揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#458 酸 欠
5羽のツバメが、近所の田んぼの上すれすれを旋回している。涼しくなったので気持ちがいいのだろうか。後になり先になり、急降下に急旋回。仲間と競うようでもあり、じゃれ合っているようでもある・・・と、詩人的感性によればこのような記述になるのやもしれない。が、雨乞い師見習いとしては、ここにも自然の摂理を見なければならない。「ツバメが低く飛ぶと雨が近い」のだ。
5羽のツバメが、近所の田んぼの上すれすれを旋回している。涼しくなったので気持ちがいいのだろうか。後になり先になり、急降下に急旋回。仲間と競うようでもあり、じゃれ合っているようでもある・・・と、詩人的感性によればこのような記述になるのやもしれない。が、雨乞い師見習いとしては、ここにも自然の摂理を見なければならない。「ツバメが低く飛ぶと雨が近い」のだ。
編曲作業が一段落した午後、近づく雨雲を横目に、傘も持たずにマイ田んぼへ急いだ。気になることがあったのだ。
マイ田んぼの一角の乾田では、保湿・保冷・保温・紫外線防止のために稲の間に草を敷き詰めてある。例の「108本の苗」のところだ。で、6月22日には大雨が降り、土も草も水浸しになってしまった。そしてその後の高温つづき。もしや敷き詰めた草が腐敗して、稲の生育を阻害する悪い菌が発生してはいまいか。
プロのお百姓ではないワタシ。毎日日がな田んぼで過ごすわけにはいかない。限られた時間の中で作業し、しっかり観察せねばならない。ちょっとした見落としと考え違いが大きな失敗につながることも多い。いつぞやの水田の危機はその最たるものだった。
さて、低空飛行をしているツバメたちに急かされるように、マイ田んぼへ到着した。
敷き詰められ濡れた草の下の方を手に取ってにおいを嗅いでみた。案の定、十分枯れ切っていない草の腐敗が始まっている。土の表面のところどころには白いカビも生え始めている。どうやら土中は酸欠状態になりかけていると直観した。せっかく敷いた草の大部分を急いで取り除き始めた。とにかく酸素を補給することが第一との、これまた直観。如何に、如何に。
いつぞやの水田の大失敗も、嫌気性菌という悪い菌の大発生がもたらした。嫌気性菌を見たわけじゃないけど。で、今回も危うく同じテツを踏むところだった。いずれも、良かれと考えてしたことによって、わざわざ嫌気性菌を培養していたのだ。
草をほぼ取り除き終わった頃、とうとう雨が落ちて来た。これでまた乾田は水浸しになるだろう。それは自然の成り行きだとして、むき出しの土はよろしくない。善後策を講じねばねば。まずは排水溝の掘り下げだな。
雨の中、ツバメたちはまだ田んぼの上を飛び回っている。人の目には見えない小さな虫を補食しているのだろう。実に見事な飛行ぶりだ。ツバメたちも、何度も失敗しながらこの飛行術を身につけたにちがいない。電柱に突っ込んだとか、川に落ちたとか、財布を落としたとか、勢い余ってパンツが脱げたとか。
雨に打たれながら歩く家路で思った。何ごとも失敗から学ぶべしと言うが、それはまことにむずかしい。そしてそれゆえ、まことに楽しい。
きょうは夜明けとともに起き出したワタシ。最近またうろうろし始めた「穴男」と、朝露に濡れる青草をはさんでばったり出会ってしまったとさ。
マイ田んぼの一角の乾田では、保湿・保冷・保温・紫外線防止のために稲の間に草を敷き詰めてある。例の「108本の苗」のところだ。で、6月22日には大雨が降り、土も草も水浸しになってしまった。そしてその後の高温つづき。もしや敷き詰めた草が腐敗して、稲の生育を阻害する悪い菌が発生してはいまいか。
プロのお百姓ではないワタシ。毎日日がな田んぼで過ごすわけにはいかない。限られた時間の中で作業し、しっかり観察せねばならない。ちょっとした見落としと考え違いが大きな失敗につながることも多い。いつぞやの水田の危機はその最たるものだった。
さて、低空飛行をしているツバメたちに急かされるように、マイ田んぼへ到着した。
敷き詰められ濡れた草の下の方を手に取ってにおいを嗅いでみた。案の定、十分枯れ切っていない草の腐敗が始まっている。土の表面のところどころには白いカビも生え始めている。どうやら土中は酸欠状態になりかけていると直観した。せっかく敷いた草の大部分を急いで取り除き始めた。とにかく酸素を補給することが第一との、これまた直観。如何に、如何に。
いつぞやの水田の大失敗も、嫌気性菌という悪い菌の大発生がもたらした。嫌気性菌を見たわけじゃないけど。で、今回も危うく同じテツを踏むところだった。いずれも、良かれと考えてしたことによって、わざわざ嫌気性菌を培養していたのだ。
草をほぼ取り除き終わった頃、とうとう雨が落ちて来た。これでまた乾田は水浸しになるだろう。それは自然の成り行きだとして、むき出しの土はよろしくない。善後策を講じねばねば。まずは排水溝の掘り下げだな。
雨の中、ツバメたちはまだ田んぼの上を飛び回っている。人の目には見えない小さな虫を補食しているのだろう。実に見事な飛行ぶりだ。ツバメたちも、何度も失敗しながらこの飛行術を身につけたにちがいない。電柱に突っ込んだとか、川に落ちたとか、財布を落としたとか、勢い余ってパンツが脱げたとか。
雨に打たれながら歩く家路で思った。何ごとも失敗から学ぶべしと言うが、それはまことにむずかしい。そしてそれゆえ、まことに楽しい。
きょうは夜明けとともに起き出したワタシ。最近またうろうろし始めた「穴男」と、朝露に濡れる青草をはさんでばったり出会ってしまったとさ。
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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