忍者ブログ
揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
2024-041 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 prev 03 next 05
459  458  457  456  455  454  453  452  450  449  448 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

#509 植物として

 台風一過。当地はそれたものの、それは全日本祈祷師協会関西支部の力による結果ではない。雨乞い師たる者、災害を他の地域へ押し付けるようなことがあってはならず、日本全国を救うべく、日頃から精進している。が、このたびのこの結果。協会員一同、力及ばず痛恨の極みだ。収穫期の田んぼの被害は相当なものになるだろう。ウチはと言えば、ちょっとした苦労があっただけで済んだ。

拍手[0回]


 7日、台風18号の上陸が避けられないとの見通しが立った。マイ田んぼの初収穫の稲を架け、ウチの畑に立つ稲木。倒壊の危機にさらされることとなった。が、どこかで雨乞い師としての自分の力を過信していたワタシは、この期に及んでもまだ台風がそれることを信じて、風雨が本格的に強まるまでそのままにしていた。で、夜半になって、暗闇に降りしきる雨風の中で稲を取り入れる羽目に。むむっ、なんのこれしきっ。
 ようやく青空が見えたきのうの夕方、もう一度稲木干しを楽しませていただくこととなった。稲たちは早くも乾き始めて、少しカサカサした感触になっていた。

 きょうは木津川という所へ演奏の打合せに行った。途中通った高槻の山手の田園地帯では、都市近郊だというのに意外や今でも結構な数の農家が稲木干しをしているのを見かけた。コンバインを入れるほどではない小さな田んぼが多かったから、多くの作業を手作業で行なっているのやもしれない。親近感を感じるぞ。山あいの農家の中には、道路のガードレールに稲を架けている所もあって笑わせていただいた。

 稲は、天日で干している間は少々雨で濡れても問題がない。が、倒れて水たまりに穂が浸かったりすると、籾はすぐに水を吸って、うまく乾かなくなってしまう。不思議だ。
 稲刈りをしたとき、何本かの倒伏した稲の穂から、早くも芽と根が出ていたのを見て驚いた。ご飯というものは、まぎれもなく植物の種を食べているのだと実感する。

 日一日、稲木に架けられた稲という植物の葉と茎は枯れ、種は熟してゆく。そうして、茎葉と種が分けられたときから、稲はワラと籾と呼ばれ、また一歩食卓に近づく。稲がお米になるまで、もう少しの道のりだとさ。

 おしまい。 
09.10.09 記 
あとはもち米を残すのみ。
刈り後
PR
NAME
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS
TRACKBACK URL 
おしらせ
お問合せはホームページの "FAQ & Form" からしていただけます。
太 陽 暦
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
New Comments
※ 非公開を希望される方はその旨お書きください。
[09/10 水戸ふぢ]
[09/05 森下知子]
[07/17 Kitty]
[05/31 Kitty]
[04/17 Kitty]
[03/13 巴だ]
[12/08 栗美]
twitter
ブログ内検索
New Track Back
ようこそ
バーコード
"巴だ リョウヘイ" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP@SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]