揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#503(増刊号) 反 響
ガチョコンでは、センセイことワタシも演奏する。いつもはピアノのよく知ったご婦人とのデュオだけなのだが、このたびはガチョウさんのグループの助っ人及び、セッションの曲もあった。一度は中止になったことに始まり、司会進行を勤めたこともあり、ワタシにとってはいつもとは違った刺激がずいぶん多いガチョコンとなった。にしても、なかなか演奏しやすいホールだったな。
ガチョコンでは、センセイことワタシも演奏する。いつもはピアノのよく知ったご婦人とのデュオだけなのだが、このたびはガチョウさんのグループの助っ人及び、セッションの曲もあった。一度は中止になったことに始まり、司会進行を勤めたこともあり、ワタシにとってはいつもとは違った刺激がずいぶん多いガチョコンとなった。にしても、なかなか演奏しやすいホールだったな。
反響板というものの威力はすごい。音に新たな命が宿る。自分とオカリナとの対話が深まる。知らず知らず響きに触発されて、伸びやかな音色が引き出される。反響板の主目的は、舞台の音をより効果的に客席へ届けることだ。が、響きが演奏者に与える影響もまた重要なファクターだ。
出番2の吾亦紅(われもこう)のTさんは、諸事情によりソロ演奏となってしまった。で、急きょワタシに助っ人依頼。一曲はきむらオカリナAC管でのソロでがんばり、ワタシとの合奏曲は「ロンドンデリーの歌」で、なつかしいティアーモのオカリナでのデュエットとなった。このオカリナはパワーがないが、反響板に助けられ、二人の演奏を余す所なく客席に届けることができたように思う。
グループ別演奏のトリを勤めたオカリナ屋ぽぽらーれとは、パッフェルベルの「カノン」をセッションした。かねてからワタシは、いつか生徒さんたちとのセッションができればと考え、そろそろ来年あたりかなと踏んでいた。が、ある出来事をきっかけに、このたび実現した。
昨年だっけか、ワタシはぽぽらーれの求めに応じて「カノン」をアカペラ四重奏に編曲した。その楽譜を、この春思いがけずあるイベントでオカリナ奏者の茨木智博さんと合奏することになったぽぽらーれ。その模様の報告を聴き、また主旋律奏者だったH姐さんの「あたしはこの曲はセンセイとやりたいと思った」の泣かせる一言を受け、このたびのガチョコンにてぽぽらーれと「カノン」を演ってみる決心をしたのだ。主旋律をH姐さんとワタシが交互に吹いた。
さて、いつもの畳の練習室での初音合わせは五月の夜だった。ワタシは気体に、ちがった、期待に胸をふくらませて臨んだ。Yッシーの頬がいつもにも増して紅潮している。
果たして、なんだこの快感はっ。こいつら、いつもこんなに楽しいことをやっていたのかっ。
ワタシは「カノン」のリハーサルをこの夜だけしか行なわないことにした。それ以上合わせるとセッションの新鮮味が失せてしまうからだ。再開催本番までそのまま一切リハはなし。舞台での新鮮な響き合いを楽しもうと思った。
さて、「カノン」を飛び入り・サプライズ曲として舞台に乗せた当日。ほらみろ、やっぱり本番がいちばん良かったじゃないか。反響板に包まれ新たな命を得た「カノン」は、溶け合い、伸び上がり、飛び交い、広がりゆき、どの音が誰の音なのか、もはやどうでも良くなったほどの一体感あるサウンドが生まれた。たくさんの人に聴いていただけてみんな幸せだった。
ぽぽらーれの次は、ワタシのオカリナとよく知ったご婦人のピアノのデュオだ。反響板は、それぞれの曲の色合いを描き分けるのに十分な響きを与えてくれた。「燕になりたい」ではピアノが抜けるように青い空を、オカリナが旋回する燕を存分に描くことができた。
フィナーレのグランドハーモニーは、音の渦、音の鳴門海峡。あっという間に客席のお客さんを巻き込み、飲み込んでいった。
客席からいただいた拍手も舞台でよく反響して、背後霊からも拍手をいただいているようだった。
一方、コンサートの余韻は、人の心という見えない反響板に反射して増幅され、いまだにあちこちで反響をつづけているようだとさ。
増刊号を含め四便に渡ったガチョコンリポート、ご精読ありがとうございました。
出番2の吾亦紅(われもこう)のTさんは、諸事情によりソロ演奏となってしまった。で、急きょワタシに助っ人依頼。一曲はきむらオカリナAC管でのソロでがんばり、ワタシとの合奏曲は「ロンドンデリーの歌」で、なつかしいティアーモのオカリナでのデュエットとなった。このオカリナはパワーがないが、反響板に助けられ、二人の演奏を余す所なく客席に届けることができたように思う。
グループ別演奏のトリを勤めたオカリナ屋ぽぽらーれとは、パッフェルベルの「カノン」をセッションした。かねてからワタシは、いつか生徒さんたちとのセッションができればと考え、そろそろ来年あたりかなと踏んでいた。が、ある出来事をきっかけに、このたび実現した。
昨年だっけか、ワタシはぽぽらーれの求めに応じて「カノン」をアカペラ四重奏に編曲した。その楽譜を、この春思いがけずあるイベントでオカリナ奏者の茨木智博さんと合奏することになったぽぽらーれ。その模様の報告を聴き、また主旋律奏者だったH姐さんの「あたしはこの曲はセンセイとやりたいと思った」の泣かせる一言を受け、このたびのガチョコンにてぽぽらーれと「カノン」を演ってみる決心をしたのだ。主旋律をH姐さんとワタシが交互に吹いた。
さて、いつもの畳の練習室での初音合わせは五月の夜だった。ワタシは気体に、ちがった、期待に胸をふくらませて臨んだ。Yッシーの頬がいつもにも増して紅潮している。
果たして、なんだこの快感はっ。こいつら、いつもこんなに楽しいことをやっていたのかっ。
ワタシは「カノン」のリハーサルをこの夜だけしか行なわないことにした。それ以上合わせるとセッションの新鮮味が失せてしまうからだ。再開催本番までそのまま一切リハはなし。舞台での新鮮な響き合いを楽しもうと思った。
さて、「カノン」を飛び入り・サプライズ曲として舞台に乗せた当日。ほらみろ、やっぱり本番がいちばん良かったじゃないか。反響板に包まれ新たな命を得た「カノン」は、溶け合い、伸び上がり、飛び交い、広がりゆき、どの音が誰の音なのか、もはやどうでも良くなったほどの一体感あるサウンドが生まれた。たくさんの人に聴いていただけてみんな幸せだった。
ぽぽらーれの次は、ワタシのオカリナとよく知ったご婦人のピアノのデュオだ。反響板は、それぞれの曲の色合いを描き分けるのに十分な響きを与えてくれた。「燕になりたい」ではピアノが抜けるように青い空を、オカリナが旋回する燕を存分に描くことができた。
フィナーレのグランドハーモニーは、音の渦、音の鳴門海峡。あっという間に客席のお客さんを巻き込み、飲み込んでいった。
客席からいただいた拍手も舞台でよく反響して、背後霊からも拍手をいただいているようだった。
一方、コンサートの余韻は、人の心という見えない反響板に反射して増幅され、いまだにあちこちで反響をつづけているようだとさ。
増刊号を含め四便に渡ったガチョコンリポート、ご精読ありがとうございました。
無題
「燕になりたい」を聞いて
ブログにもありますが、燕の旋回と青い空が、控室のモニターを通じた音からも世界が創り出されていました
そしてその曲が終わってから控室にハンカチを取りに戻ってきたkちゃんでした
なんだかこの選曲はkちゃんへのプレゼントでもあったような・・・
ブログにもありますが、燕の旋回と青い空が、控室のモニターを通じた音からも世界が創り出されていました
そしてその曲が終わってから控室にハンカチを取りに戻ってきたkちゃんでした
なんだかこの選曲はkちゃんへのプレゼントでもあったような・・・
Re:無題
りnさま
二年前の「燕になりたい」はKちゃんとRnさんとのデュオでしたね。
ガチョコン4が再開催になって、この曲は少し季節外れになったので、他の曲と差し替えようかとも思ったのですが、どうしてもやりたかったのでやりました。
今いちばん気持ちを込められそうな曲のひとつだったからです。
KちゃんとRnさんの心に届いて嬉しいです。
二年前の「燕になりたい」はKちゃんとRnさんとのデュオでしたね。
ガチョコン4が再開催になって、この曲は少し季節外れになったので、他の曲と差し替えようかとも思ったのですが、どうしてもやりたかったのでやりました。
今いちばん気持ちを込められそうな曲のひとつだったからです。
KちゃんとRnさんの心に届いて嬉しいです。
巴だ
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
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