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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#277 それでも旅は道連れに限る

 きのう(7月1日)は七十二候のひとつ半夏生だった。関西では半夏生にはタコを食べる。讃岐ではうどん、福井では焼き鯖を食べるんだって。これはおそらく、土用にウナギ、節分にイワシ、バレンタインにチョコレートと同じく、魚屋とうどん屋の陰謀にちがいないと思う。
 半夏生の頃に葉の表面が白くなる植物がある。半夏生、または半化粧と呼ばれる。個体数の減少が危惧されているが、きょうの夕方、通りがかった北摂の山中で写真を撮ることができた。深山幽谷の渓流沿いで見られることが多いのだが、それほど山深くない川の源流部にその浮世離れした美姿がたくさん見られた。きょうは早朝から日本海まで走り、取って返して北摂まで、計270数キロを走ったのだった。

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 揚琴をやっていていちばんたいへんなことは何か、とよくたずねられる。迷わず「移動」と答える。だって、重たいんだもの。本体・スタンド・小道具・ケースで計28キロ。しかも、長辺が130センチ。いきおい、移動は100%に近い率でマイ愛車を使うこととなる。
 ところが、ごくまれに車を使わず移動する場合がある。

 その1、車が故障した場合。10年ほど前、ウチから街へとつづく峠道の途中で、ダイナモのトラブルで車が動かなくなった。ケイタイもない時代、下り坂をだましだまし下りてローカル電車の始発駅にたどり着き、そこから電車を乗り継いで大阪市中心部まで行った。到着した頃には疲労困ぱい。他にも似たケースがあった。

 その2、誰かが代わりに運んでくれる場合。15年ほど前、他のグループと共に東京で演奏することになった際、多くの楽器をまとめて運ぶことになっていたそのグループのワゴン車に揚琴を便乗させてもらい、ワタシは新幹線で東京へ向かった。

 その3、会場が遠すぎる場合。自分で運転して一日で演奏に向かえる距離は、片道500キロが限度だと思う。ここからだと東は東京、西は足摺岬あたりか。かえって九州は数多いフェリーで船中一泊で向かえるので楽だった。

 が、車では遠すぎ、フェリーは便数がなく日程が合わないという事態もあり得る。
 実は三日後(7月5日)、秋田に揚琴のソロ演奏に行かねばならないのだ。途上に他の演奏予定はない。一人で運転して車で行くには遠すぎる。敦賀・秋田間のフェリーは週に3便しかなく日程が合わない。
 しかたなく、空を飛んで行くことになった。が、揚琴を飛行機で運ぶには、運搬上の危険がついて回る。で、これまたしかたなく、運送会社に陸送で揚琴の運搬を依頼することにした。

 ワタシの秋田滞在はわずか22時間。揚琴の旅は足掛け6日間。マイ揚琴は運搬途上で悪い人におそわれないだろーか、カゼをひいたり熱中症にかかったりしないだろーか、と、こんなに心配でさびしく不安な旅はない。それに、梱包がたいへんだ。不足の事態に備えてハードケースを木材でさらに補強して、ウレタンを詰め込んで、エアパッキンでぐるぐる巻きにして、これでもまだ不安だ。もちろん保険はかけるが、かけがえのないものにかける保険など気休めでしかない。

 このような事態に今まで備えてこなかったのは、むしろ怠慢のそしりをまぬかれない。で、近く自家用ヘリを買うことにした。だから、全国どこからでもご依頼ください。運送じゃなくて、演奏のご依頼ですよ!

 おしまい。 
08.07.02 
半 夏 生。
半夏生
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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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