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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
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#419 種播く人

 新しいことを始めるときには、必ず予想外のことが起こる。12日に苗代に種籾を播こうと思っていたのだが、考えていた寸法の苗代ではどうも出来上がる苗が足りないことがわかったのだ。で、苗代の面積を二倍にすることにした。そんなわけで、12日は苗代用地を広げ、その分に必要となるふるいにかけた土を作っただけで終わってしまった。

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 おまけに、この日は突然思い立って花見に出かけてしまった。・・・花見まで予想外の出来事に加えていては話にならないか。

 で、いよいよきょう13日。今度こそ種籾を播くつもりの日であるが、苗代用地が出来上がってからもまたまた予想外の作業を思いつき、手を取られてしまった。

 種籾を播いて土をかぶせたら、その上をワラで被ってやる。が、このワラがなかったので、その辺の草をちょちょいと刈ってかけるつもりでいた。が、納屋になぜか少しのワラが保管してあったのを見つけたのだ。で、そのワラを鉈でとんとんと細かく刻む作業。午前中はこれでおしまい。午後はレッスンにでかけた。

 さて、夕方にレッスンから戻り、ついに種籾播きは無事終了した。タタミ一畳強ほどの苗代に、よく知ったご婦人とともに、種籾をひと粒ひと粒指でつまんでは置いていく。ざあっとばら播くのは間隔が不均一になりそうで不安だ。ある一角には、昨年マイ田んぼで見つけた野生化した稲の種子も播いた。そしてふるい機で二度ふるったきめ細かい土をかけ、手のひらでていねいに平らにする。その上に、朝刻んだワラをすき間なく振りかけ、さらに原型のままのワラで被ってやる。
 美しい。この出来映えはほとんど芸術作品の域だ。・・・まだひと粒も採れていないのに、悦に入るのは早すぎる。

 そして、昨夜思い至ったもうひとつの予想外の作業が始まった。籾播きを終えたあと、鳥対策が必要なことに気がついたのだ。折りも折り、近ごろウチの敷地をうろうろしている真っ黒なハシブトカラスがいる。カラスは真っ黒に決まっているが、このカラスはワタシが3mまで近づいても逃げないので、よけいに真っ黒に見える。
 こやつがどうも危ないと踏み、苗代におどしを仕掛けまくった。こんなもので驚いてくれるものかと思う人もいるだろうが、ウレタンで作られた実物大のカラスのイミテーションに効果があることは、数年来の畑での実績が物語っている。このイミテ・カラスを竹竿の先に刺して立てておくと、カラスは仲間がやっつけられて晒されていると思って怖がるようなのだ。カラスのイルカ並みの知能ゆえだろう。

 日没と競争だ。苗代の周囲に竹竿で囲いを作り、その上部に麻ひもを張り巡らせて即席ネットを張り、赤と銀色のリバーシブルのキラキラテープをぶら下げ、イミテ・カラスを立て、さらに短く切った竹竿をたくさん、苗代の周囲に竹槍のように斜め上に向けて立てて回った。これでたとえコンドルでも襲って来れまい。
 ただし、この鳥対策によって、芸術作品的苗代は一気に、あまりにも世俗的なシロート苗代的姿へと変貌した。が、いよいよお米作りが始まったという感じだ。

 鳥たちは夜明けとともに行動開始する。明日の京都府の日の出時刻は5:28。夜型のワタシだが、明日ばかりは夜明け前に起きてしまいそうだとさ。

 おしまい。 
09.04.13 記 
出来上がった苗代。竹竿の先の黒いのがイミテ・カラス。
翌14日、午前5時28分起床。半月ぶりの雨が降っていた。午前6時撮影。
カラスはやはりやって来たが被害はなかった。
苗代苗代全景
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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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