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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#652 緑 化

 都会の人、聞いて下さい。都会の人が夜も逃れられない猛暑で苦しんでいるときに、田舎人はせっかく都会より涼しい所に住んでるっちゅうのに、へんたいな「涼の浪費」をしとります。都会では、涙ぐましくもビルジングの屋上にまで草花を植えて、なんとか緑をふやそう、でもってなんとか涼しくしよう、省エネしようとしているご時世に、田舎人は草という草を刈りまくっているのでする。

 人は自然現象に逆らって、ひたすら草を刈る。生活圏を維持するため、農作業をしやすくするため、美化のためだ。これを草刈り三原則という。田舎には、石油燃料で動く草刈り機がない家はない。田んぼの準備が始まる頃から初霜が降りる頃まで、一里四方に草刈り機の爆音が聴こえない日はない。ないと言ったらないっ。

 年中きれいに草が刈られた今の田舎の風景は、どこへ行っても、さながら公園のようだ。よく手入れされた田園風景は、実に明るく気持ちがいい。が、そこまで刈らなくても、丸刈りのマルガリータにしなくてもいいんじゃないのと言いたくなるときもなくはない。地肌が見えるくらい深く刈り込むと、風が吹けば砂埃が舞い散り桶屋も迷惑。雨が降れば土砂が流れる。
 さて、ここからが本題。

 夏真っ盛りに、家の周囲に草が伸びているのと短く刈り込まれているのと、どっちが涼しいか。わざわざ科学的検証をするまでもナイアガラ瀑布。
 都会ではなんとか緑をふやして気温を下げようとしているときに、田舎では相変わらず連日の草刈り精勤賞。それはもちろん、めぐりめぐらずとも、たった今都会の気温に影響している。
 だいいち、こんな猛暑にそんなに刈り込んだ日にゃ、お手前の家が暑かろうに。

 ところで昨夜のこと。裏の栗林で、がさがさと異音が聴こえる。アナグマの穴男かと思ったら、どうももっと図体がでかい。耳を澄ますと、ときどき「ぶひっ」という鼻息が混じる。ライトをかざして待つこと少々。現れた、現れた、思った通りイノシシの親子だ。10m先からライトを当てるワタシのことなど気にもかけず、ひたすら地面をほじくり返している。

 栗林とそこからつづく丘は、この夏まだ一度も草を刈ってない。所々で腰までの草。で、イノシシがマイハウスの目と鼻の先まで来たのは、ほとんどそのせいだ。
 生活圏を維持するために草を刈ると書いた。それは、家が草に埋もれてしまわないようにするためだけではない。昨今は、山の動物が接近しにくくするという大きな目的もある。
 イノシシ、シカ、アナグマ、イタチ、クマ、そして恐怖のマムシにムカデ。みんな草むらが大好きなのだ。草むらづたいに庭先までやってきて、ワタシは飼育係でそれはよかった。

 てことで、猛暑の草刈りにも意味があるという田舎事情。きょうも日が陰った夕方から、延々2時間草刈り機を回し続けてそれは手がしびれた。この辺では、なぜかピーカン照りの朝いちばんから草刈りをする人が多いのだが、意味不明だ。

 が、これまで通りに、空き地という空き地、斜面という斜面を公園よろしくマルガリータにするのはいかがなものか。暮らしやすい地球的気温を維持するために、草刈り三原則のうち、せめて「美化」についてはお目こぼししてはどうかな。・・・と、誰にともなく「善意の」勧告。
(実はワタシ的には、田舎はもうちょっと草ぼうぼう、野花咲き乱れ状態の方が「美化」が達成されると思っているのであった)

 おしまい。 
10.07.29 記 
オニユリこそ真夏の花。
oniyuri

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管理人について

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巴だ リョウヘイ
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揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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