#924 ある歳時記２～コンパニオン

毎年農繁期には一般業務も忙しくなるのはなぜだ。
あれこれの種まきで追われた。
生徒さんたちの発表会の準備とレッスンで追われている。
車のエアコンがまた故障した。
初めてアジの干物を作った・・・これは余計なことだな。美味かったけど。
とにかく家の周囲の草刈りが進まないので歩きにくい。
そうこうしているうちに季節はどんどん進んでゆく。
時には写真に収めておこう。

去年田んぼに播いた麦、今年は播かなかったのに、鳥が畑まで種を運んだようだ。




みんなでお修行、小坊主たち。




採種用に植えた芽だしタマネギが巨大化した。




しっかりつかまれっ。




ツルアリインゲンの勢いはジャックと豆の木を想わせる。







今シーズンは畑の草はほとんど刈っていない。
種播きや苗の移植の際は、種や苗の周囲半径 10 ㎝ ほどだけ刈ってそこへ敷き、その周りは刈らずに倒しておくだけ。
こうしておくと倒された雑草は弱るが根は生きているので土中環境が急変せず、ほとんど無肥料でも「雑草のように」よく育つ。
このオクラを播いた畝で倒されているのは、うずたかく生い茂っていたカラスノエンドウとクローバー。
雑草たちの生育を見ていると、年々土が肥えてきているのを実感する。




もち米の苗はすらっとしていて固い。




田んぼの畦の蓮華の一部がクローバーに交替し始めている。




初めて見る白花の蓮華。きっとかなり珍しい。




以下、ウチのハーブ使い魔女こと奥さんが育苗中。
固定種のトマト。




とうとう咲いたの感、セージの花。




万能ハーブセージ、これを植えて使っている家からは死人（病人）が出ないと伝えられる。
葉は独特の肌合いだ。




カレンデュラ（キンセンカ）




ボリジとカレンデュラの花を干してハーブティーに。




去年奥さんが植えたワイルドストローベリー、か弱かったのに越年して自生してしまった。




ワイルドストローベリーの実は苺より美味しかった。
甘味、酸味、苦味のバランスが絶妙で、香りは官能的ですらある。




「イチゴ」より、無肥料無農薬で十分育つ野苺を育てて食べやふ。

風にそよぐワイルドストローベリー。むこうのはニンニク




半日陰を好むレモンバーム。もう摘み始めても大丈夫だな。




さて、カモミールは植えておくと周囲の作物を元気にするそうだ。
そういう植物を「コンパニオン・プランツ」と呼ぶとのこと。







人間にもときどきコンパニオン・プランツみたいな人がいるね。
願わくば自分もそうありたいものだ。

　おしまい。

15.05.16 記　

カンゾウは七月にオレンジ色の大きな花を咲かせる。