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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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大地震、大津波、原発事故から三ヶ月。
3.11、14:46、23,482人。
せめて忘れずにいたい。
被災者にとっては余りに長かったに違いないこの三ヶ月。
なんだか、日本列島全体が、がくっと疲れてきたように思える。
一向に片付かないガレキの山。
収容されないご遺体。
行く当て所無く放浪する何万もの人々。
今なお、家族を失い、故郷を失い、三ヶ月間着の身着のままで体育館で寝起きしつづけ、この先いつ今の状況から脱却できるかさえまったく見えない人々。
今ここでこうしていられる自分を、幸運だとすら思えない。
と言って、現時点で何ほどのことができるわけもない。
行動とは身体を使うことのみにあらず、頭を使うことも行動なり、と言ってはみたものの、傍観者になってしまうことから逃げようとして、あれこれの言葉と情報を弄んでいるだけやも知れぬ。
さて、きょう、読み返してみた一文がある。

「舟を岸につなぎなさい」
太母(たも)さん、こと慧日さんの教えだ。
1956年3月3日の早稲田大学での太母さんの講演を起こしたこの重要な一文。
この国の現状を打破するための鍵が示されているように思う。
以下、一部引用して紹介したい。

_ _ _ _ _ _ _

 幾十億の蟻が、笹舟に乗って、近づく滝壷も知らずに流れて行く光景を想像してみて下さい。
 蟻達は自分等が笹舟に乗っていることさえ知らないようです。知らないから、協力し合うべきお互いが逆に憎み合い、おとし入れ合い、欲張り合って術策と斗争に夢中です。
 舟が滝に達して転落すれば、敵も味方も全滅なのに。
 これが人類の現代の有様を端的に絵図面にしたものです。
(第一章「舟を岸につなぎなさい」より)

 之迄も今日も、大政治家あり、大思想家あり、大発明家あり、大科学者あつて、続々脅威的発見をし、発明をし、教育の網は又世界中に張り回らされ、大小様々の主義、思想、組織等々、寝る間も惜しんで活動して来たものです。
 なのにこうした努力が全然報われずに、人心は荒廃への足並みを決して変えず、社会の混乱は日を逐うて加速し、天災々害は頻りに起こるのです。
 何故?
 たつた一つ、人生観そのものに、大きな錯覚を持つているからです。
 この最初の、致命的な誤りが、永い年月の間に、大齟齬の流れとなつて現われているためです。
 して見れば、この錯覚上に立脚して出発している、今日の世界の経済機構や政治基盤や、教育方針やが、今後も現在のまゝで進展されて行くならば、いかなる配慮も努力も、今日迄がそうである様に、すべて水泡に帰するでしよう。
(第二章「潜在意識が容認しているもの」より)

 舟を岸につなぐ。
 この問題を相談するために、各国の指導者による会議を開くことが、必要でありましよう。
 此処に舟を岸につなぐ綱があります。
 綱というのは次の問題の納得と、究明であります。

一、文明が大車輪で発展すれば、災害も大車輪で発展することに目を留めなさい。何故か?

二、災害の七割までは人間が惹き起こすものであります。して見れば、災害の七割までは人間で防止できます。どの様にして?

・・・(中 略)・・・

四、医学の進歩と歩調を合せて患者が増加し、病院と医薬が氾濫するのは何故か?又人命が延びたという一方、内部よりの崩壊が加速度しているのは何故か?

・・・(中 略)・・・

九、人類の苦しみの第一因は、要不要の算定を無視した物品乱造であり、悩みの最大因は、乱造せざるを得ない経済機構にある。ということについてと、その重苦から脱する方法について

十、物品乱造の結果、乱費となり、これが人類と他の万物との関係をどの様にしているかについて

・・・(中 略)・・・

十三、原子力は、その使用目的の如何に拘わらず、取り扱うこと自体が、災害のもとであるという理由について

十四、既に蓄蔵されている原子力開放にあたつての諸条件について

十五、教育は学校に始まつてはもう手遅れで、出生と同時に始まらねばならないということゝ、その始まりに於ける諸注意について

十六、以上十五項目の解答が、すべて帰着する終点に於いて、発生して来る諸問題について

(第三章「岸につなぐ綱」より)

_ _ _ _ _ _ _

 引用、以上。

太母さんは、尼さんであったが、既製宗教を超えた思想活動を、独りで静かに続けられた方だ。
二十数年前にこの短い一文に出会ったワタシ。
太母さんの深い視点と洞察に衝撃を受けた。
が、世界は太母さんが、そしてこの一文に賛同した人々が望んだ方向へ向かったとは、けっして言えない。
内容が少しも古くなっていないばかりか、この五十五年間の世界の動向の要約ではないかとさえ思えるこの一文。
世界は、この一文に反発するように、あるいはこの一文の正しさを証明しようとするかのように、カオスへと向かい続けているように思えてならない。
震災から三ヶ月目のきょう、文明と自然の葛藤のただ中にあることを思い知らされる我々。
それゆえ、今こそ読み返してみようと思ったこの一文。

カエルが静かになったので、寝る。

 おしまい。 
11.06.11 記 




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巴だ リョウヘイ
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職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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