揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#471 秘密兵器
一ヶ月前、マイ田んぼに鹿除けのネットを張り巡らせたこと、いずれはそのネットの下部に猪除けの柵をしつらえる予定であることを書いた。では、マイ畑はどうなのかと言えば、たいへん困ったことになってしまった。先週末、とうとう猿がやって来たのだ。猿はネットでは防げない。電柵でも防げない。猟師さんも鉄砲で撃つことをためらう。さあ、どうする。
一ヶ月前、マイ田んぼに鹿除けのネットを張り巡らせたこと、いずれはそのネットの下部に猪除けの柵をしつらえる予定であることを書いた。では、マイ畑はどうなのかと言えば、たいへん困ったことになってしまった。先週末、とうとう猿がやって来たのだ。猿はネットでは防げない。電柵でも防げない。猟師さんも鉄砲で撃つことをためらう。さあ、どうする。
きのう、近所の数軒の畑を猿が荒らしたとの情報がもたらされた。恐れていたことがとうとう起こってしまった。猿が荒らさない平和な里というイメージは崩れ去った。これからは、日がな猿の襲撃を恐れて暮らさなければならない。そのプレッシャーがどれほど大きいかを、都会の人にはぜひ実感してほしい。
丹精込めて作った大豆が実ったある日、ほんの数分間ですべて姿を消すのだ。梅雨の長雨の中で花を付け、ミツバチが少なくなった中でようやく結実したカボチャが丸まると太った頃に、白昼堂々と持ち去られるのだ。トマトも、キュウリも、ナスビも、みんな食われてしまう。ネットを張っても、柵をしても、柵に電気を流しても、野盗どもは大挙押し寄せて、風のように去っていく。
こんなことが続けば、野菜を作る気力は失せてしまう。そうなのだ。野菜が盗まれること自体よりも、お年寄りが毎朝畑へ出て一所懸命に鍬をふるい草を引くその気力と、子や孫たちに自分が作った野菜を届ける楽しみを猿どもが奪い去ってしまうこと、この方がはるかに大きな問題なのだ。その理由は、説明の必要はあるまい。
4月に書いた「#415 火遊び」では、ロケット花火での猿との戦いのてん末を書いた。実はそこでは、猿対策のとっておきの秘密兵器についてはふれてなかった。このたびはとうとうその秘密兵器の登場となった。
かつて、どこかの農村で、深い缶の中に据え付けた蚊取り線香にたくさんのロケット花火を差し込み、蚊取り線香が燃え進むに連れて順々に発射されるという仕掛けを作った人がいた。猿対策の時限爆弾だ。ワタシは山村に住んでいた頃、これを応用して新兵器を開発した。
蚊取り線香+ロケット花火は、猿を音で脅かすことに主眼が置かれている。そこでワタシは、コストと製作の手間を省き山火事のリスクをぬぐい去る方法として、ロケット花火の代わりに爆竹を使うことを思いついた。森林香という蚊取り線香よりずっと太い虫除け渦巻き線香に、バラした爆竹を一本ずつ接着剤で一定間隔に貼付けるのだ。
15〜20分間隔で爆竹が炸裂するように調停する。この調停時間は、一度逃げ去った猿が落ち着いて再び畑に侵入してくるくらいの頃合いに合わせたものだ。人間がいないと思って戻って来た畑で、すぐ間近で大音響が炸裂する。小猿などはパニックになり、悲鳴をあげ脱糞して転げ回る。
きょうの正午頃、この仕事部屋から20mほど離れたとなりの畑と屋根の上に三匹の猿を認めた。大豆とカボチャを物色している。すぐさま爆竹を一発。悲鳴を挙げて逃げ去るそのうちの二匹。もう一匹は、逃げ腰ながらワタシの方をじっと見る。長柄の草刈り鎌を持って一二歩近づくと、死神に見えたのだろう、ようやく逃げ去った。三匹とも若猿ながら、油断できない奴らだとの印象を持った。
そこで、とうとう畑に秘密兵器を仕掛けた。折からの小雨のため、傘の下に仕掛けざるを得なくなり音響効果を損なったが、ワタシの留守中ちゃんと働いてくれたようだ。明日からは当分の間毎日この時限爆弾を仕掛けることになる。この兵器、広く伝えたいが爆竹をバラすことは禁止行為なので、ここだけの話とせざるを得ないのだとさ。
丹精込めて作った大豆が実ったある日、ほんの数分間ですべて姿を消すのだ。梅雨の長雨の中で花を付け、ミツバチが少なくなった中でようやく結実したカボチャが丸まると太った頃に、白昼堂々と持ち去られるのだ。トマトも、キュウリも、ナスビも、みんな食われてしまう。ネットを張っても、柵をしても、柵に電気を流しても、野盗どもは大挙押し寄せて、風のように去っていく。
こんなことが続けば、野菜を作る気力は失せてしまう。そうなのだ。野菜が盗まれること自体よりも、お年寄りが毎朝畑へ出て一所懸命に鍬をふるい草を引くその気力と、子や孫たちに自分が作った野菜を届ける楽しみを猿どもが奪い去ってしまうこと、この方がはるかに大きな問題なのだ。その理由は、説明の必要はあるまい。
4月に書いた「#415 火遊び」では、ロケット花火での猿との戦いのてん末を書いた。実はそこでは、猿対策のとっておきの秘密兵器についてはふれてなかった。このたびはとうとうその秘密兵器の登場となった。
かつて、どこかの農村で、深い缶の中に据え付けた蚊取り線香にたくさんのロケット花火を差し込み、蚊取り線香が燃え進むに連れて順々に発射されるという仕掛けを作った人がいた。猿対策の時限爆弾だ。ワタシは山村に住んでいた頃、これを応用して新兵器を開発した。
蚊取り線香+ロケット花火は、猿を音で脅かすことに主眼が置かれている。そこでワタシは、コストと製作の手間を省き山火事のリスクをぬぐい去る方法として、ロケット花火の代わりに爆竹を使うことを思いついた。森林香という蚊取り線香よりずっと太い虫除け渦巻き線香に、バラした爆竹を一本ずつ接着剤で一定間隔に貼付けるのだ。
15〜20分間隔で爆竹が炸裂するように調停する。この調停時間は、一度逃げ去った猿が落ち着いて再び畑に侵入してくるくらいの頃合いに合わせたものだ。人間がいないと思って戻って来た畑で、すぐ間近で大音響が炸裂する。小猿などはパニックになり、悲鳴をあげ脱糞して転げ回る。
きょうの正午頃、この仕事部屋から20mほど離れたとなりの畑と屋根の上に三匹の猿を認めた。大豆とカボチャを物色している。すぐさま爆竹を一発。悲鳴を挙げて逃げ去るそのうちの二匹。もう一匹は、逃げ腰ながらワタシの方をじっと見る。長柄の草刈り鎌を持って一二歩近づくと、死神に見えたのだろう、ようやく逃げ去った。三匹とも若猿ながら、油断できない奴らだとの印象を持った。
そこで、とうとう畑に秘密兵器を仕掛けた。折からの小雨のため、傘の下に仕掛けざるを得なくなり音響効果を損なったが、ワタシの留守中ちゃんと働いてくれたようだ。明日からは当分の間毎日この時限爆弾を仕掛けることになる。この兵器、広く伝えたいが爆竹をバラすことは禁止行為なので、ここだけの話とせざるを得ないのだとさ。
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
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