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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#267 ガソリンが上がればお花がふえる

 この二月に発表された全国消費者物価指数総合によれば、二月現在の物価はエネルギー関連が高くなっているほか、マヨネーズ12.6%、スパゲッティ10.2%、食パン8.5%、カレールウ7.5%、あんパン6.2%など、穀物価格高騰の影響を受けた食料品が軒並み高騰しているそうだ。ワタシの好物ばかりじゃないかっ。

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 ガソリンはと言えば16.1%の値上がり。もはや燃やすものではなく、蓄えるべきものになってしまった。アクセルを踏むたびに起こる罪悪感と焦燥感をどうしたものか。

 ところで、田舎暮らしに欠かせないとされる草刈り機は「混合」と呼ばれる燃料で動かす。混合とは、レギュラーガソリンとオイルを25:1の割合で混ぜたものだ。これは作る手間がかかる上に少ない単位で買うものだから割高だ。で、昨年来ワタシは自分で作っている。が、今年はこの燃料費のさらなる高騰ゆえそれすらする気になれず、まだ一度も草刈り機を使っていない。実は、ガソリン高を口実にして、鎌による草刈りを楽しんでいる。おかげさまで、ウチの周囲は草ぼうぼうだ。うれしいな。
 これは農村では考えられないこと、というより、一種のタブー破り的行為だ。「我が道をゆくのだ!」と一人で気勢を上げている。・・・スケールがちいさいか・・・。

 いや、実はただ草ぼうぼうを放置しているわけではない。二年前から刈らずに置いているミヤコグサとシロツメクサは、荒れ地を花畑に変えてくれた。アザミも増えたし、ウツボ草も倍増した。これ、すべて手に持った鎌で慎重に草刈りをしつづけた「成果」だ。高速回転する歯で何もかも一度に刈り倒してしまう草刈り機ではこういう「分別草刈り」はほとんどできない。もう黒い種を付けているが、先日までは蓮華も一面に咲いていた。今年はそれらをさらに広げようと思っている。

ミヤコグサとシロツメクサの花畑
お花畑


 整然と草が刈られた殺風景な清潔さの中で暮らすか、草ぼうぼうだが野趣あふれる美と風情の中で暮らすか。燃料高にかこつけて、もう少しこの道を極めてみたい。
 食べる方はどうするかって? 自給自足、と言いたいところだが、せいぜい野菜数種を作っているだけなのが情けない。

 おしまい。 
08.06.10 
ウツボ草
ウツボ草
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管理人について

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巴だ リョウヘイ
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揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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