揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#518 眼光紙背に徹せば
五月からこっち、夢見るガチョウ関係のアンケートを三つも作成した。アンケートのプロになれそうだ。会話によるコミュニケーションが持つ限界を補うために、ときにはアンケートのような文字表現による意思疎通も役に立つと、回を重ねる毎に思う。で、笑えるし、怒れるし、泣ける。
五月からこっち、夢見るガチョウ関係のアンケートを三つも作成した。アンケートのプロになれそうだ。会話によるコミュニケーションが持つ限界を補うために、ときにはアンケートのような文字表現による意思疎通も役に立つと、回を重ねる毎に思う。で、笑えるし、怒れるし、泣ける。
ガチョコン4終了後、参加したガチョウさんことマイ生徒さんたち53名に、匿名でのアンケートにご協力いただいた。「われわれはお互いに理解し合っているのか? ガチョコンを今後どうするか?」てな主旨だ。集計結果を公表することで、みんなでみんなの考えを共有したかった。
「コンサート当日、いちばん気をつけたことは何ですか?」という設問に対しては、実にさまざまな回答が寄せられた。それらはいくつかのタイプに分類出来る。
いちばん多かったのが精神面。「楽しんで吹く」「リラックスする」「平常心」「真っ白な心で演奏」など。52%。
次は、演奏の注意点。「よく聴く」「力を抜く」「重心を低く」「正しい姿勢」など。48%。
精神面とも演奏の注意点とも言えるもの。「自然体」「演奏の楽しさ・喜びを表現する」など。
演奏以前の基本的な事柄は「体調管理」「忘れ物」「オカリナの管理」「みなさんにあいさつをする」「時間にゆとりを持つ」「自分がなぜここにいるかを忘れない」など。23%。
お客さまと全体の進行への配慮は、「心を込めてお客さまに接する」「スムーズな進行」「会場全体がよい雰囲気になるよう務める」「自分に任された仕事を最後まで責任を持ってする」10%。
すべての回答は、ガチョコンを成功させたいとの気持ちの表れであるはずだ。問題は、何をもって成功と呼ぶのか、どうすれば成功するか、だ。
コンサートの成功とは、「幸せな空気が会場全体で共有されていること」だとさせてほしい。その幸せな空気は、参加者が「良き合奏とは何か」の答を共有できれば自然に生まれるはずだ。そうして生まれた幸せな空気は、その場のみんなに共有され、一人一人に分かち合われる。それこそが一人一人の喜びであり、一人一人の成功だろう。
「良き合奏とは何か」の答に従えば、ガチョコンの参加者には、自分のことよりもまず全体を見ることが求められる。だから、自分のことばかり気になる人は、その場にふさわしくないことになる。
「むずかしいことはわかりません。楽しく吹けたらそれでいいんです」
との声が聞こえてきそうだな。まいどすみませんね。
アンケートの文面からすべての真意を読み取ることはできそうにない。眼光紙背に徹すの域にはまだまだ遠いなー。が、「コンサート当日、いちばん気をつけたことは何ですか?」に対する回答からは、気持ちの重心を自分に置いた人と全体に置いた人とがそれぞれどれくらいいたのかが、ある程度は見て取れる。「真っ白な心で演奏」はワタシのアドバイスであり、自分の思惑はすべて捨て去って演奏するという意味だ。それはそのまま、全体のために自分は横に置いておくということでもある。
また、筆跡や言葉遣いからも様々な感慨や思惑や心境が、ちらりと見えてくることがある。
ワタシの感慨のひとつは、これまでの練習と準備と当日の進行と演奏に自分を捨てて取り組んでくれたガチョウさんたちに恵まれたことだ。
自分を捨ててこそ、全体を共有できる。全体が共有されてこそ、個々のグループも個人も幸せになれる。このことはそのまま、「良き合奏とは何か」という問いの答にもなっている。演奏中は、自分を捨ててこそ、すなわち自意識を捨ててこそ、グループ全員でひとつの音を共有することができ、そうして初めて個人個人が真に生かされることを、ワタシは知っているし、お客さんや生徒さんに伝えているつもりなのだったとさ。
「コンサート当日、いちばん気をつけたことは何ですか?」という設問に対しては、実にさまざまな回答が寄せられた。それらはいくつかのタイプに分類出来る。
いちばん多かったのが精神面。「楽しんで吹く」「リラックスする」「平常心」「真っ白な心で演奏」など。52%。
次は、演奏の注意点。「よく聴く」「力を抜く」「重心を低く」「正しい姿勢」など。48%。
精神面とも演奏の注意点とも言えるもの。「自然体」「演奏の楽しさ・喜びを表現する」など。
演奏以前の基本的な事柄は「体調管理」「忘れ物」「オカリナの管理」「みなさんにあいさつをする」「時間にゆとりを持つ」「自分がなぜここにいるかを忘れない」など。23%。
お客さまと全体の進行への配慮は、「心を込めてお客さまに接する」「スムーズな進行」「会場全体がよい雰囲気になるよう務める」「自分に任された仕事を最後まで責任を持ってする」10%。
すべての回答は、ガチョコンを成功させたいとの気持ちの表れであるはずだ。問題は、何をもって成功と呼ぶのか、どうすれば成功するか、だ。
コンサートの成功とは、「幸せな空気が会場全体で共有されていること」だとさせてほしい。その幸せな空気は、参加者が「良き合奏とは何か」の答を共有できれば自然に生まれるはずだ。そうして生まれた幸せな空気は、その場のみんなに共有され、一人一人に分かち合われる。それこそが一人一人の喜びであり、一人一人の成功だろう。
「良き合奏とは何か」の答に従えば、ガチョコンの参加者には、自分のことよりもまず全体を見ることが求められる。だから、自分のことばかり気になる人は、その場にふさわしくないことになる。
「むずかしいことはわかりません。楽しく吹けたらそれでいいんです」
との声が聞こえてきそうだな。まいどすみませんね。
アンケートの文面からすべての真意を読み取ることはできそうにない。眼光紙背に徹すの域にはまだまだ遠いなー。が、「コンサート当日、いちばん気をつけたことは何ですか?」に対する回答からは、気持ちの重心を自分に置いた人と全体に置いた人とがそれぞれどれくらいいたのかが、ある程度は見て取れる。「真っ白な心で演奏」はワタシのアドバイスであり、自分の思惑はすべて捨て去って演奏するという意味だ。それはそのまま、全体のために自分は横に置いておくということでもある。
また、筆跡や言葉遣いからも様々な感慨や思惑や心境が、ちらりと見えてくることがある。
ワタシの感慨のひとつは、これまでの練習と準備と当日の進行と演奏に自分を捨てて取り組んでくれたガチョウさんたちに恵まれたことだ。
自分を捨ててこそ、全体を共有できる。全体が共有されてこそ、個々のグループも個人も幸せになれる。このことはそのまま、「良き合奏とは何か」という問いの答にもなっている。演奏中は、自分を捨ててこそ、すなわち自意識を捨ててこそ、グループ全員でひとつの音を共有することができ、そうして初めて個人個人が真に生かされることを、ワタシは知っているし、お客さんや生徒さんに伝えているつもりなのだったとさ。

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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
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