#788 型通りで済めば楽なものだが

発表会から間もないというに、もうレッスンだ。
新曲だ。
４つのグループのレッスンが重なる日だった。
いつものやうに、それぞれはとってもそれぞれだった。
人に個性があるように、グループにも個性がある。
カラーと言うバアイもある。
カラーと言っても、みんな色付きとは限らない。
モノクロだったり、そのうちセピア色になったり。
「そのうち」というのは失礼だな。
なんだか古びれるみたいではないか。
「セピア調の思い出のグルーブ」ではさびしい。
が、「伝説のグループ」と呼べば、突然格が上がるな。

それはともかく。
きょうから取り組み始めた曲の一覧。

Sing／カーペンターズ　３年ぶりの蔵出し
サザエさん
Ave Maria／カッチー二
オリーブの首飾り

これらはすべて、以前他のグループも取り組んできた曲だ。
同じ曲を違うグループが演奏すると、ずいぶん異なるニュアンスとなる。
そこにカラーが反映されるからだ。
指導内容も、実はずいぶん違ってくる。
カリキュラムを持たぬワタシの指導は、グループのカラーと、その人の個性・能力に合わせた指導となる。
これでいいのだ。

カリキュラムってなんだ。
学習指導要綱みたいなものか。
文部省か。
縦割りか。
脳天唐竹割か。
そんな型通りのもの、いらない。
そんなものが、ワタシの生徒さんたちに通用すると思うのかっ。
・・・とさ。

　おしまい。　
11.06.03 記