揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#457 縄 張 り
人には、なんでも人といっしょに人と同じようにやりたがるタイプと、何から何まで自分一人で自分のやり方でやりたがるタイプがある。で、それは鳥も同じのようだ。鳥には、群れで行動するタイプと、単独で行動するタイプがある。単独で暮らす鳥は縄張り意識が強い。が、鳥と人の縄張りが重なることだってある。ワタシは鳥といっしょにいたいのに、鳥は出て行けと言う。
人には、なんでも人といっしょに人と同じようにやりたがるタイプと、何から何まで自分一人で自分のやり方でやりたがるタイプがある。で、それは鳥も同じのようだ。鳥には、群れで行動するタイプと、単独で行動するタイプがある。単独で暮らす鳥は縄張り意識が強い。が、鳥と人の縄張りが重なることだってある。ワタシは鳥といっしょにいたいのに、鳥は出て行けと言う。
群れで暮らす鳥と単独で暮らす鳥の鳴き声を比べてみた。
まず、群れで暮らす多くの鳥の鳴き声は、甲高く音数が多く、リズムとメロディーが明確でない。なんだかしゃべっているようだ。スズメ、ツバメ、ツグミ、メジロなどなど。カラスは例外だな。
一方、単独で暮らす鳥の鳴き声は、ややトーンが低めで、音は伸びやかで大きく、リズムもメロディーもはっきりしているものが多い。ウグイス、イカル、ホトトギス、アカショウビン、アカゲラ、フクロウなどなど。
群れで暮らす鳥の鳴き声は、仲間との連絡に使われている場合が多いように思う。一方、単独で暮らす鳥の鳴き声は、縄張りの主張の場合が多いようだ。たぶんそれゆえに、大きく特徴的な鳴き声となっているのだろう。
さて「鳥寄せ」という技がある。口笛で鳥の鳴きまねをして、鳥を呼び寄せるという技だ。何度か実際の映像を見たことがあるが、ワタシが見た限りでは、群れで暮らす鳥だけを呼んでいたように思う。だからこそ、人間の鳴きまねを仲間の声だとカンチガイして寄ってくるのだろう。
では、単独で暮らす鳥の鳴きまねをすれば、鳥はどんな反応をするのだろーか。
先日、日中の田んぼの草刈りをひと休みして、久しぶりに持ってきたSF管のオカリナを取り出した。と、そのとき、30mほど離れた雑木林の中でウグイスが鳴き始めた。二三度鳴くのを聴いたあと、オカリナでちょっとばかしウグイスの調子に似た短いメロディーを吹いてみた。別にウグイスを呼び寄せようとしたわけではない。なんとなくウグイスの歌声に応えたくなっただけだった。
で、ウグイスが鳴いた。また応えるようにオカリナを吹くワタシ。何度目かのオカリナのあと、突然ウグイスがすぐ背後の林で鳴き始めた。どうやらこっちに移動してきたようだ。10mもない距離だ。応えるワタシ。ずっと同じ調子で「ホーホケキョ」と歌いつづけるウグイス。
オカリナは、こんな感じだったと思う。メロディー間はもっともっと長くて、その間にウグイスが入っているとご想像あれ。
↓
何度目かの応答を、ワタシは振り返って、ウグイスのいる方に向いて吹いてみた。すると、ウグイスは林から飛び出し、少しはなれた杉林の方へと飛び去ってしまった。
このときウグイスは、オカリナの音が大きくなったので驚いたのか、それとも正面を向いたワタシのいかめしい正体に驚いたのかは、定かではない。
調べた所、ウグイスは三月から八月頃が発情期で、縄張り意識がとても強いそうな。つまりこのウグイスは、自分の縄張りを主張するためにワタシに寄って来たというわけだ。
理由はさておき、ウグイスがオカリナに反応することはよくわかった。今度はイカルを呼んでみよう。イカルに迷惑かな。
ウグイスは、ワタシが彼の縄張りであるらしい田んぼでオカリナさえ吹かなければ、縄張りを侵す存在ではないと認め、お米を作ることを認めてやると言っている。そんなこと言わずに、たまにはオカリナも吹かせてよ。静寂の中でとてもよく響いて気持ちがいいんだから。
まず、群れで暮らす多くの鳥の鳴き声は、甲高く音数が多く、リズムとメロディーが明確でない。なんだかしゃべっているようだ。スズメ、ツバメ、ツグミ、メジロなどなど。カラスは例外だな。
一方、単独で暮らす鳥の鳴き声は、ややトーンが低めで、音は伸びやかで大きく、リズムもメロディーもはっきりしているものが多い。ウグイス、イカル、ホトトギス、アカショウビン、アカゲラ、フクロウなどなど。
群れで暮らす鳥の鳴き声は、仲間との連絡に使われている場合が多いように思う。一方、単独で暮らす鳥の鳴き声は、縄張りの主張の場合が多いようだ。たぶんそれゆえに、大きく特徴的な鳴き声となっているのだろう。
さて「鳥寄せ」という技がある。口笛で鳥の鳴きまねをして、鳥を呼び寄せるという技だ。何度か実際の映像を見たことがあるが、ワタシが見た限りでは、群れで暮らす鳥だけを呼んでいたように思う。だからこそ、人間の鳴きまねを仲間の声だとカンチガイして寄ってくるのだろう。
では、単独で暮らす鳥の鳴きまねをすれば、鳥はどんな反応をするのだろーか。
先日、日中の田んぼの草刈りをひと休みして、久しぶりに持ってきたSF管のオカリナを取り出した。と、そのとき、30mほど離れた雑木林の中でウグイスが鳴き始めた。二三度鳴くのを聴いたあと、オカリナでちょっとばかしウグイスの調子に似た短いメロディーを吹いてみた。別にウグイスを呼び寄せようとしたわけではない。なんとなくウグイスの歌声に応えたくなっただけだった。
で、ウグイスが鳴いた。また応えるようにオカリナを吹くワタシ。何度目かのオカリナのあと、突然ウグイスがすぐ背後の林で鳴き始めた。どうやらこっちに移動してきたようだ。10mもない距離だ。応えるワタシ。ずっと同じ調子で「ホーホケキョ」と歌いつづけるウグイス。
オカリナは、こんな感じだったと思う。メロディー間はもっともっと長くて、その間にウグイスが入っているとご想像あれ。
↓
何度目かの応答を、ワタシは振り返って、ウグイスのいる方に向いて吹いてみた。すると、ウグイスは林から飛び出し、少しはなれた杉林の方へと飛び去ってしまった。
このときウグイスは、オカリナの音が大きくなったので驚いたのか、それとも正面を向いたワタシのいかめしい正体に驚いたのかは、定かではない。
調べた所、ウグイスは三月から八月頃が発情期で、縄張り意識がとても強いそうな。つまりこのウグイスは、自分の縄張りを主張するためにワタシに寄って来たというわけだ。
理由はさておき、ウグイスがオカリナに反応することはよくわかった。今度はイカルを呼んでみよう。イカルに迷惑かな。
ウグイスは、ワタシが彼の縄張りであるらしい田んぼでオカリナさえ吹かなければ、縄張りを侵す存在ではないと認め、お米を作ることを認めてやると言っている。そんなこと言わずに、たまにはオカリナも吹かせてよ。静寂の中でとてもよく響いて気持ちがいいんだから。
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
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