忍者ブログ
揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
2017-061 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 prev 05 next 07
329  328  327  326  325  324  323  322  321  320  319 
#380 オカリナ道

 前便で、自分たちの結婚式でのオカリナ合奏を目指す若いカップルのレッスンの模様を書いた。黄門さまこと新婦さんことK子さんはピアノを習った経験があるが、助さん(角さんと二役)こと新郎さんことKちゃんは学校時代のリコーダー以来まったく楽器演奏の経験がない。楽譜も読めない。それなのに、オカリナのレッスンから多くを学んでいる。

 Kちゃんは(K子さんがちゃん付けで呼ぶのだ。いいなー)ワタシの次のようなアドバイスに、鋭く反応した。
「うまくできないところは、できるだけ楽譜の先を読みながら、完全に読み取れて確実に吹ける速さで練習するべし。しかと吹けないうちに曲の指定のテンポで練習をつづけても、何度やってもムダなり」
 Kちゃんはこう言った。
「そうですね。日常生活でも、ついついそうなってしまいます」

 この短いやり取りに、ワタシが生徒さんたちにもっとも伝えたいことのひとつが込められている。
 それは、楽器の練習と日常生活とをリンクさせることの素晴らしさだ。

 楽器の演奏というものの素晴らしさのひとつに、肉体・知性・感情という、人間に備わっている要素のすべてを動員することがある。だから楽器演奏の練習にも、当然それらをフル回転させる。身体を動かし、考え、感じつづけることが練習だと言える。それゆえに、そこには日常生活の様々な場面で必要となる能力が凝縮されて発揮される。それゆえに、練習を通してそれらを磨くことは、日常生活の質を高めることにもつながるはずなのだ。

 包丁を持って、能力以上の速さでキャベツの千切りをしようとすれば、必ずケガをする。誤った包丁の持ち方もケガにつながる。車の運転しかり、部屋の掃除にしてもまたしかり。もちろん、事務的な仕事や交渉ごとだって、すべてがそうだ。要は、現実を直視せずに自分の思惑だけで事を進めようとすることが、失敗につながるのだ。

 Kちゃんは、ワタシのオカリナの練習の進め方についてのたったひとつのアドバイスからこのことをつかみ、体内深くに納めた。きっと逆に、日常生活でつかんだことをオカリナの上達に生かすこともできるにちがいない。
 そんな風に、オカリナの練習と日常生活がうまくリンクすれば、練習の楽しみは何倍にも増す。楽器の経験がなくても、楽譜がうまく読めなくても楽しめる。そのようなあり方は、もはや「オカリナ道」と呼んでもいいのやもしれない。

 おしまい。 
09.01.24 記 

拍手[1回]

PR
NAME
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS
TRACKBACK URL 
おしらせ
ライブ情報はホームページをご覧下さい。2017年5月14日に更新されました。
お問合せもホームページからしていただけます。
太 陽 暦
05 2017/06 07
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
New Comments
※ 非公開を希望される方はその旨お書きください。
[05/31 Kitty]
[04/17 Kitty]
[03/13 巴だ]
[12/08 栗美]
[12/06 巴だ]
[04/23 Kitty]
[04/07 Kitty]
twitter
ブログ内検索
New Track Back
ようこそ
バーコード
"巴だ リョウヘイ" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP@SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]