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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
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#578 乗り遅れ

 人は一日に何回呼吸するのか。数えるのは面倒だが、たまには呼吸を観察するのもよい。気持ちが落ち着く。出番前のキンチョウのひとときなど、鼻から出ては入ってくる息を静かに観察していると・・・よけいにキンチョウが増してなんにもならないってか。そんなはずはないぞ。気持ちが落ち着くはずだってば。いずれにしても、管楽器愛好家は、常に呼吸の仕方で悩んでいる。

 さて、吸う息は文字通り「吸気」と呼ぶが、吐く息はなぜか「呼気」と呼ばれる。息を吐くことで何かを呼んでいるってことだ。つまり、息を吐くときに、身体にとって大切な何かを取り入れているということだ。目に見えない「何か」を呼び込むから「呼気」と言うというわけだ。
「何か」とは、明らかだ。「気」を呼び込むから「呼気」なのだ。

 東洋・印度方面には、呼吸を使った様々な身体のコントロール法がある。そこでは、吐く息を大切にする。印度でも中国でも朝鮮でも、息を吐く際には、ゆっくりと長く吐くのが心身に良いとしている。チャングムが学んだ医学学校の先生は「早朝の空気を何度もたっぷり吸ってゆっくりと吐き出す運動をつづければ、三十年長生きできる」とおっしゃっていた。

 気の話をするつもりではなかったっけ。んなわけで「気」とは何かはさてオキシドール。

 録音した音を波形で視覚化することができる録音機材が、ウチにもある。その機材で、たとえばオカリナの演奏を録音する。と、音の切れ際とブレスのある関係に気づく。ひとつの音が終わってブレスをした際、音とブレスの間にはまったくギャップがないことだ。つまり、音とブレスはカンペキにつながっているのだ。
 そもそも、呼吸をよく観察していると、作為がない限り、呼気と吸気はカンペキにつながっているのがわかる。管楽器演奏のバアイ、曲の流れに合わせて息を吐き、吸う。が、そこでも呼気と吸気の間にはまったくギャップがないことを、音を波形にして見せる機材は証明した。

 この事実は、管楽器愛好家に力を与えてくれる。ブレスのタイミングが遅れないかと悩む必要はないってことだ。
 どこまで音を、すなわち息を伸ばして、どこでどうやって切れば良いのかわからない(息を「止める」のだと思っている人多数)、その上即座にブレスをすることはとてもむずかしい、と悩むオカリナ人は多い。が、もともと呼気と吸気の間にはギャップがないのだから、吐いている息を止めてから作為的に吸う必要はない。つまり、「息をぴたりと止めて、間髪入れず素早く吸う」などと考える必要はないってことですな。そんな風に考え込んでしまったら、逆に息が詰まりそうなワタシ。
 次の音を吹き始めるタイミングに合わせて吸おうなどと考えるからできなくなってしまう。「吸う瞬間も次の音を吹き始める瞬間も、途切れずにリズムに乗っている」ことができれば、ごく自然に、言わば自動的に適切なブレスができてしまうってことだ。ブレスが遅れるのは、ただリズムに乗れていないだけなのだ。

 きょうは、自分の演奏を録音し、そして波形を見ていて、改めてこんなことを考えていた。で、管楽器演奏の際、ブレスはごく短い時間で行なわれる。そして吐く息はなが〜く、ゆっくりと出されることが多い。これぞ東洋の呼吸法。だから、管楽器奏者は、三十年と言わず五十年は長生きできてそれはよかった。

 おしまい。 
10.02.25 記 
とうとう、ふきのとう。
ふきのとう

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演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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