揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。			
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
		
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
						#468 幸せの赤い鳥、再び
残っていた雨雲のために明けるのが遅くなったきのうの朝、不思議な声に起こされた。いや、起こされたのか目覚めたときにたまたま鳴いていたのか、そいつはわからない。とにかく、まどろみの中で聴いたその声の主は、まごうこと無き神秘の鳥アカショウビンだった。7月20日午前5時55分、ついに居ながらにしてアカショウビンの声の録音に成功したぞっ。
					
															残っていた雨雲のために明けるのが遅くなったきのうの朝、不思議な声に起こされた。いや、起こされたのか目覚めたときにたまたま鳴いていたのか、そいつはわからない。とにかく、まどろみの中で聴いたその声の主は、まごうこと無き神秘の鳥アカショウビンだった。7月20日午前5時55分、ついに居ながらにしてアカショウビンの声の録音に成功したぞっ。
						 ワタシはすっと起き出して、寝間着のまま仕事部屋へと向かった。アカショウビンの声は少し遠い。4、50m離れた杉林の中にいるようだ。仕事部屋でミキサーを稼働し、窓を開け、マイクをセットし、録音をスタートした。
↓
 
虫の声やウグイスなどの他の鳥の声の間に聴こえてくるアカショウビンの歌声。もっと大きく録れればよかったのだけど。ウチにやってきたのは6月5日以来だ、と思う。
アカショウビンは「雨乞い鳥」とも言われ、この鳥が鳴くと雨が降ると言う。が、この朝は久しぶりの大雨が上がった後だった。空間の裂け目からのぞく異次元から降ってくるようなその声は、落ちて来て貯められて流れては舞い上がり再び落ちてくる、水の永遠の循環を讃えているようだ。
アカショウビンが鳴くとき、時は止まり、永遠だけがそこにある。濡れたままで朝を迎えた草木や鳥や虫たちが、はるかな昔からここで変わらぬ生を送りつづけていたことを、アカショウビンは一声で伝えてしまう。
いや、永遠はいつだってここにある。われわれが勝手にそこから離れていってるだけなのだ。アカショウビンは、人を永遠へと連れ戻す神の使いなのやもしれない。
人間はなぜか永遠を手放し「時」という観念にすがって自らの限界の中で生きようとする。些細なことを成しとげてはちっぽけな生を実感しようとする。そんなことを繰り返しているうちに、生の価値を見誤ってしまう。自分の生をすべての生の流れから切り離して見てしまう。自分の生がいちばん価値がある、またはないと思い込んでしまう。
ひとつの命が新たな命を育む自然界。それらは果てしなく続くひとつの流れであるがゆえに、時というものを持たない。また、そこには個が成しとげるべきことは何ひとつ無い。それゆえに、どんな限界もない。
・・・と、アカショウビンは言っているように思える。
アカショウビンは今朝はワタシを起こしにやって来なかった。その代わり、どんどん増えているヒグラシの合唱で目覚めた。ほどなくまた落ちて来た雨をながめながら今思うに、ワタシを雨乞い師の道へと導いたのは、いつか聴いた雨乞い鳥ことアカショウビンの歌声だったのやもしれない。であれば、人を永遠へと連れ戻すこともまた、雨乞い師の仕事にちがいない。
が、まずは自分が永遠へと立ち戻らなければ、いつまでも見習いのままだろうな。
				
			
												↓
虫の声やウグイスなどの他の鳥の声の間に聴こえてくるアカショウビンの歌声。もっと大きく録れればよかったのだけど。ウチにやってきたのは6月5日以来だ、と思う。
アカショウビンは「雨乞い鳥」とも言われ、この鳥が鳴くと雨が降ると言う。が、この朝は久しぶりの大雨が上がった後だった。空間の裂け目からのぞく異次元から降ってくるようなその声は、落ちて来て貯められて流れては舞い上がり再び落ちてくる、水の永遠の循環を讃えているようだ。
アカショウビンが鳴くとき、時は止まり、永遠だけがそこにある。濡れたままで朝を迎えた草木や鳥や虫たちが、はるかな昔からここで変わらぬ生を送りつづけていたことを、アカショウビンは一声で伝えてしまう。
いや、永遠はいつだってここにある。われわれが勝手にそこから離れていってるだけなのだ。アカショウビンは、人を永遠へと連れ戻す神の使いなのやもしれない。
人間はなぜか永遠を手放し「時」という観念にすがって自らの限界の中で生きようとする。些細なことを成しとげてはちっぽけな生を実感しようとする。そんなことを繰り返しているうちに、生の価値を見誤ってしまう。自分の生をすべての生の流れから切り離して見てしまう。自分の生がいちばん価値がある、またはないと思い込んでしまう。
ひとつの命が新たな命を育む自然界。それらは果てしなく続くひとつの流れであるがゆえに、時というものを持たない。また、そこには個が成しとげるべきことは何ひとつ無い。それゆえに、どんな限界もない。
・・・と、アカショウビンは言っているように思える。
アカショウビンは今朝はワタシを起こしにやって来なかった。その代わり、どんどん増えているヒグラシの合唱で目覚めた。ほどなくまた落ちて来た雨をながめながら今思うに、ワタシを雨乞い師の道へと導いたのは、いつか聴いた雨乞い鳥ことアカショウビンの歌声だったのやもしれない。であれば、人を永遠へと連れ戻すこともまた、雨乞い師の仕事にちがいない。
が、まずは自分が永遠へと立ち戻らなければ、いつまでも見習いのままだろうな。

					Chategory				
				
					太  陽  暦				
				| 10 | 2025/11 | 12 | 
| S | M | T | W | T | F | S | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 
| 30 | 
					管理人について				
				
HN:
	
巴だ リョウヘイ
性別:
	
非公開
職業:
	
 揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
	
ほしい。
自己紹介:
	 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
				演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
					New Entry				
				(08/20)
(04/18)
(05/17)
(09/04)
(08/31)
(04/24)
(04/19)
				
					New Comments				
				
				※ 非公開を希望される方はその旨お書きください。
				[09/10 水戸ふぢ]
[09/05 森下知子]
[07/17 Kitty]
[05/31 Kitty]
[04/17 Kitty]
[03/13 巴だ]
[12/08 栗美]
				
					ブログ内検索				
				
					New Track Back				
				
					Archives				
				
					ようこそ				
				 
	

