揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#476 巣
8月8日といえば、この話題しかない。ハチヤさん、ハチスカさん、ハチダさん、読んでるかな〜。数日前、よく知ったご婦人がワタシの仕事先までメールをよこした。件名は「えらいこっちゃ」だった。どうも、なんらかの事件に巻き込まれた末のSOSのようだ。
8月8日といえば、この話題しかない。ハチヤさん、ハチスカさん、ハチダさん、読んでるかな〜。数日前、よく知ったご婦人がワタシの仕事先までメールをよこした。件名は「えらいこっちゃ」だった。どうも、なんらかの事件に巻き込まれた末のSOSのようだ。
よく知ったご婦人が家の南側にスダレをかけようとしたら、軒下にあったのは、ご存知スズメバチの巣だった。まごうこと無く、ワタシを刺したコガタスズメバチの巣だ。刺されて以来、コガタススメバチの巣を見るのはこれで四度目だ。
昨年「宇宙服」を着て駆除したのは、キイロスズメバチだった。コガタスズメバチはややおとなしく、巣も小さい。が、多くは樹間に巣をかけるのに、ウチの軒下にかけるとはこれ如何に。
巣はまだ小さい。直径12、3センチほどだろうか。出入りしているハチの数は、6、7匹。まだまだ発展途上の巣でよかった。これなら、宇宙服を着用せずとも駆除できそうだ。
8月6日、駆除決行。なにしろ一度刺されているワタシ。二度目はショック死の恐れがありひじょーに危険だという。細心の注意が必要だ。
ホームセンターでハチ駆除用のスプレーを買ってきた。が、もっといい駆除方法を思いついた。ハチをできるだけ殺さなくて済みそうな方法だ。
森林香と蚊取り線香を適当な長さに折って、10本を束ねる。それに火を着けて、植木鉢の中に置く。で、植木鉢の口の直径と同じくらいの直径のなが〜い塩ビパイプをはめ込む(この場合は15センチほどのもの)。するってえと、煙はパイプの反対側の口から集中的に吐き出される。その言わば排煙口を、スズメバチの巣にぶつからんとするほど近づけて設置する。こうすれば、すごい量の煙が巣を直撃する。ハチはきっと早々に逃げ出すだろうと踏んだワタシ。
こういうことをすんなり思いつく自分の頭脳に惚れ惚れすると共に、材料がすべてウチにあったことに驚きつつ、3mほどはなれたところから成り行きを見守った。
宇宙服を着ないとはいえ、やはり防護体勢は整えた。分厚いジャンパーの上にヨットパーカーを頭からかぶり、その上から防虫ネット付き帽子をかぶり、さらにヘルメットをかぶり、もちろん手袋をはめ長靴をはく。減量中のボクサーでもここまで厚着はしないだろう。歩くサウナ状態だ。
ワタシの思惑は少し外れた。ハチたちは煙に巻かれながらも、引いては戻りを果てしなく繰り返す。ときどき、誰かが強く息を吹きかけたかのように、煙がふうっと流れる。よく見ていると、ハチたちは煙に巻かれている巣に向かって突入し、一時ホバリングをして煙を羽根で払っているのだった。もちろん無駄な努力だが、その執念と羽根が生み出す風圧に驚かされた。が、そのうちハチの羽音がパイプの中で響いたのを聴いた。どうやら何匹かはパイプの中に落下した模様だ。
1時間半後、とうとう最後までねばっていたハチが傍らの植木にとまって休み始めた。助かった。全身が汗でぐしょぐしょのワタシも、もう限界だった。
ハチが近寄って来ないことを確認して、巣にとどめを刺した。長い竹竿を持ち出してきて、たたき落としたのだ。2.5m下の地面に叩き付けられた巣は、まっぷたつに割れた。ワタシは熊手ですばやくその場から巣を持ち去った。
割れた巣の中を見て驚いた。すでにたくさんの幼虫がかえって動いている。タマゴもたくさんある。幼虫とタマゴを合わせて計50ほどだろうか。ハチたちが命がけで守ろうとしていたものを目の当たりにして、やはり心が痛んだ。せめて幼虫を食べてやろうか。・・・できないなー。
結局、植木鉢の中には三匹のコガタスズメバチが落下して死んでいた。加えてたくさんの幼虫を葬り去ってしまった。ワタシの平和的解決方法は、コガタスズメバチの子孫と巣を守ろうとする執念というか愛というか本能の前では、たいした意味を持たなかったというわけだ。自画自賛していたことが恥ずかしくなった。いぶり出し作戦が蜂駆除用スプレーより唯一よかったと思える点は、幼虫が殺虫剤で汚染されていないので、他の生き物の糧になりうることだ。
幼虫が鳥のエサにでもなればよいと思い、幼虫が付いたままの巣を庭のはずれに置いておいた。が、数時間後巣をのぞいてみると、無数のアリが幼虫にたかっていた。
昨年「宇宙服」を着て駆除したのは、キイロスズメバチだった。コガタスズメバチはややおとなしく、巣も小さい。が、多くは樹間に巣をかけるのに、ウチの軒下にかけるとはこれ如何に。
巣はまだ小さい。直径12、3センチほどだろうか。出入りしているハチの数は、6、7匹。まだまだ発展途上の巣でよかった。これなら、宇宙服を着用せずとも駆除できそうだ。
8月6日、駆除決行。なにしろ一度刺されているワタシ。二度目はショック死の恐れがありひじょーに危険だという。細心の注意が必要だ。
ホームセンターでハチ駆除用のスプレーを買ってきた。が、もっといい駆除方法を思いついた。ハチをできるだけ殺さなくて済みそうな方法だ。
森林香と蚊取り線香を適当な長さに折って、10本を束ねる。それに火を着けて、植木鉢の中に置く。で、植木鉢の口の直径と同じくらいの直径のなが〜い塩ビパイプをはめ込む(この場合は15センチほどのもの)。するってえと、煙はパイプの反対側の口から集中的に吐き出される。その言わば排煙口を、スズメバチの巣にぶつからんとするほど近づけて設置する。こうすれば、すごい量の煙が巣を直撃する。ハチはきっと早々に逃げ出すだろうと踏んだワタシ。
こういうことをすんなり思いつく自分の頭脳に惚れ惚れすると共に、材料がすべてウチにあったことに驚きつつ、3mほどはなれたところから成り行きを見守った。
宇宙服を着ないとはいえ、やはり防護体勢は整えた。分厚いジャンパーの上にヨットパーカーを頭からかぶり、その上から防虫ネット付き帽子をかぶり、さらにヘルメットをかぶり、もちろん手袋をはめ長靴をはく。減量中のボクサーでもここまで厚着はしないだろう。歩くサウナ状態だ。
ワタシの思惑は少し外れた。ハチたちは煙に巻かれながらも、引いては戻りを果てしなく繰り返す。ときどき、誰かが強く息を吹きかけたかのように、煙がふうっと流れる。よく見ていると、ハチたちは煙に巻かれている巣に向かって突入し、一時ホバリングをして煙を羽根で払っているのだった。もちろん無駄な努力だが、その執念と羽根が生み出す風圧に驚かされた。が、そのうちハチの羽音がパイプの中で響いたのを聴いた。どうやら何匹かはパイプの中に落下した模様だ。
1時間半後、とうとう最後までねばっていたハチが傍らの植木にとまって休み始めた。助かった。全身が汗でぐしょぐしょのワタシも、もう限界だった。
ハチが近寄って来ないことを確認して、巣にとどめを刺した。長い竹竿を持ち出してきて、たたき落としたのだ。2.5m下の地面に叩き付けられた巣は、まっぷたつに割れた。ワタシは熊手ですばやくその場から巣を持ち去った。
割れた巣の中を見て驚いた。すでにたくさんの幼虫がかえって動いている。タマゴもたくさんある。幼虫とタマゴを合わせて計50ほどだろうか。ハチたちが命がけで守ろうとしていたものを目の当たりにして、やはり心が痛んだ。せめて幼虫を食べてやろうか。・・・できないなー。
結局、植木鉢の中には三匹のコガタスズメバチが落下して死んでいた。加えてたくさんの幼虫を葬り去ってしまった。ワタシの平和的解決方法は、コガタスズメバチの子孫と巣を守ろうとする執念というか愛というか本能の前では、たいした意味を持たなかったというわけだ。自画自賛していたことが恥ずかしくなった。いぶり出し作戦が蜂駆除用スプレーより唯一よかったと思える点は、幼虫が殺虫剤で汚染されていないので、他の生き物の糧になりうることだ。
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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