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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#653 なんてこったい

 猿がやって来た。小猿混じりの十匹以上の群れだ。斜め向かいのおばあさんが丹誠込めて作ったカボチャを持ち去って行く。でっかいカボチャを、片手で脇にかかえて走り去るのだ。ワタシが「うぉおおおおっ」と吠えると、カボチャを抱えていた少なくとも四匹のうち、三匹がカボチャを落とした。まだ熟れていない黄色いカボチャは、杉林の急派面をころころと転がり落ちた。

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 前便で、山の動物たちは草むらづたいにやって来ると書いた。が、猿は例外だ。今日も猿たちは、山の上から直接、突然下りて来た。おばあさんの畑が杉林と隣り合っていたのが災いした。まだまだ日が高い夕方、おばあさんとおじいさんが夕食の準備に家に入ったのを見計らって、野盗どもはカボチャに襲いかかった。杉の木立に身を隠しながら接近し、なんなくカボチャ奪取に成功したかに見えた。そこへ現れたのが、物音を聞きつけた正義の味方ことワタシ。

 猿の襲来を見て、二晩前にイノシシが掘り返していた栗林が突然気になり始めた。行ってみて腰を抜かした。15m四方くらいが、すっかり掘り起こされてしまっている。そこはまるで、開墾直後の畑だった。

 イノシシ一家が耕した所。そこは畑ではない。ひねてほとんど実を付けなくなった数本の栗の木の下には、何も植えられてはいない。であるのに、イノシシ一家は耕耘機となって見事に掘り返して回っていた。いったい何を食べたのか。

 実が成らないマイ栗林ではあるが、ワタシはそこをパラダイスないしニルバーナにしようと、数年前からいくつかの植物を育てていた。
 ひとつは、苔だ。湿れば大地をしっとりと包み込み、乾けば歩く者をやわらかく迎える。苔は天然の極上のカーペットだ。この五年間ワタシは、草刈りの際に地表まで刈り込まず、地面に張り付くように生えている数種類の苔をできる限り残してきた。甲斐あって、今では栗林も裏庭もすべて苔のカーペットに覆われている。
 もうひとつは、こぼれ種が芽を出した七、八本のまだ小さな栗の木だ。草を刈っていると、時折栗の苗木を見つける。こぼれ種が育った苗は強い。数年後には立派な実を付けてくれることだろう。
 あとひとつは、彼岸花だ。これは野生で生えることはない。前に住んでいた人が球根をいくつか植えたんだろう。それが、年々増え広がってきた。おかげで秋には、夕日に映える緑の苔の上に真っ赤な彼岸花がそこかしこに咲き乱れる。さながら彼岸の風景だ。が、球根はイノシシの好物らしい。

 で、イノシシ一家は、ニルバーナ計画を支えてきた植物のうちの二つに、壊滅的な被害を与えた。苔と彼岸花だ。
 地表が乾いていたり温度が高いと、ミミズは地中深くもぐる。地表に水分が多いと、地表まで出て来る。木陰である上、苔に覆われてたっぷりと水分を含んだ栗林に住むミミズたちは、常に地表近くにいた。それは、ミミズが大好物のイノシシにとっては実に好都合だったというわけだ。おかげで、土を育む大事なミミズも、ミミズを育む苔も、彼岸花も、ぜ~んぶおじゃんだ。おじゃ~んんんっ。・・・なんてこったい。

 今度イノシシに出会ったら、不耕起農法の大切さを諄々と説こうと思う。で、反省したイノシシが、自らウチの食卓に上ってくれんかな。

 おしまい。 
10.07.31 記 
イノシシが耕した跡。栗の木の根が露出している。
元は全面が写真奥のように草に覆われていた。
イノシシ堀跡
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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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