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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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「欠点は横に置いておき長所を伸ばす方が良い」というのが流行っているな。
多くの諸々の専門家の方も、こうおっしゃるな。
この考え方は、こと合奏においては、机上の空論乃至想像力不足だな。

拍手[7回]


このやうにおっしゃる人は、単にその人が楽しく取り組めることがその人の長所なのだと誤解している。
いや、わざとそう言ってるフシがあるな。
いい顔するために。
合奏の場合、ゴールが見えていない人たちが思い思いに楽しんでも、目的を達成できるわけがない。

「楽しむ」という曖昧な言葉にごまかされてしまっている人が多いな。
自分にとっての楽しみが、人にとっても楽しみであるにちがいないと考えるのは、厚かましいよ。
ひととき自分を捨ててこそ、本当の楽しみを見つけられるんだよ。
ゴールを共有しなければ、バラバラのままだよ。

長所って何よ。
才能か。
そんなもの、ただの能力の偏りじゃないか。
もっと普遍的なものに働きかけなきゃ。
人には感動する力があるんだよ。
感動の泉は、みんなつながってるんだよ。
で、その人なりの感動の仕方が、その人の長所なんだよ。
それを引き出してあげなきゃ。
それをみんなと分かち合えるようにしてあげなきゃ。

ゆえに、感動の受け皿としての技術を磨く。
自分の感動をお皿にしっかりと盛りつける術が技術。
盛りつけがデタラメだと、誰も味わってくれない。

で、技術を磨くとは、基礎力の底上げのことなんだな。
正しい構え方、正しい音程、正しいリズム・・・etc.
まず、何が「正しい」かを知り、それを基準とする。
合奏では、基準は共有される。
基準から引き離そうとするものが「欠点」だとも言える。
だから基礎力の底上げとは、欠点を修正していくことでもあるのだな。

欠点を修正するには、欠点を知らねばならないな。
自分を知らねばねばならないな。
自分を知るとは、もちろん長所も知ることでもあるな。
何が好きなのか。
何に感動するのか。
何が得意なのか。

 つづく。 
11.06.27 記 




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楊琴にはまりみうごき出来ず
ブログ発見P402はだめですか?
ひろしまでひとりぼっち EDIT
at : 2011/06/29(Wed) 18:42:57
Re:楊琴にはまりみうごき出来ず
>ブログ発見P402はだめですか?

すみませんが、P402の意味を教えてください。

 巴だ
at : 2011/06/29 20:24
楊琴・P402B・河北省成楽民族楽器有限公司製
小型で狭いバチが打ちにくいです
403でも中国のお店ぐるぐる見て音色聞いてかうものですか?
ひろしまでひとりぼっち EDIT
at : 2011/07/18(Mon) 23:04:06
Re:楊琴・P402B・河北省成楽民族楽器有限公司製
ひろしまでひとりぼっちさま

>小型で狭いバチが打ちにくいです

大きいサイズの揚琴でも、弦と弦の間隔はさほど変わりません。
ですので、大きいサイズの揚琴でも、残念ながらバチの打ちやすさは変わりません。
弦楽器、打楽器の演奏の経験がなく初めて揚琴に取り組まれる方には、手頃な小型のものから始めることをお勧めしてます。
調律の練習にも適しています。

どんな楽器でも、実際に演奏し、音を出してみて選ぶのが良いのは事実です。
が、中国へ出向いてまで楽器を探すかどうかは、ご本人の熱意次第だと思います。
ワタシが使っている揚琴は、日本で入手したものばかりです。
メインにしている揚琴は知人から譲り受け、他のいくつかは京都の楽器店で購入しました。

・・・と、ここまで書いて思い至りましたが「中国のお店」とは、「日本にある中国楽器を扱っているお店」のことなのかな。

とにかく、いい揚琴に巡り会われますようお祈り致します。

 巴だ
at : 2011/07/23 12:31
いつの日か楊琴についてお話してみたいです
テキストは、中国、台湾から手に入れました
基本練習中の男性ですみませんね
ひろしまでひとりぼっち EDIT
at : 2011/07/28(Thu) 21:01:24
Re:いつの日か楊琴についてお話してみたいです
>テキストは、中国、台湾から手に入れました

もしや貴重なもの、よく手に入れられましたね。

>基本練習中の男性ですみませんね

ふふふ、こちらこそ男性ですみません。
いつかお話しできますように。

 巴だ
at : 2011/07/29 22:33
ブログで楊琴されている人調べての意見
私の先生は女性ですが、他の人も女性です。
1番の方は、まず弾きたい曲を練習しながら要点教える方法、2番の方毎日4~5時間練習されて先生からの課題曲で教える方法、私の先生はとにかく基本が出来なければ駄目と言う方法。男性の先生の指導方法はどうされてますか?練習時間等ご意見教えてください。文章下手ですみません。理解して欲しいです。
ご意見
ひろしまでひとりぼっち EDIT
at : 2011/08/15(Mon) 21:03:05
Re:ブログで楊琴されている人調べての意見
ひろしまさま

>1番の方は、まず弾きたい曲を練習しながら要点教える方法

趣味で楽器をする大人向きだと思います。

> 2番の方毎日4~5時間練習されて先生からの課題曲で教える方法

子どもや専門家を目指す人向きですね。
一般の子どもの場合、練習時間は毎日4~5時間も必要ないので、熱意や事情に応じて増減すると良いと思います。
もちろん、若いうちは少しずつでも毎日するのがいちばんいいのですが。

> 私の先生はとにかく基本が出来なければ駄目と言う方法。

ワタシもそう思います。
肝心なことは、基本=基礎をどう身につけるかです。

基礎の第一は、「よく聴くこと」です。
自分の音、仲間の音、先生の話をよく聴かない人は、何十年やっても心に届く演奏は絶対にできません。

さて、大人はたいてい自分の考えややり方を持っておられるので、専門家を目指すのでなければ型通りに練習する必要はないと思います。
だから「まず弾きたい曲を練習しながら要点を教える方法」が良いと思います。
自分の興味が向く方向に従って、自分で工夫する方が楽しく練習でき、結果として長続きするでしょう。

が、これは「気が向くままにする」「適当にする」とは全然違います。
楽器の習得という山をどこからどう登り始めても、必ず何度も壁に行き当たるので、結局は何度も何度も、基本にもどって基礎練習をする必要があります。
揚琴演奏の場合、調律や演奏姿勢、バチの振り方、呼吸などですね。
それと共に、無駄な力を抜くこと、良いリズムで演奏すること、きれいに「歌う」ことなどの楽器の演奏全般の基礎があります。

練習とは、形を整えることではなく、心をこめて「音楽」として弾けるようにすることです。
そのためには、基礎練習だけではなく、日頃良い音楽を聴いたり美しいものにふれたり色んな体験をして、たくさん感動すること、周囲のすべての音をよく聴くこと、すべての動作をていねいに心を込めて行なうことがとても大切だと思うのです。
それと、欲張らないこと、あせらないこと、何よりも自分をよく知ることと自分で考え工夫すること、自分を信じることが大切だと思ってます。

一日何時間練習すれば上手になる、または毎日何年間練習すればプロになれるという処方箋のようなものはあり得ません。
それらは幻想、妄想、無駄、デマ、神話、たちの悪い広告宣伝の類いです。
必要なものは、心豊かに暮らしたいという願いと、音楽を愛する心と、正しい練習の方法だけです。

 巴だ
at : 2011/08/16 13:49
すばらしい回答有難うございます。更に基本でお聞きしたいのですが
昔から楽器苦手でした。ピアノ弾ける人が羨ましく思えて、自分の心の中に人生長いのだから、現在会社勤めの仕事しながら、読書して、音楽演奏したい願望があります。楽譜が読めないリズムが未だに分からない。音楽の才能無いのだろうか?
会社勤めで精神疲れて退職後自分の才能発見したいために楊琴というものに出会い、いろんな人にこんな話相談していいのだろうか?
人前に出て演奏するプロと言う人にこんな子供じみた相談していいのだろうか?劇的に音楽の才能があるのだろうか?
二胡も練習中ですが、更に難しいと聞きました。何が目標なのと聞かれたら人前に出て演奏してみたい!指導の立場になりたいと笑われますが楊琴の魅力はあると思うところです。
音楽の音符教本も買いましたが、リズム感は理解できるようになりますでしょうか?
一度京都駅でお会いしたいです。高速バスがあるのでいつでも可能ですが・・・
またまとまらない話ですみませんがご理解よろしくお願いします。
ひろしまでひとりぼっち EDIT
at : 2011/08/16(Tue) 19:38:00
Re:すばらしい回答有難うございます。更に基本でお聞きしたいのですが
ひろしまさま

この場では、他の訪問者のみなさんにもご参考になりそうなことにはできるだけお答えさせていただきたいと思ってます。
が、いちばん新しいコメントでお尋ねいただいたことは、現在付いておられる先生にお尋ねいただくのがいちばん良いと考えます。
音楽、揚琴に寄せておられるお気持ちはよくわかりました。
先生ならきっとワタシ以上にわかってくださるでしょうし、良いアドバイスを下さると思います。

 巴だ
at : 2011/08/16 22:05
たびたびお聞きします
先日、二胡の先生が昔楊琴した事があると言う話でこんな事言われました。
楊琴の弦の張り方に、北京式・上海式があるので調律が違うので難しいと聞きました。
もし、自分の楊琴の弦切れたら直せません
教えてもらえますか?
ひろしまでひとりぼっち EDIT
at : 2011/09/03(Sat) 22:02:19
Re:たびたびお聞きします
ひろしまでひとりぼっちさま

揚琴の弦の張り方(音の合わせ方のことだと解釈いたしましたが)の違いを、北京式・上海式と呼ぶという話は初めて聞きました。
揚琴の型番は北京、上海、蘇州などでそれぞれ異なっており、それぞれの型番によって音の合わせ方も異なっています。
ですので、それらを北京式・上海式などと呼ぶのでしょうね。

さて、ワタシの揚琴は、ワタシ独自の音の合わせ方=調律をしています。
友枝式です。
ですので、北京式・上海式の実際については詳しいことはわかりません。
不勉強でお役に立てずすみません。

が、弦が切れるとしたら一本ずつしかあり得ないので、切れた場合はその弦のとなりの弦と同じ高さに合わせるとよいと思います。
なお、ワタシはこれまで、演奏中や調律中に弦が切れたことは一度もありません。
だから、どうぞご心配なく。

 巴だ
at : 2011/09/04 00:29
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職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
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自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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