揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#482 穂が出たべー
半ズボンにゴム草履で田んぼに入って草刈りをしただ。なんて気持ちがええだべかー。炎天下もなんのその、そよ風が実り始めた稲穂をゆらすのを見ると、暑さも吹き飛ぶだよー。きょうは誰も通らねー。草刈機の爆音も聴こえねー。鳥の声しか聴こえねー。静かだベー・・・。こんな日に草刈りをしてると、いろんなことを考えてしまうだよ。
半ズボンにゴム草履で田んぼに入って草刈りをしただ。なんて気持ちがええだべかー。炎天下もなんのその、そよ風が実り始めた稲穂をゆらすのを見ると、暑さも吹き飛ぶだよー。きょうは誰も通らねー。草刈機の爆音も聴こえねー。鳥の声しか聴こえねー。静かだベー・・・。こんな日に草刈りをしてると、いろんなことを考えてしまうだよ。
小さな実験的乾田に水を入れて十日が経っただ。稲穂が出始めたから水を張ったんだべ。この頃、稲はいちばん水を欲しがるわい。これまではこの手播き・手植えの稲たちには、ひたすら水なしで耐えてもらっておったんだべ。その方が強くなって、いい穂をたんと付ける「はず」だからだっただ。長い道のりだったなあ、おい。さあ、思い切り水を吸い上げて、思い切り大きく育つべし。
が、水を張って十日目になるというのに、雑草の勢いは一向に衰えんぞ。うー、これは計算違いだっぺ。このままでは水温が上がりにくいだ。しょうがねー、きょうは乾田全面の草刈りだべー。
にしても、半ズボンにゴム草履は気持ちよかー。おっと、半ズボンがびしょびしょだ。海パンがよかったかもな。田んぼで水着で自然とたわむれる。これぞ、夏のリゾート的草刈りだ。都会のみなさんもどうですか。ビキニのねーちゃんたちが田んぼにかがんで草取りをしている風景って、なかなかええぞなもし。この辺がそんな風景になったら、おら、用がなくても毎日田んぼへ行くだよー。
草を生やしすぎたら水温が上がらんし、刈りすぎたら土が肥えんし、加減がむずかしかー。おらちの田んぼは不耕起だから稲はふか〜く根を張っている「はず」なので、少々他の草が生えても養分の取り合いに負けることはない「はず」だべ。が、なにせ初めての田んぼだから、何から何まで「はず」ばかりだべー。
おらちの乾田の稲は、おらが種モミから作っただ。水田の方は他所からもらったノーキョーの苗を植えただ。一株当りの穂数を比べて見ると、乾田の稲の穂が水田の稲の三倍近くあるだよ。背丈も高いだよ。だども、乾田の稲は半分近くが病気と虫にやられただ。じゃけん、差引どっこいどっこいってとこだな。ノーキョーの苗は種モミを選別して消毒して、芽が出た後も薬で病気から守ったもんだから病気に強いぞな。けど、どうも根を張る力が弱い感じだべ。
人は何千年も前から米を作ってきたんだべな。てことは、おらが今やってることは、なにも特別なことじゃないわな。土があって、水があって、太陽があって、そこに種を播いただけだっぺ。他所で余った苗を植えただけだっぺ。たったそれだけのことでお米を食べられる。耕しもしてねーし、草ぼうぼうだし、薬も肥料らしい肥料もやってねー。金のかかることは何ひとつしてねーっちゃ。何千年来の自然まかせ農法で命をつないでゆけるっちゃ。こりゃまた、ありがたいこっちゃなー。
あ、もらった苗は、買えば千円くらいはするべかなー。
う、鹿除けのネットは、全部で五千円ほどかかったっぺなー、いてててて。
そういえば、今年は演奏の仕事が少ねえなー。が、いつも通りのペースで演奏があったら、とても初めての田んぼなんかできんかったな。これはきっと、天の思し召しにちがいないわな。人のサダメいうもんは、うまいことできとるべなー。
ん、それはそうと、おらちの田んぼで穫れる米だけでは、到底来年一年間は食っていけんぞなもし。しょうがねー、来年も仕事さするべーか。
が、水を張って十日目になるというのに、雑草の勢いは一向に衰えんぞ。うー、これは計算違いだっぺ。このままでは水温が上がりにくいだ。しょうがねー、きょうは乾田全面の草刈りだべー。
にしても、半ズボンにゴム草履は気持ちよかー。おっと、半ズボンがびしょびしょだ。海パンがよかったかもな。田んぼで水着で自然とたわむれる。これぞ、夏のリゾート的草刈りだ。都会のみなさんもどうですか。ビキニのねーちゃんたちが田んぼにかがんで草取りをしている風景って、なかなかええぞなもし。この辺がそんな風景になったら、おら、用がなくても毎日田んぼへ行くだよー。
草を生やしすぎたら水温が上がらんし、刈りすぎたら土が肥えんし、加減がむずかしかー。おらちの田んぼは不耕起だから稲はふか〜く根を張っている「はず」なので、少々他の草が生えても養分の取り合いに負けることはない「はず」だべ。が、なにせ初めての田んぼだから、何から何まで「はず」ばかりだべー。
おらちの乾田の稲は、おらが種モミから作っただ。水田の方は他所からもらったノーキョーの苗を植えただ。一株当りの穂数を比べて見ると、乾田の稲の穂が水田の稲の三倍近くあるだよ。背丈も高いだよ。だども、乾田の稲は半分近くが病気と虫にやられただ。じゃけん、差引どっこいどっこいってとこだな。ノーキョーの苗は種モミを選別して消毒して、芽が出た後も薬で病気から守ったもんだから病気に強いぞな。けど、どうも根を張る力が弱い感じだべ。
人は何千年も前から米を作ってきたんだべな。てことは、おらが今やってることは、なにも特別なことじゃないわな。土があって、水があって、太陽があって、そこに種を播いただけだっぺ。他所で余った苗を植えただけだっぺ。たったそれだけのことでお米を食べられる。耕しもしてねーし、草ぼうぼうだし、薬も肥料らしい肥料もやってねー。金のかかることは何ひとつしてねーっちゃ。何千年来の自然まかせ農法で命をつないでゆけるっちゃ。こりゃまた、ありがたいこっちゃなー。
あ、もらった苗は、買えば千円くらいはするべかなー。
う、鹿除けのネットは、全部で五千円ほどかかったっぺなー、いてててて。
そういえば、今年は演奏の仕事が少ねえなー。が、いつも通りのペースで演奏があったら、とても初めての田んぼなんかできんかったな。これはきっと、天の思し召しにちがいないわな。人のサダメいうもんは、うまいことできとるべなー。
ん、それはそうと、おらちの田んぼで穫れる米だけでは、到底来年一年間は食っていけんぞなもし。しょうがねー、来年も仕事さするべーか。
無題
先生~
一つ質問よろしいか~?
どうして草があると田が肥えるんやろ?
土の栄養をとってしまうんではないんけ?
今度は田んぼの先生としてもご指導お願いしま~す
一つ質問よろしいか~?
どうして草があると田が肥えるんやろ?
土の栄養をとってしまうんではないんけ?
今度は田んぼの先生としてもご指導お願いしま~す
Re:無題
りn さま
土の栄養っつーもんは、そもそも植物と微生物が作ってるだよ。
草や木が根で土を「耕して」、そこにいろんな小動物や昆虫が集まってきて、菌類や微生物が発生するだ。
んで、枯れた草や根や死んだ小動物や糞を微生物が分解して、いわゆる栄養分に変えよるわい。
そのいろ〜んな栄養分を、また草が根から吸収して育つだ。
こんな風に、肥えた土地では無数の命がつながって循環しているだよ。
年月を重ねるほど、土は肥えていき、保水力も高まるだよ。
だから、植物を育てるとき、この命の循環を壊さないことが大切だべ。
草を引かないだけでなく、出来る限り耕さないようにすることだべな。
ところが人間てのは近視眼的じゃから、深く耕したり「雑草」を取り去ったりして命の循環を壊してまう。
そうすると当然栄養が足りなくなるから、肥料を入れるっつーもんだわな。
殺虫剤も、ある虫を殺す薬を使ったら、今度はその虫の天敵が増え、天敵に効く薬を使ったらまたその天敵が・・・てなもんで、キリがないわな。
といって、自然状態の土の中で稲を育てるバアイ、放ったらかしではダメなんだな。
りn さんが言う通り、数に勝る草が土の栄養を大方取ってしまったり、日光をさえぎったりして稲が負けてしまうので、ときには草を刈ったり摘んだりして草の成長を加減することも必要だべな。(引っこ抜くと土を壊すんでダメだな)
この加減が、とってもむずかしいべな。
自然に生えるいろんな草を、クローバーやレンゲなどのより稲に有用な草に置き換える手法もあるわな。
するってえと、草の管理がしやすくなるそうな。
また、冬の間に田んぼに水を張っておくと、たくさんの雑草を押さえられる上に、イトミミズが土を耕してくれるそうべな。
ということで、草は敵にせず、友とするべし、だべ〜。
土の栄養っつーもんは、そもそも植物と微生物が作ってるだよ。
草や木が根で土を「耕して」、そこにいろんな小動物や昆虫が集まってきて、菌類や微生物が発生するだ。
んで、枯れた草や根や死んだ小動物や糞を微生物が分解して、いわゆる栄養分に変えよるわい。
そのいろ〜んな栄養分を、また草が根から吸収して育つだ。
こんな風に、肥えた土地では無数の命がつながって循環しているだよ。
年月を重ねるほど、土は肥えていき、保水力も高まるだよ。
だから、植物を育てるとき、この命の循環を壊さないことが大切だべ。
草を引かないだけでなく、出来る限り耕さないようにすることだべな。
ところが人間てのは近視眼的じゃから、深く耕したり「雑草」を取り去ったりして命の循環を壊してまう。
そうすると当然栄養が足りなくなるから、肥料を入れるっつーもんだわな。
殺虫剤も、ある虫を殺す薬を使ったら、今度はその虫の天敵が増え、天敵に効く薬を使ったらまたその天敵が・・・てなもんで、キリがないわな。
といって、自然状態の土の中で稲を育てるバアイ、放ったらかしではダメなんだな。
りn さんが言う通り、数に勝る草が土の栄養を大方取ってしまったり、日光をさえぎったりして稲が負けてしまうので、ときには草を刈ったり摘んだりして草の成長を加減することも必要だべな。(引っこ抜くと土を壊すんでダメだな)
この加減が、とってもむずかしいべな。
自然に生えるいろんな草を、クローバーやレンゲなどのより稲に有用な草に置き換える手法もあるわな。
するってえと、草の管理がしやすくなるそうな。
また、冬の間に田んぼに水を張っておくと、たくさんの雑草を押さえられる上に、イトミミズが土を耕してくれるそうべな。
ということで、草は敵にせず、友とするべし、だべ〜。
巴だ
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
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今も自然農見習い。
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