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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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鹿ネットの切れた所をふさいでくれてありがとう。
家賃まけといたるわ。


拍手[3回]




今朝、突然モロヘイヤが生えてきた。
黒大豆の横の草むらにまとまってたくさん生えていたのだ。
その数9本。
毎日のように横を歩くのに気付かなかった。
だから今朝いっせいに生えたにちがいない。
こぼれ種ではない。
この場所でポットに種を播いていたときにこぼした種が発芽したと思われる。
こぼれ種じゃなくてこぼし種だ。

左がモロヘイヤ。右が黒大豆。



で、ポットの方はまったく発芽しなかったのは、なぜ。

とにかく、今年はモロヘイヤは無いものとあきらめていたのでうれしい。
で、このままでは育ちにくいので、間引きした。
で、モロヘイヤは間引きしたプラントも移植すればたいてい育つので、そうした。
が、移植したら、うなだれてしまった。



とほほー。
水をたっぷりやって草もたっぷり敷いた。


モロヘイヤは根を横に張るのだな。



このモロヘイヤ、北アフリカの地中海沿岸が原産だそうだ。
そこはモロッコのモロ平野というそうな。
アジア、アフリカ、インドなどの熱帯の水が少ない地方でよく栽培されてるそうだけど、だったら根を縦に深く張りそうなものなのに、なぜ。

とにかくモロヘイヤ、大きくなる。
これは去年の写真。肥料もろくになしで180cmほどになって、赤い茎は木のようだった。

 
 
これらから採った種がこのたびのこぼし種になったわけだ。

葉をさっとゆでて刻んだらぬめぬめねばねば。
これがたまらない。
おひたし、スープや煮込み料理に。男の料理

豆のように細長いサヤに一列に入っている種は、紫蘇やエゴマとよく似ているが、地中海の色を思わせるきれいな青緑をしている。
ちょっとつまんで食べてみたが、苦いだけだった。

で、きょうたまたま調べていたら驚がくの事実判明。

「この果実は毒性があり、食用に適さない。種子には強心作用のあるステロイド類のストロファンチジンという強心配糖体を含み、摂取すると鬱血性心不全を起こし、死亡することもある。平成8年10月ウシでの死亡例がある。通常食用にする葉などには含まれない。」(wiki)

いまだ生きているのは、なぜ。


ところで、放ったらかしのバターナッツが、いつの間にか専有面積が二坪にならんとする勢いだ。
一昨年は自家採種できず、作付けをあきらめた昨年のこと。
畑からずいぶん離れた草むらで、こぼれ種が発芽して育っているのを発見。
今年は、昨年たった一個成った実から採った種を播いた奥さん。

瓜も大豆も大根もこぼれ種が育っている。
トマトの四分の一ほどはこぼれ種だ。
青紫蘇、赤紫蘇は毎年こぼれ種だけで更新してる。
稲だってこぼれ種の株が結構ある。
インゲンの足元から里芋が生えてきて…これは掘り忘れだが、そのインゲンもこぼれ種が3mほどに育っている。
これすべて、田畑を耕さず草をできるだけ刈らないから起こりうることだ。
おまけに栗も山椒もそこら中に生えてくる。鳥さんアリガトー
これらは草刈りのときに自生した苗に気をつけて残してきた結果だし。

こぼれ種は田畑の副産物だろうか。
近頃は逆に思える。
田畑こそがこぼれ種の延長線上にあるものなのだと。
だから、不耕起という手法の目的は、ただ目下の土中環境を壊さないことだけではなく、作物の生育環境をできるだけ広範囲に自然状態に保つという所に主眼があるのだと思っている。
自然状態とは、循環・再生が保たれている環境だ。
無肥料・無除草も同様の目的だ。
自然の不変の循環に沿って栽培することでこそ、最大限の安定と安心が得られるのではないかと思える。

畑以外の場所に植えてみたゴーヤやエゴマは、無肥料なのに畑のそれらとひけを取らないくらいに育っている。
ゴーヤは傍らの木に他の蔓植物に混じってからみつき、伸び、実を付けている。



陽当たりがよくない草むらの里芋は、陽なたの畑で水不足にあえいでいる里芋よりずっと元気にしている。




始めに田畑ありきではなく、始めに生態系ありき。
そこにこそ安定と安心がある。
このことはすべての創作に通じると思う。
「作る」という営為の意味を、常に問い続けたい。

 おしまい。
 

16.08.11 記 

野生化エゴマ

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管理人について

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巴だ リョウヘイ
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職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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