揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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写真は、宇宙へ行ってきたのではない。
先週、仕事部屋の玄関の真上を、キイロスズメバチとおぼしきハチが数匹飛び回っていた。見ていると、軒下のすき間から天井裏へ侵入していく。数日間様子を見たが、ハチの数はふえることはなかったので、まだ巣作り場所のリサーチの段階と見ていた。が、今朝になって飛来するハチの数が急にふえた。天井裏に巣を作り始めているのはまちがいないようだ。
ワタシは先日顔をハチに刺されたばかりだ。スズメバチに刺されたら、あの程度の痛さじゃないだろうな。いやな予感がする。
キイロスズメバチは、スズメバチ科の中でもっとも攻撃性が強く、巣のそばを通っただけで攻撃してくることがあるという。特に他のハチとの競合が激化する秋口には警戒心から攻撃することが多くなるそうだ。また、日本の野生動物による死亡事故は、スズメバチによるものが最も多い。平成15年には全国で24名が死亡。これは熊による事故の数倍だ。
結論。駆除するしかない。
役場に相談すると、独居老人のお宅などには駆除に向かうが、それ以外の場合は、防護服を貸し出しているので手前でなんとかすべしとのこと。あ〜あ、えらいことになった。
写真の防護服は、分厚くすき間なくできており、完全武装そのものだ。これを着て、ハチ用の強力殺虫スプレーで駆除することになった。
脚立に上って軒下のスズメバチの巣の入口へ向かう。数匹のハチがうろうろしている。スプレーの使用可能時間はたったの40秒。¥1,300もしたというのに。意を決して、入口に向けて噴射っ。
直撃を受けたハチはあっけなく落下した。他のハチは急にあわて出して、ぶんぶんと羽音を大きくさせてぐるぐると旋回すると、空へ飛び去っていった。ワタシは軒下のすき間のハチの出入口から内部に噴射しつづけた。
するとそのうち、さっき飛び去ったと思われるハチが帰ってきた。それも、数がふえている。なんということだ、仲間を呼びにいっていたのだ。エサにする毛虫をつかんでいるやつもいる。殺虫剤のにおいが漂う中、何匹かは果敢に軒下への侵入を試みる。そこへ容赦ないスプレーの噴射。脚立の下には5匹ほどのハチが転がった。
巣の入口からも次々にハチが出てくる。どうやら、天井裏にはすでにかなりの数のハチがいたようだ。
殺虫スプレーはあっという間になくなった。スズメバチはまだたくさんいて、巣への侵入と脱出を試みている。ワタシはウチにあったムカデ用とアリ用のスプレーを持ち出してきて、狙い撃ち的噴射をつづけた。巣から脱出してきたりスプレーを浴びて逃げようとするハチが防護服にぶつかってきて、ぼんぼんと音を立てた。
キイロスズメバチと格闘すること約30分。ようやく羽音がしなくなった。が、防護服の気密性の高さゆえ汗びっしょりになったワタシは、またしてもやりきれない思いにおそわれた。ワタシ同様にここが快適だと感じて巣を作ろうとしただけのスズメバチたちは、いわば共感できる隣人だ。そのなんの罪もない生き物を駆除しなければならなくなった運命が、いつもながらつらかった。
スズメバチにしても、これまで何匹も駆除したマムシにしても、熊にしても、人間にとって危険な生き物だというだけで駆除される。田舎で暮らすがゆえに、自らの手で殺生をしなければならなくなる定め。自然との共生という美辞の裏にある、殺生という現実。ワタシはこの現実を、真実にふれる体験として、ありがたく受け入れたい。
先週、仕事部屋の玄関の真上を、キイロスズメバチとおぼしきハチが数匹飛び回っていた。見ていると、軒下のすき間から天井裏へ侵入していく。数日間様子を見たが、ハチの数はふえることはなかったので、まだ巣作り場所のリサーチの段階と見ていた。が、今朝になって飛来するハチの数が急にふえた。天井裏に巣を作り始めているのはまちがいないようだ。
ワタシは先日顔をハチに刺されたばかりだ。スズメバチに刺されたら、あの程度の痛さじゃないだろうな。いやな予感がする。
キイロスズメバチは、スズメバチ科の中でもっとも攻撃性が強く、巣のそばを通っただけで攻撃してくることがあるという。特に他のハチとの競合が激化する秋口には警戒心から攻撃することが多くなるそうだ。また、日本の野生動物による死亡事故は、スズメバチによるものが最も多い。平成15年には全国で24名が死亡。これは熊による事故の数倍だ。
結論。駆除するしかない。
役場に相談すると、独居老人のお宅などには駆除に向かうが、それ以外の場合は、防護服を貸し出しているので手前でなんとかすべしとのこと。あ〜あ、えらいことになった。
写真の防護服は、分厚くすき間なくできており、完全武装そのものだ。これを着て、ハチ用の強力殺虫スプレーで駆除することになった。
脚立に上って軒下のスズメバチの巣の入口へ向かう。数匹のハチがうろうろしている。スプレーの使用可能時間はたったの40秒。¥1,300もしたというのに。意を決して、入口に向けて噴射っ。
直撃を受けたハチはあっけなく落下した。他のハチは急にあわて出して、ぶんぶんと羽音を大きくさせてぐるぐると旋回すると、空へ飛び去っていった。ワタシは軒下のすき間のハチの出入口から内部に噴射しつづけた。
するとそのうち、さっき飛び去ったと思われるハチが帰ってきた。それも、数がふえている。なんということだ、仲間を呼びにいっていたのだ。エサにする毛虫をつかんでいるやつもいる。殺虫剤のにおいが漂う中、何匹かは果敢に軒下への侵入を試みる。そこへ容赦ないスプレーの噴射。脚立の下には5匹ほどのハチが転がった。
巣の入口からも次々にハチが出てくる。どうやら、天井裏にはすでにかなりの数のハチがいたようだ。
殺虫スプレーはあっという間になくなった。スズメバチはまだたくさんいて、巣への侵入と脱出を試みている。ワタシはウチにあったムカデ用とアリ用のスプレーを持ち出してきて、狙い撃ち的噴射をつづけた。巣から脱出してきたりスプレーを浴びて逃げようとするハチが防護服にぶつかってきて、ぼんぼんと音を立てた。
キイロスズメバチと格闘すること約30分。ようやく羽音がしなくなった。が、防護服の気密性の高さゆえ汗びっしょりになったワタシは、またしてもやりきれない思いにおそわれた。ワタシ同様にここが快適だと感じて巣を作ろうとしただけのスズメバチたちは、いわば共感できる隣人だ。そのなんの罪もない生き物を駆除しなければならなくなった運命が、いつもながらつらかった。
スズメバチにしても、これまで何匹も駆除したマムシにしても、熊にしても、人間にとって危険な生き物だというだけで駆除される。田舎で暮らすがゆえに、自らの手で殺生をしなければならなくなる定め。自然との共生という美辞の裏にある、殺生という現実。ワタシはこの現実を、真実にふれる体験として、ありがたく受け入れたい。
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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