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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#212 共 存

 すべての人は生まれつき平等ではない。いやさ、死ぬまで平等ではない。生まれつき背が高い人もいれば低い人もいる。口が達者な人もいれば口下手な人もいる。100mを10秒で走る人もいれば20秒かかる人もいる。そんな風に能力のちがう人たちを同じように扱うことが平等というものだと思っている人は、案外多いのではないだろうか。

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 サッカーが好きだけれど下手だという子供はいくらでもいる。その子たちが上手な子にまじってプレイするのはたいへんだ。ほかの子と同じようには楽しめないかもしれない。試合に負けようものならば「お前のせいだ」と言われるかもしれない。

「なぜ練習してこないか」
「してる」
「もっとしろ」
「いっぱいしてる」
「では、なぜそんなに下手か」
「わからん」

 上手な子には、下手な子がどれだけ練習しているかは、なかなかわからないものだと思う。もしかすると、上手な子よりももっと練習しているかもしれないのに。そして、下手な子もまた、上手な子がなぜ上手なのかがわからない。自分もすぐに上手になれると思い込む。ときには、上手な子を妬む。

 子供は経験が少ないがゆえに、自分と他者はそんなに能力に差がないと思っている場合が多い。せまい世界で生きているがゆえに、人と人との能力差というものの「幅」も理解していない。つまり、人は生まれつき平等があたりまえだと、どこかで素朴に思っているのだ。

 そして、練習ができるかどうかも能力のうちだ。これがなかなかわからない子が多い。練習する能力というものにも、かなり個人差がある。

 能力の違いを理解しあって、受け入れあって、その上でどのようにすれば協力できるか、あるいはできないかを冷静に模索できるかどうかが、子供と大人のちがいだろう。それは、共存の知恵のあるなしだとも言える。

 おしまい。 
08.02.15 
雪もこれくらいだと、きれいだと言ってられます。
松に雪
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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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