱狂したビートルズやロック、あるいは子どもの頃に学んだクラシックだと思っていた。たしかにロックのリズムとクラシックの旋律は体内深くに、ときどき邪魔になるほどしっかりと根付いている。が、そのルーツは、意外にザ・ピーナツあたりにあったのやもしれないと思うきょうこの頃だったとさ。
ソウルミュージックと言えば16ビートの効いたブラック・アメリカン・ミュージックの一形態ということになっている。で、この言葉を、ソウルフード的意味合いに用いてみることもできる。
日本人のソウルミュージックと言えば、演歌や民謡がまず頭に浮かぶ人が多いだろう。が、実際に日常の中でふと口ずさんでしまうメロディーが演歌や民謡であるとは限らない。むしろ、若いときに親しんだり熱狂した歌謡曲や外タレの曲であったりする。この場合、そうした曲がその人にとってのソウルミュージックなのやもしれない。
さて、アメリカ人がピーナッツと聞けばピーナッツバターを連想するのだろうが、日本では多くの人がザ・ピーナッツを思い出す。先日、生徒さんの希望でザ・ピーナッツの曲を二曲オカリナ合奏用に編曲した。その際、手元に楽譜がなかったので、Utube でピーナッツの映像&音源をゲットし、それを元にアレンジを進めた。曲は恋のバカンスと恋のフーガ。生徒さんからタイトルだけ聞いてもどんな歌だったのか思い出せなかったが、ピーナッツの歌を聴くと記憶の倉庫からたちどころにすらすらとメロディーが流れ出し、二曲ともほとんど細部まで憶えていて我ながら驚いた。別にピーナッツのファンだったわけではないのにだ。
このような歌は多くあるように思えてきた。ザ・ピーナツのこの二曲は1960年代の歌だが、ワタシはその当時の歌を異様によく憶えている。演歌や民謡にももちろん慣れ親しんできたわけだが、それらはずいぶん後になってから聴き知ったものだと思う。Utube でのザ・ピーナツ体験は、幼い頃にテレビから流れてきていた歌の数々が、ごく自然に体内深くに根付いていたことを思い知らされた。
それらの歌は、ソウルフードの定義のようにそれさえあれば何もいらないというものではないので、即自分にとってのソウルミュージックだと言い切れるとは思わない。が、日本人だからソウルミュージックとは演歌・民謡であるとは、さらに思えない。
長い間、ワタシにとってのソウルミュージックとは、中高生頃の多感な時期に熱狂したビートルズやロック、あるいは子どもの頃に学んだクラシックだと思っていた。たしかにロックのリズムとクラシックの旋律は体内深くに、ときどき邪魔になるほどしっかりと根付いている。が、そのルーツは、意外にザ・ピーナツあたりにあったのやもしれないと思うきょうこの頃だったとさ。
おしまい。
09.01.29 記
09.01.29 記
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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