揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#359 まちがいたくない
まちがいは、誰にでもある。問題は、まちがった後でどうするかだ。家でひとりで楽器を練習しているときだったらまちがってもどうということはない。いや、まちがって、その原因を突き止めて対処することこそが練習だ。が、人前で演奏してるときには、まちがったら誰しもあせる。で、笑ってごまかす。いつまでも気にする。あきらめて投げ出す。身を投げる。
まちがいは、誰にでもある。問題は、まちがった後でどうするかだ。家でひとりで楽器を練習しているときだったらまちがってもどうということはない。いや、まちがって、その原因を突き止めて対処することこそが練習だ。が、人前で演奏してるときには、まちがったら誰しもあせる。で、笑ってごまかす。いつまでも気にする。あきらめて投げ出す。身を投げる。
オカリナのレッスンでのこと。まちがったときの反応にはいろいろある。
まちがうたびに、センセイであるワタシの方をちらちらと見る。ワタシはけっしてしかったりしないのに。ワタシはそんなにこわいのだらふか。
まちがうたびに、首をひねる。何かたいへん不思議なことに出くわしたかのようだ。
まちがうたびに、意気消沈する。はあ〜っ、とため息をつく。わたしってつくづくダメなやつ、てな感じだ。
まちがうたびに、ひきつけを起こす。身体がひくっと突っ張る。
まちがうたびに、解説をする。「あ、ここはシャープが付くわけだ」「あれ、ちがう段を見ていた」「おりょ、ここは3拍伸ばすんだな」「ええっ、ちがう管で吹いてた」「おほっ、またまちがえた」・・・まわりの人はやかましくてかなわない。
このようなとき、ほとんどの人は復帰するまでにかなりの時間を要する。まちがいは、誰にでもある。まちがったら、まずは音楽の流れを途切れさせないことが第一だ。そのためには、あわてない。リズムに乗り続ける。そうしたら、すぐに復帰できる。あとは、いかに心理的に立ち直るかだ。まちがっても、一切気にしない。
これが、わかっていてもなかなかできない。
まちがったときの復帰の速さでは、ワタシはプロを自認している。いや、そんなこと自認しなくてもプロだっけ。
オカリナ演奏の場合、まちがった次の瞬間、あたかもまちがうことを予期していたかのように正しい音を吹いている。するってえと、「きょうは装飾音の付け方が見事でありましたな」などと言われる。
が、揚琴はこうはいかない。まちがった音を出してしまったら、その音の余韻がいつまでも残る。生き恥をさらしてしまう。だから、まちがったら身を投げるしかない。
出羽、まちがいたくなければどうすればいいか。「死ぬほど練習する」前にやることがある。
まちがいには、必ず原因がある。その原因を突き止めることが先決だ。その原因は、まちがえるほんの数秒前に必ずある。力に合ってないことをしようとしてまちがえるような場合を別にすれば、原因のほとんどは、集中力の途切れだ。
では、どうすれば集中力を持続できるか。
「死ぬほど修行する」前にやることがある。音楽の流れには緊張の緩急があることを理解し、それに演奏の集中の緩急を自然に乗せることがいちばんの解決策だ。つまり、押すときには押し、引くときには引くということになる。
そして、曲の緊張がどんどん高まっていきクライマックスに向けて盛り上がっていくとき、逆に頭は覚めて身体からは無駄な力が抜け、身も心もすーっと引いていけるようになれば、集中力は高まり、最高の音を出すことができる。
「愛してるっ」
「あたしもよっ」
ここで、頭は覚めて、身も心も引いていくんだとさ。つまらない人生やもしれない。
まちがうたびに、センセイであるワタシの方をちらちらと見る。ワタシはけっしてしかったりしないのに。ワタシはそんなにこわいのだらふか。
まちがうたびに、首をひねる。何かたいへん不思議なことに出くわしたかのようだ。
まちがうたびに、意気消沈する。はあ〜っ、とため息をつく。わたしってつくづくダメなやつ、てな感じだ。
まちがうたびに、ひきつけを起こす。身体がひくっと突っ張る。
まちがうたびに、解説をする。「あ、ここはシャープが付くわけだ」「あれ、ちがう段を見ていた」「おりょ、ここは3拍伸ばすんだな」「ええっ、ちがう管で吹いてた」「おほっ、またまちがえた」・・・まわりの人はやかましくてかなわない。
このようなとき、ほとんどの人は復帰するまでにかなりの時間を要する。まちがいは、誰にでもある。まちがったら、まずは音楽の流れを途切れさせないことが第一だ。そのためには、あわてない。リズムに乗り続ける。そうしたら、すぐに復帰できる。あとは、いかに心理的に立ち直るかだ。まちがっても、一切気にしない。
これが、わかっていてもなかなかできない。
まちがったときの復帰の速さでは、ワタシはプロを自認している。いや、そんなこと自認しなくてもプロだっけ。
オカリナ演奏の場合、まちがった次の瞬間、あたかもまちがうことを予期していたかのように正しい音を吹いている。するってえと、「きょうは装飾音の付け方が見事でありましたな」などと言われる。
が、揚琴はこうはいかない。まちがった音を出してしまったら、その音の余韻がいつまでも残る。生き恥をさらしてしまう。だから、まちがったら身を投げるしかない。
出羽、まちがいたくなければどうすればいいか。「死ぬほど練習する」前にやることがある。
まちがいには、必ず原因がある。その原因を突き止めることが先決だ。その原因は、まちがえるほんの数秒前に必ずある。力に合ってないことをしようとしてまちがえるような場合を別にすれば、原因のほとんどは、集中力の途切れだ。
では、どうすれば集中力を持続できるか。
「死ぬほど修行する」前にやることがある。音楽の流れには緊張の緩急があることを理解し、それに演奏の集中の緩急を自然に乗せることがいちばんの解決策だ。つまり、押すときには押し、引くときには引くということになる。
そして、曲の緊張がどんどん高まっていきクライマックスに向けて盛り上がっていくとき、逆に頭は覚めて身体からは無駄な力が抜け、身も心もすーっと引いていけるようになれば、集中力は高まり、最高の音を出すことができる。
「愛してるっ」
「あたしもよっ」
ここで、頭は覚めて、身も心も引いていくんだとさ。つまらない人生やもしれない。
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
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オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
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