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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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少なくとも、初心者を脱した域にあるオカリナ人であれば、譜面通りに吹けただけでは演奏が成功したとは思えないだろう。
間違わずに吹けることプラスアルファを求めているはずだ。
それは、自分が課した課題の克服であったり、なんらかの発見であったり、他者から良い評価をいただくことであったりすることだろう。
が、いずれにしても、様々な練習の成果を発揮することが成功の第一条件であることに変わりはない。
で、みなさんのココロはといえば、練習でできたことが本番ではなかなか同じようにできないが、何が妨げになっているかがよくわからないということのようだ。
では、「本番で成功する鍵」とは??


いつもの練習場所と舞台とでは、環境がまるで異なっている。
舞台は高いし、照明は当たるし、舞台袖は懺悔室みたいに暗いし、ピカピカの服を来てるし、靴は窮屈だし、荷物は多いし、憶えないといけない段取りも多いし、何より目の前でたくさんの人が自分の一挙一動を凝視している(ような気がする)。
そうなると平常心でいられなくなるのが人の常。
それがために、ときには残念なことに失敗してしまう。
平常心を保とうとするオカリナ人たちの前に、環境の変化という大きな壁が立ちふさがる。

練習と本番の演奏は、環境も心境も目的も異なるので、まったくの別物なのだと認識することが、本番での成功のまずは必要条件だろう。
だから、本番の練習は本番でするしかない。
ということは、ある程度は経験が問題を解決するということになる。
が、それに加えて、環境や心境の変化という壁を乗り越えるための積極的な工夫が必要だ。

はてさて、環境を変えることはできないのだから、心境をコントロールするしかない。
それがうまくいかなければどうすればいいのか。
多くの人は、この問題が生じる原因を経験不足だと結論づける。
それは前述した通りある程度はその通りだ。
が、経験不足論者は当然のように、場数をたくさん踏むしかないと言い始める。
もっと場慣れせねば、などとも。

何の具体的対策もなくやみくもに経験を重ねようとしていては、間違った練習方法を続けて悪いクセを刷り込んでしまう人と同じ運命をたどるに違いない。
それにいつも言うのだけど、「場慣れ」という言葉はスレていて不健全で傲慢な感じがして、ワタシは大きらいだ。
真摯に経験を積んでいくこととは正反対の態度だと思う。

それはともかく、本番の経験を真摯に積めば積むほど、緊張感がなくなることはないことがわかってくる。
むしろ、いい演奏をするには適切な緊張感を保ち、それを集中につなげることが重要であることも。
すると、問題は環境の違いにあるのではなく、緊張感の受け入れ方にあり、それは自分の身体の状態と関係があることが見えてくる。

ようやく本番で成功するための鍵、すなわち具体的対策にたどりついた。
ワタシは、演奏者の重心と呼吸を調えることを第一の対策として上げたい。

重心を低く保ち、呼吸を深くすれば、精神は静まり、機敏になり、動作は柔らかく無駄がなくなる。
頭は余計なことを考えなくなる。
そして、動機の強さに応じてテンションは高く維持できる。


重心と呼吸は、密接な関係にある。
重心が上がると呼吸が浅くなるし、呼吸が深い時は重心は低い。
言い換えると、重心を下げれば呼吸は深くなり、呼吸を深くすれば重心は下がる。
で、いい演奏をするためには重心が低く呼吸が深くなければならない。
絶対条件だと言っても過言ではない。
神戸フェスでも、舞台に次々に現われるみなさんの多くに共通していることは、重心が高く、呼吸が浅いことだ。
 身体がふわふわ宙に浮いて呼吸が止まってしまっている幽霊状態の人もいる。

こうした事実を知っていれば、重心を低く保ち呼吸を深くすることを、日頃の練習のときから心がけることができる。
というか、これは演奏の基礎以前の、人の営みすべてに通じる精神的土台作りなのだと思う。

なんの、少しもむずかしいことではない。
気持ち良く吹けているときを思い出すことなら誰にでもできる。
気持ち良く吹けているとき、必ず重心は低く、呼吸は深くなっているはずだ。
そのときの感じを常に思い起こせばいい。
人によっては、とにかく舞台を楽しもうという心境で臨むことが、重心と呼吸を調える場合もあるだろう。
そしてその次のステップとして、より意識的に重心と呼吸をコントロールするようにする。

どすこい。


追 記:

もちろん、他にも本番の成功の妨げになる要因はある。
レッスンの受け方に起因するある勘違いによって生じる不要なプレッシャーもそうだ。
また練習不足についても、多くの人が失敗の原因を自嘲的にここに求める。
が、そのほとんどは練習の量の不足のことを言っており、質を問う人はまれであることが残念だ。
勘違いによるプレッシャーも練習不足も、それぞれ別の機会を作って検討する価値はあるかもしれないが、その大筋は今便に包含されていると思う。

 おしまい。 
13.09.04 記 


一日目の昼食。
三ノ宮のガード下でこんな店を見つけた。





出てきたのはこんなとてつもないカレー。





メニューに「自然の恵みをそのままいただくことに感謝」のようなことが書いてあった。
たっぷりのタマネギの甘味も生きていてとてもうまかった。


二日目の朝、散歩の後でホールの隣の公園でAF管を吹いていたらメスの鳩が集まってきた。





AF管の音域が鳴き声と似ているからだろうけれど、吹いていたのがモルダウのリズムパートだったこともあると思う。
リズムとメロディーがオス鳩がメスを呼ぶときの鳴き声とよく似ているのだ。
実はこの日、あるマイ生徒さん的グループのメンバーのひとりが公式リハーサルに出られず、ワタシがリハーサルだけ代役をすることになったので、ちょっと練習していた次第。

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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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