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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#448 考える人

 野外で演るはずが室内に変更になったので、なんとなく完全燃焼しきれなかった感が残った。草の上に泰然と立ち、大地の気を全身で吸収して爆発させるはずが、低い屋根の下でこじんまりと演ることになったのだから無理もない。「鳥づくし」コンサートも鳥の声が聴こえなければちとさみしい。そして、ワタシの野外演奏の晴天率は、とうとう91.7%に下がってしまった。22勝2敗だ。

 が、梅雨時だもんな〜。

 とまれ、腹がへった割には燃焼感が足りず、家に帰ってからまたオカリナを吹き始めてしまった。「野鳥たちに捧げる小品集」を何度も吹いてみた。

 小品集全13曲のうち12曲は新曲だ。新曲に取り組むときは、独特の高揚感と緊張感に支配される。もちろん、へんたいなこともある。暗譜しようとするとへんたいだ。
 一日目は記憶に不安が残ったので、仕方なく譜面を作って、ときどき見ながら演った。が、夕方のうす暗がりでたいへん見辛かったので、二日目は全部憶えていった。が、結局は室内の明かりの下で演ることになってそれはよかった。

 で、憶えたつもりが、曲のアタマが出て来ないことが二度もあった。
「次は『ヤマガラのきまぐれ』です・・・(長い沈黙。会場の凝視が痛い)・・・(なぜか右手の人差し指が空に何かを描き始める。頭の中では各曲の冒頭が早送りモードで検索されている。10秒後ようやく)ファソラシドッファッ・・・」
 いったん吹き始めさえすれば、あとはなんとかなる。いや、なんとかする。

 ところで、新しい曲に取り組むときは誰でも、まずは楽譜を読み、または音を思い出し、音をはずさずに吹く練習から始める。で、次に何をするかは、人によっていろいろだったりする。

 このたびの新曲たちは、まずは例にもれず音をはずさずに確実に吹く練習ねばねばだった。で、次はワタシのバアイは、ある程度音を憶えたら、ひたすらいいリズムと流れで吹く練習と同時進行となる。強弱も表情もイカのアタマもない。とにかく、いい流れで吹くことに心血を注ぐ。
 強弱や音色の変化は、すべてこの流れの上に自然に現われる。

 なぜ音と音とがうまくつながらないことが多いのだろう。細切れになってしまうのだらふ。
 音がつながらないときは、何かを考え込んでしまっていることが多い。「こう吹かねば」や「こうせねば」は最小限にしておかないと、夢中で吹いている時間よりも考えながら吹いている時間の方が長くなってしまう。
 それと、次に何をどうするかが見えていないときも音はつながりを失う。できるだけ先を見ながら演奏しないと、進んでは止まり、ばかりになってしまう。

 この両方を解決するには、音をよく聴くことと、自分の体内の感情の流れをよく観察することと、どのような流れで演奏するかのイメージをはっきりと持っておくことと・・・ほかにもありそうな。

 また、何かを考えながら演奏すると、ロダンの「考える人」のごとくに身体が彫刻化してしまう。いや、硬直化してしまう。指はあごに当てられたままで動かなくなってしまう。

 きのうは、一日目の12曲に加えて、7、8年前に作った「いわゆるカッコウ」という曲も演奏した。カッコウワルツと同じくワルツだ。カリンバの伴奏が付いているのだが、この日はアカペラで、足に付けた鈴を鳴らしながら吹いた。芸達者になったものだ。チンドン屋だ。

 おしまい。 
09.06.11 記 
紅白のツツジ
紅白ツツジ

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管理人について

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巴だ リョウヘイ
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職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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