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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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 1697。なんの数字でせう?

 藤原真理さんのチェロコンサートに行ってきた。ワタシに無上のインスピレーションと安らぎと高揚感を与えてくれる、バッハの無伴奏チェロ曲を中心にしたすばらしい演奏だった。
 で、1697 とは、西暦1,697年のことで、実はこの年は、藤原さんのチェロがイタリアで作られた年なのだ。御年310才の楽器とは!
 コンサートの会場であった京都の法然院は、これまた歴史あるお寺だ。演奏会場となった本堂は1,688年に建てられたものだそうだ。そして、バッハが生まれたのが1,685年。つまり、藤原さんのチェロ、法然院の本堂、バッハは同時代の産物だということになる。

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 この17世紀日独伊トリオによる合作コンサートは、お寺の庭のモリアオガエルの鳴き声、つくばいに流れ込む水音、そして時たま静寂の庭に響くししおどしの澄んだ音色という、これまた古えから連綿とこの地に響いてきた自然の奏でるバックグラウンドサウンドの中で行なわれた。この時空を超えたシチュエーションの中で、畳に座して聴く極上のバッハは、またしてもワタシが「永遠」について思いを巡らせる契機となった。

 チェロと本堂の年齢に、それぞれの材料となった原木の年輪を加えてその年齢を想うと、気が遠くなる。それらを、単に歴史ある物と呼ぶだけでは何かが欠けているように思う。なぜなら、それらは命あるものとして、きょうまで欠かすことなく人に使われ、磨かれてきたからだ。それらは、演奏と祈りという、人が永遠への扉を開く行為の媒体として、正に時を超えて存在してきた。そして永遠への地図を描いたのが作曲者であり宗祖であり、その地図を読み解いて集う人々に示すのが演奏者であり、地図にしたがって人々を導くのがお寺のお坊様であると言えるかもしれない。

 永遠への扉である音楽を、この世とあの世をつなぐ場で聴くコンサートは、まさに人の世の幸せを感じるひとときであった。多謝。

 おしまい。



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管理人について

HN:
巴だ リョウヘイ
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職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
 
演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「Contact」のページからどうぞ。

特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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