#898 音楽の祭日

昨日、今月二度目のオカリナライブは、わーるどわいど的お祭への参加だった。
フェット・ド・ラ・ミュージック（音楽の祭日）は、フランスで始まった音楽の祭典だ。
それが日本にも波及して、毎年６月に各地で開催されるようになった。
ストリートミュージシャンからクラシックの演奏家まで、幅広い音楽家が演奏する。
そんな中に混じって Ryohei TOMOEDA もオカリナで世界中の曲を歌ってきた。

会場のアンスティチュ・フランセ関西（旧関西日仏学館）
京大を中心とした学生の街のただ中にある。




中庭では毎月恒例のマルシェが。
みんな思い思いにランチを楽しんでいる。




マルシェにはいつも色んな国の人が集まってくる。





クレープ屋さん





スペイン料理屋さん




焼きたてのフランスパン各種




パン屋さんがひと休みしている。




ポルトガルの雑貨屋さん




ジャムのショーケース




ボトルクーラー




やあ。




古い物を大切に使うのがフランス人。
これは正面玄関のアプローチ。




控室は館長の元居住スペースの一室だったが、窓枠に往時の面影が。




どこからかサックスを練習する音が聴こえてくる。
となりにある京大の学生だろう。




出番１５分前。




（実はこんな色調の部屋だった）




演奏会場の稲畑ホール。
ドアを開け放って演っていたら、途中からお客さんがどんどん増えてきた。

後でたくさんの人に声をかけられた。
「よっぽど声をかけやすいんやろね」友人談。さよか。

この日のプログラム

１．燕になりたい（AF管のアカペライントロ付で）
２．バラ色の人生（フランスに敬意を表して！？）
３．サザエさん（日曜日だから）
４．イムジン河（AC管の曲のこの日の代表）
５．アヴェ・マリア／カッチーニ作曲（オカリナの故郷の曲だし）
６．ひょっこりひょうたん島（次の演奏者はジャズバンドだから取りあえず盛り上げておこうと）


終演後は涼やかな風が流れるマルシェで、スペインのスナックをスペインのビールで胃袋に流し込んだ。
そして、雲の上のなかなか傾かない陽の下で、来てくれた友人カップルとガーデンテーブルを囲んで久しぶりにゆっくりと話した。

日が長いと夕方が気持ちいい。
この日のちょっとスペシャルな夕方、久方ぶりにかつて慣れ親しんだ街の趣きと文化を満喫した次第だが、ウチの夫婦は昔こんなエリアで暮らしていたんだなーとふたりで感慨深くなった一日でもあった。
やっぱり好きだな、この街も。

　おしまい。　

14.06.30 記　

野外ステージでも演奏が繰り広げられた。