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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#485 ニルヴァーナ

 6月に田んぼの真ん中に植えた蓮。どんどん根を伸ばし葉を広げ、つぼみを付けた。そして今朝、とうとう大輪の花を咲かせた。さまざまな生き物が暮らし、水草が生い茂り、稲が育ち、真ん中に守り神となった蓮が咲く・・・これぞイメージした田んぼだ。蓮を眺めながら記念にオカリナ吹いたら、涙がにじんできたよ。・・・ん、まだひと粒も穫れてないんだっけ。

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09.08.25蓮4

 蓮の苗に付けられていた説明書には「移植ものなので花を付けるのは来年以降になります」と書かれていた。なのにふたつもみっつも花を付けた。当初7、8枚だった葉は3倍以上に増えている。鉢植えにしていたのでは、到底こうはならなかったはずだ。思いのほか育ったがゆえに花を付けたのだらふか。売り手は、よもや田んぼの真ん中に蓮の苗を植えるヤツがいるとは想像だにしてなかっただろな。
09.08.25蓮1
 淡いブルーのシオカラトンボが、やたらと蓮の花に止まりたがる。すばらしいコントラストだ。
 そういえばきのう、田んぼの近くの川で、またまたカワセミと出会った。一度でいいからマイ田んぼに遊びにきて、蓮の花の上を飛んでほしいな。緑の水草、黄色くなり始めた稲穂、そしてカワセミのコバルトブルーと蓮のショッキングピンクの取り合わせは、まさにこの世の極楽にちがいない。
09.08.25蓮2

 植物は主に土中の元素を吸い上げて濃縮し、花や葉の色を作っているはずだ。蓮の花の色を見ると、土中のどこにあんなに鮮やかな色が含まれているのだらふと、改めてこの世の不思議を覚えてしまう。カワセミの色だって不思議だ。色とは、光とはなんなのだらふ。
蓮のある水田
 さて、仏さまの世界のことをニルヴァーナ(涅槃=ねはん)という。ニルヴァーナは、万物が平和に暮らす、色とりどりの、生き生きとした、汲めども尽きぬ恵みに満ちた、しかし煩悩の波が立つことがない静かな世界らしい。そして仏像は、蓮の葉の上に座している姿が多い。蓮はニルヴァーナの象徴なのだ。
 ワタシは蓮をマイ田んぼの真ん中に植えることで、このささやかな土地をニルヴァーナにしたかったのやもしれない。
 ・・・極楽トンボが作る極楽田んぼ、だとさ。
蓮のある水田

 おしまい。 
09.08.25 記 
オカリナを吹いてたら、小鳥が聴きに来た。
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管理人について

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巴だ リョウヘイ
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職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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