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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
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#389 α

 前便は、ワタシの忘れっぽさやうかつさについて真面目くさった調子で書きつづられていて、それが実はただの言い訳であったばかりか、さも自分が天に選ばれた人間であるがゆえにそのようなミスが起きるかのように締めくくられているのを読んで、みなさんさぞあきれられたことだろう。が、なかなかおもしろいテーマではあったので、今便では性別による思考回路のちがいについてやや真面目に掘り下げてみたい。

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 創作回路と事務回路という言葉から、右脳と左脳という言葉を思い出した人は多いやもしれない。で、脳の働き方にはほかにも区分の仕方がある。それは、脳波がα(アルファ)波であるときときとβ(ベータ)波であるときの違いだ。おおざっぱに言えば、α波は脳がリラックスして創造的思考をしているときに出る脳波で、β波は脳が緊張状態にあって現実的な事柄にこまめに対応しているときの脳波だそうだ。

 さて、日常的な会話をしているときの脳波の性別による違いについての研究結果がある。それによれば、女性が話しているときにはα波が出ていて、男性はβ波が出ていることが多いそうだ。

 女性の話は、あるときぽんと、なんの脈絡もないあさっての方向へ飛んでしまう。いきなり相手が知らない人について話が始まったりもする。また代名詞を使うときは、それに先だってその代名詞が指し示す物や人の名前が登場するはずだが、それがないままいきなり「そうしたら、それがね」などと使われたりする。そして、話の筋道・順序などにはなんの価値も与えられていない。加えて「だから」「でも」などの接続詞が本来の意味で使われないことがあるのでよけいに話の流れが見えない。

 このような話し方をする人は思考回路が故障しているにちがいないと考えるのが、正常で健全な頭脳の持ち主だとされている。ところが、女性同士の会話の場合は、なぜか会話が通じ合っていて、はたで聞いている男衆はその不思議ぶりに首をかしげてしまう。

 で、そのような話し方・会話をしているときの女性の脳内では、創造的脳波であるα波が出ているそうなのだ。が、このような会話が創造的であるとはとても思えない。ただ一人でくつろいでいるだけだろうと、少なくとも男衆から見ればそう見える。が、そのような会話が、女性同士だと通じ合ってしまうことをどう説明すればいいのか。それは男衆から見れば、ほとんどテレパシーの世界だ。

 だから、女性と男性との会話は噛み合わない。男性は、会話とは相手に客観的状況や自分の考えがきちんと伝わるように理路整然と話すものだと信じて実行している。が、相手はテレパシーの神がかり人間だ。男衆が語る選び抜かれた言葉の数々は、巫女さんたちにとってはかえってありがたきお話を俗世間へとおとしめる余計なものでしかないようだ。だから、男衆がくわしく話せば話すほど、むずかしい、屁理屈だとのそしりを受ける羽目になる。

 これはまるで、創造回路と事務回路が一人の人間の中で両立しにくい状況とそっくりではないか。

 偉大な発明・発見・創作をした人には、圧倒的に男性が多い。だからα波は男性の専売特許かと思いきや、脳波の研究はその逆の結果を示した。女性は日常生活の中でごく当たり前にα波を出せる天才であり、テレパシーによってコミュニケートできる超人であるという事実が白日の下にさらされたのだ。

 そういえば、巫女やイタコはいても「巫男」や「イタオトコ」はいない。男のイタコと言えば、せいぜい橋幸夫くらいのものだ。
 男衆は忘れてはならない。この世を裏で支配しているのは、α波をその活動原理の根源とする女性なのだということを。

 おしまい。 
09.02.12 記  バレンタインデーに寄せて 
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巴だ リョウヘイ
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所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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