揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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子どもの頃、京都・四条通り近辺に住んでいた。
デモがとても多い時代だった。
京都でデモと言えば四条通を行進したので、デモを見ることは生活の一部だった。
メーデー、全学連、他色々。
間近に見た全学連のジグザクデモは圧巻だった!
で、デモ隊はなぜ車道を歩いていいのだろうと、素朴に疑問だったワタシ。
デモがとても多い時代だった。
京都でデモと言えば四条通を行進したので、デモを見ることは生活の一部だった。
メーデー、全学連、他色々。
間近に見た全学連のジグザクデモは圧巻だった!
で、デモ隊はなぜ車道を歩いていいのだろうと、素朴に疑問だったワタシ。
一人の者がメガホンで大きな声で何か言い他の者がそれをくり返すことが、デモの代表的な手法であることはわかった。
が、それらの言葉がへんたい聴き取りにくかったこともあり、どのデモも、何を言っているのか全然理解できなかった。
が、すべてのデモが、何らかの「反対!」を訴えていることだけはわかった。
子どもの頃から見慣れているから、ワタシはデモに対する抵抗感がない。
が、シュプレヒコール、鉢巻き、プラカード、横断幕といった日本の伝統的デモのスタイルは、今の都会でやるにはずいぶんダサイと感じる。
もっとオリジナリティーがほしい。
でも、でかい音で音楽をガンガン鳴らすのはやめてほしいな。
祝島のおばちゃんたちの島内デモ。
「げんぱつ〜、ぜったい〜、はんた〜い」「え~い、え~い、お~~」
聞いてて力が抜けそうになる、ゆるいシュプレヒコール。
毎週月曜日の夕方に恒例化している。
割烹着姿の町内会のデモである。
それがこれまでに二十年以上、千回以上つづいている。
犬も尻尾をふりふりいっしょに歩いている。
このように、伝統的スタイルを守りつつ、オリジナリティーにあふれている。(映画「祝の島」より)
さて、安保闘争時代や学生運動時代のデモの記憶もあるからだろうか。
今どきデモなんてダサイしキモイし、何の意味があるのかわからないと言う人も多いようだ。
が、情報統制やマスコミの偏向の下で、生身の人間が数万人集まって同じ思想の共有を確認し共同で主張し「実体化」したことの意味は大きいと思う。
思想や思想の元となる情報は、個々人が別々に頭の中や本や新聞やネットの上で扱っているうちは、実体が無い。
生身の人間が交換しぶつけ合い共に言葉にすることで、初めて集合知となり、実体を持つのではないだろうか。
ただし、デモの意味はそれ以上ではないし、それ以上であってはならないと思う。
デモで世の中を変えようと考えるのは、未熟だし危険だ。
なぜなら、デモの本質は対立を背景にした実力行使であるからだ。
しかも、大多数の参加者は、逮捕でもされない限り匿名のままだ。
デモが群集心理が働きやすい状況を作り出してしまうことも、忘れてはならない。
デモに抵抗感を持つ人の中には、デモの暴力性に気づいている健全な精神の持ち主も多いのではないかと思う。
だから、デモが市民権を取り戻すためには、過大に政治色を持たせない知恵も、これからは必要だと思う。
デモは井戸端会議の延長。
意気投合。
それでいいじゃないか。
ところで、数々のデモを見て育ったワタシだが、賛成を叫ぶデモというものに出会ったことがない。
祝福のデモはパレードと呼ばれてデモとは見なされていない。
きのうのデモは脱原発、つまり「原発反対!」だった。
で、原発推進派に、ぜひとも「原発賛成!」のデモを派手に楽しくやってみてほしい。
泊原発再稼働を祝うパレードでも良い。
それでこそ、原子力ムラの魔の手を離れた、市民による明るい対話の始まりが期待できると思うのだが。
やがて、今はバラバラの原子が結合して分子になり、良き遺伝子になっていけばいいな。
追記:カブールの民衆のデモ by 西谷文和氏。
「日本人が忘れかけている『抗議行動の原点』がここにあった」
そうか、デモの本質はやっぱり抗議行動、つまり怒りなのやも知れないな。
※ 9月21日、タイトルを修正しました。(ふたつのイベントタイトルがごっちゃになってました)
が、それらの言葉がへんたい聴き取りにくかったこともあり、どのデモも、何を言っているのか全然理解できなかった。
が、すべてのデモが、何らかの「反対!」を訴えていることだけはわかった。
子どもの頃から見慣れているから、ワタシはデモに対する抵抗感がない。
が、シュプレヒコール、鉢巻き、プラカード、横断幕といった日本の伝統的デモのスタイルは、今の都会でやるにはずいぶんダサイと感じる。
もっとオリジナリティーがほしい。
でも、でかい音で音楽をガンガン鳴らすのはやめてほしいな。
祝島のおばちゃんたちの島内デモ。
「げんぱつ〜、ぜったい〜、はんた〜い」「え~い、え~い、お~~」
聞いてて力が抜けそうになる、ゆるいシュプレヒコール。
毎週月曜日の夕方に恒例化している。
割烹着姿の町内会のデモである。
それがこれまでに二十年以上、千回以上つづいている。
犬も尻尾をふりふりいっしょに歩いている。
このように、伝統的スタイルを守りつつ、オリジナリティーにあふれている。(映画「祝の島」より)
さて、安保闘争時代や学生運動時代のデモの記憶もあるからだろうか。
今どきデモなんてダサイしキモイし、何の意味があるのかわからないと言う人も多いようだ。
が、情報統制やマスコミの偏向の下で、生身の人間が数万人集まって同じ思想の共有を確認し共同で主張し「実体化」したことの意味は大きいと思う。
思想や思想の元となる情報は、個々人が別々に頭の中や本や新聞やネットの上で扱っているうちは、実体が無い。
生身の人間が交換しぶつけ合い共に言葉にすることで、初めて集合知となり、実体を持つのではないだろうか。
ただし、デモの意味はそれ以上ではないし、それ以上であってはならないと思う。
デモで世の中を変えようと考えるのは、未熟だし危険だ。
なぜなら、デモの本質は対立を背景にした実力行使であるからだ。
しかも、大多数の参加者は、逮捕でもされない限り匿名のままだ。
デモが群集心理が働きやすい状況を作り出してしまうことも、忘れてはならない。
デモに抵抗感を持つ人の中には、デモの暴力性に気づいている健全な精神の持ち主も多いのではないかと思う。
だから、デモが市民権を取り戻すためには、過大に政治色を持たせない知恵も、これからは必要だと思う。
デモは井戸端会議の延長。
意気投合。
それでいいじゃないか。
ところで、数々のデモを見て育ったワタシだが、賛成を叫ぶデモというものに出会ったことがない。
祝福のデモはパレードと呼ばれてデモとは見なされていない。
きのうのデモは脱原発、つまり「原発反対!」だった。
で、原発推進派に、ぜひとも「原発賛成!」のデモを派手に楽しくやってみてほしい。
泊原発再稼働を祝うパレードでも良い。
それでこそ、原子力ムラの魔の手を離れた、市民による明るい対話の始まりが期待できると思うのだが。
やがて、今はバラバラの原子が結合して分子になり、良き遺伝子になっていけばいいな。
おしまい。
11.09.20 記
11.09.20 記
追記:カブールの民衆のデモ by 西谷文和氏。
「日本人が忘れかけている『抗議行動の原点』がここにあった」
そうか、デモの本質はやっぱり抗議行動、つまり怒りなのやも知れないな。
※ 9月21日、タイトルを修正しました。(ふたつのイベントタイトルがごっちゃになってました)
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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