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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#147 永遠の笑顔

「ようやく、こどものような絵を描けるようになった」
 これは、晩年のパブロ・ピカソの言葉だ。そうか、ピカソはこどもの絵を目指していたのか。
 こどもの頃のワタシにとって「芸術」という言葉からまず連想されるものといえば、音楽ではなく京都市美術館で出会ったピカソの絵だった。先日京都で再会したピカソは、ワタシの何かを目覚めさせた。あれから半月。ピカソショックはその後の演奏、いや生活の質を確実に変えた。

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「パイプを持つ男」が心にかもし出すものを、なんと呼べばいいだろう。この絵は、ワタシを空想の世界にいざなうようでもあり、呪術に参加させているようでもあり、心の大口を目いっぱい開けて笑うことを迫っているようでもある。いったい、この赤の配置と黄色の原初性ほど心を開放してくれるものがあるだろうか。

「ヤギと農夫」も「冠をかぶる女」も、ほんとうに、まるでこどもの絵だ。色は形を飛び出し、さっきと今が同時に描かれている。永遠の世界では因果関係が変質していることを、ピカソは表わしてくれている。

 日本の風景画を見た西洋人がこう言った。
「なぜ山を青く描くのか」
 それを聞いた、日本に住んだことがある西洋人がこう答えた。
「日本は湿気が多いから、山はほんとうにこんな風に青く見えるのだ。こう見えたからこう描いたのだ」

 ピカソはなぜこんな常軌を逸したような絵を描いたのか。それは、こう見えたからだ、とワタシは強く思う。それがこどもの目であり、こどものような絵なのだ。若き頃のピカソの心の目は、多くの「しがらみ」がじゃまして、晩年のような作品として表現するまでには対象を深く見ることができなかった、しかし年とともにしがらみを脱してゆき、こどもの目を再獲得したにちがいない、と思うのだ。
 ここに人が歩むべき偉大な足跡を見ることができる。言うまでもなく、普通人はこの逆の道を歩む。

 Fさんちの4才のSちゃんが描く人の顔の絵は、ピカソの描く数々の「顔」を彷佛とさせる。で、Sちゃんの絵がすばらしいところは、どの顔もみんな笑っていることだ。これらの笑顔をこの大人の世界に定着させ、永遠のものにしたいと思う。

 おしまい。 
Sちゃん3才のとき描く
顔
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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
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非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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