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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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今年も「オカリナフェスティバル in 神戸」が終わった。
二日間で100組ほどのオカリナ愛好家が演奏するこのフェスティバル。
阪神淡路大震災の復興支援イベントとして始められた。
11年目の今年は、東日本大震災を受けて原点回帰の年であったやもしれない。
第一回から欠かさず訪れているが、久しぶりに真面目に、館内からほとんど出ずに過ごした二日間。
いろんなことを考えた。

ワタシの心をふるわせた演奏がいくつかあった。

民族衣装をまとった韓国の小学生が一人で吹いた「アリラン」。
始めの数小節でワタシの心は穏やかで温かいエネルギーに満たされていった。
特に上手だったわけでも、演出があったわけでもない。
それでいてワタシ始め多くの人の心をつかんだ。
この少年は、ただそこに立ち、曲とピアノ伴奏に身を委ねて淡々と吹いていた。
余計なものがくっついていなかった。
だからこそ、曲が生きた。
オカリナの音色が生きたのだ。
それは、演奏の原点と言ってもよかった。

変わって、神戸の妙齢のご婦人たちのグループ。
このフェスティバルと共に発展してきた地元グループのひとつだ。
けっして上手なグループではない。
笑顔があるわけでもない。
が、曲の節目節目で、みんながごく自然に息を合わせている。
リラックスして、思い思いのポーズで息を合わしている。
そこにワタシは、みなさんの仲の良さを見て取り、心が和んだ。
信頼関係があればこそ、お互いがリラックスして吹ける。
自然に息を合わそうという気持ちになる。
これぞアマチュアのお手本、やも。

「どうしてそんなに硬い表情で、下を向いて、固まったままで吹くの?」
「何が楽しくてそこにいるの?」
などと、ワタシなんぞに誰も言われたくないだらふな。
「わたしにはわたしの楽しみ方があるのよ、ほっといてちょーだいっ」
と言われそうだ。
が、例年、見ていてしんどいグループが多いのだよ。
自意識過剰だよ、のびのびやろうよ。

技に心が宿って、初めて音楽となる。
というか、心を表現するための技なのだ。
アマチュアであっても、聴く人の心に音楽を届けることを目的に演奏してほしいと私は願っている。
少なくとも上達したいと願うアマチュアであれば、磨くべきは技術よりもむしろこの心だと思うのだ。
でなければ、巧くなるに連れてその演奏は、耳に付き鼻に付くようになる。

が、今年も、少なくとも誰もが一所懸命だった。
「人生から99%の幻を除いた後の1%に込められた真実」を体現しているのは、むしろアマチュアの演奏やもしれない。
一見無意味に見えることに血道を上げることの楽しさ、素晴らしさよ。

音というものは、まことに、そのときその場のその人そのものだ。
善きにつけ悪きにつけ、ときには人生を顕にしてしまう。
それゆえにアマチュアの演奏も多くのプロの演奏も、すべての演奏は芸術以前ではあっても、芸術以下ではない。

ところで、一日目のゲストの和田名保子さんは素晴らしかったな。
高い芸術性、オリジナリティ。
この十一年間で最高のゲスト…というのは私的感想。
まだまだ知られていない素晴らしい人がいるものだなあ。

今年は、マイ生徒さん関係のグループの参加は5つだった。
ワタシの元を離れて新天地で新しいグループを立ち上げてやってきた人。
初参加の緊張からこそ多くを学んだグループ。
直前の落ち込みを見事にクリアして最高の演奏をしたグループ。
直近のレッスンの成果を十分に生かし、高い評価を得ることができたグループ。
どのグループにもドラマがあってそれはよかった。
他に4つのグループが抽選で落ちちゃったが、来年はみんな出られますやうに。

 おしまい。 
11.08.29 記 




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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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