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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#114 本格的

 揚琴的おかし悲しいお話はまだつづく。

 あれはいつのことだったか、生け花作家のK先生の会に呼んでいただいたときのこと。京都どすえ、のとあるお館の、美しい日本庭園を望む一室で揚琴を演奏した。他のスペースではご婦人方のアマチュアグループによるお琴の演奏も行なわれていた。

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 短い時間だったが、熱心なお客さまにじっくりと聴いていただいた。こうしたオープンな雰囲気の会では、終演後にお客さまがいろいろと話しかけてこられることが多い。この日も揚琴に興味を示された方が楽器とワタシを取り囲み、最後に着物姿の上品な初老のご婦人が話しかけてこられた。

「はい、美山というところで暮らしております」
「どうしてそんな山の中へ?」
「静かで自然が豊かなところで音楽を作りたかったからであります」

『静寂と自然との対話』というのが、当時のワタシの音楽のキャッチフレーズであった。いや、今もだ。
 だから、このように答えたのは『職業上』至極当然。で、ご婦人、感嘆して曰く。

「まあ、本格的ね!」

 とことん落ち込むこと数時間。

 おしまい。 
ムクゲ
むくげ



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あります、あります。

演奏後、声を掛けて頂いて
「学生さん?」

嬉しいのだか、悲しいのだか、、、
珍坂 URL EDIT
at : 2007/07/30(Mon) 16:23:19
Re:無題
ちんざかさま

ほっ、ワタシだけではなかったか・・・と、喜ぶようなこと出羽内科。
ちんざか氏にしてもそんなことがあるのですね。
ま、若々しく見えるのは才能のひとつ、と自分に言い聞かせたそのときのワタシ。
この言葉、お贈りさせていただきます。
お互いいつまでも若々しくありませう。
不老長寿、マンセー。
at : 2007/07/30 18:10
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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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