忍者ブログ
揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
2024-041 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 prev 03 next 05
22  21  20  19  18  17  16  15  14  13  12 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 先日、植木等さんが亡くなった。ワタシは大ファンだった。氏の芸の上での硬軟の使い分けは、人間の深みを感じさせた。青島幸男さんとのコンビで数々の名コピーを世に輩出されたが、中でも「わかっちゃいるけどやめられない」というフレーズが、ワタシは大好きだった。これほど人間の本質を、誰にでもわかる言葉で、一言で語っている言葉は少ない。青島氏の才能もさることながら、このフレーズを完全に自分のものにして、さらに独自の世界観を付与して説得力を倍増させたのは、やはり植木等という人の類い稀なる才能だと思う。

拍手[0回]


 人はよく言う。
「頭ではわかっているけれど、できないのだ」
 楽器の練習をしていると、たびたびこうした場面にでくわす。演奏とは、頭=知性と、からだ=運動と、心=感情が一体になって為す行為だ。「頭ではわかっているけれど」という場合、からだと心が「わかっていない」ということになる。
 からだと心は、ある意味で厄介なものだ。気持ちのいい方や楽な方ばかりへ行こうとする。演奏においてそれを放っておけば、聴くに耐えないものができあがってしまう。が、この点になかなか気がつかない人が意外に多い。

 ん? 別に演奏においてに限らず、からだと心が赴くままに生きてゆくだけならば、厄介なことになりますな。んなことは誰でもわかっている。では、どうしてアマチュア愛好家諸氏の演奏において、このことがなかなかわかってもらえないのだらふ?
「常に拍を数え、リズムを感じながら吹くべし」
「んー、でもしんどい」
「しんどくても、そうするのが世のため人のためだとわかったと、さっき言ったではないか」
「わかっちゃいるけどやめられない」
・・・あ、ほーれ、すいすいすーだららった、すらすらすいすいすーい、とくらぁ。

 おしまい。

PS:このコーナー、一週間ほど休載させていただきます。



PR
NAME
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS
TRACKBACK URL 
おしらせ
お問合せはホームページの "FAQ & Form" からしていただけます。
太 陽 暦
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
New Comments
※ 非公開を希望される方はその旨お書きください。
[09/10 水戸ふぢ]
[09/05 森下知子]
[07/17 Kitty]
[05/31 Kitty]
[04/17 Kitty]
[03/13 巴だ]
[12/08 栗美]
twitter
ブログ内検索
New Track Back
ようこそ
バーコード
"巴だ リョウヘイ" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP@SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]