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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
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#222 もの言わぬオカリナにものを言わせるために

 このところ、楽器の練習方法について書くことが多い。考えさせられる場面が多いからだが、しばらくこのテーマを追ってみようと思う。今便では、反復練習について。これ、ニガテな人が多いですな。

 知らず知らず身についている事柄というものは、文字どおり知らないうちに自分の血となり肉となったものだ。だから、その行為にはその人のクセというものが現れる。いや、知らず知らず身についたものというものは、クセそのものだと言っても過言ではないやもしれない。

 さて、楽器の練習というものは、その大半を反復練習が占める。が、くり返しではあっても、目的を持って、意識的に進めるものだ。だから、知らず知らず身についた事柄とは少しちがう。
 言い換えれば、もしそこに目的意識がなければ、そうして身についたものは、クセとなんら変わりがないと言えるのではないか。

「どう吹きたいのか、はっきりとイメージを持って練習されよ」は、ワタシがくり返し言い続けていることだ。「どう吹きたいか」すなわち目的意識がなければ、反復練習はただの機械的くり返しや自己満足になってしまう。正しい演奏方法を守って行なうことは言うに及ばない。
 この「どう吹きたいか」とは、つまりどのようなリズム感で、どのようなフレージングで、どのように抑揚をつけて「表現する」か、どのような美意識に裏付けられた演奏をするのか、ということだ。
「どう吹きたいか」を胸に持っているからその曲を吹こうとするのだろうと思われるやもしれないが、多くの音楽練習びとはこれをあまり、またはわずかしか、あるいはまったく持っていない。聴いて心地よい曲だから、好きになった曲だからといって、どう吹きたいかというイメージを持っているとは限らないということで。

 もちろん、長く演奏をつづけてきた人ならば、多くの曲に対して瞬時にだいたいの演奏イメージを持つことができる。が、これは演奏技術と同じで、時間をかけて音楽的「フィーリング」を身に付けてきたからできることなのですな。
 音楽は言葉と同じで、ルールを守り、表現したいものをはっきりと持たねばけっして何も伝わらない。それにはまず、しっかりと曲から感動を受け取らないといけない。受け取った感動の強さと演奏の表現の深さとは比例する。

 音符という、音楽のうちの目に見えるごく一部の「情報」にすぎないものを形にすることだけに汲々としていては、気がつけばとうとう何ひとつものを言えなかったオカリナと共に土に還ってしまっているやもしれない。

 おしまい。 
08.03.06 
今年の見納めかも
雪の日08.03

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管理人について

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巴だ リョウヘイ
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揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
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自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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