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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#238 気楽な稼業

 同じことを無理のないペースで1時間繰り返していたら、たいてい身に付いてしまう。が、それをその後一ヶ月やらなければ、ほとんど忘れてしまう。が、これを一年繰り返せば、少しは前進するだろう。十歩進んで九歩下がるてなもんだ。が、それを上達と言えるのかどうか。少なくとも、興味を持って望んで始めたことであれば、その程度の前進を上達だとは自身が思えないだろう。

 オカリナを始めて間もない人の中には、月に一度のレッスンの日に吹いてさえいれば上達すると信じている人が多い。あるときワタシは宣言する。
「ワタシのレッスンは、家でも練習していただくことを前提に進めておりますよってに」
 月一の人は、それはきびしすぎるという顔をして下を向く。が、ワタシの宣言は、けっしてワタシの独自の態度や思想を表明したものではない。楽器修得のための練習のあり方についての常識を要約したにすぎない。うまくなりたいのであれば、オカリナを手にする時間を少しでもたくさん作る、あるいは深めるしかない。これについては、ほとんどの生徒さんには同意していただけることをワタシは知っている。

 2時間みっちりレッスンして、みなさん一所懸命に着いてくる。なかなか熱心で集中力がある。きょうはずいぶん前進したと感じたある日。が、一ヶ月後、ふたを開ければ、前回のレッスンの開始後10分の地点に立ちもどっている。
 それだけならばまだいいが、レッスンを始めて半年以上経っても、ドレミがおぼつかない。何度やってもドレミを憶えられないのではない。レッスンの時間には憶えるのだが、翌月には忘れてしまっているのだ。

 それについてはワタシは何も言わない。自分のためにやっている人が、自身の成果についてどう思おうと、それは講師の指導の範疇ではないからだ。本来の指導というものには、仮にも自主的に参加しておられる大人が対象のレッスンであれば、評価基準も目標も必要ないのだと思う。必要なものは、生徒さんのモチベーションに100%応えられる技術と情熱だけなのだと思っている。

 それにしても、2時間の間にずいぶんいろんなことを身に付けた人が、身に付けたことをいとも簡単に投げ捨ててしまうありさまは、ワタシから見ればある種の「ぜいたく」だ。
 が、ワタシはめげない。自分のレッスンが無駄になったとは思わない。また同じことをすればいいのだから楽なことだ、と思うようにしている。気楽な稼業をありがとう。

 おしまい。 
 
まだまだいろんな桜が美しい当地であります。
白い桜




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管理人について

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巴だ リョウヘイ
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職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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