揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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#364 アンチ・マンネリ
前便では「草木も凍える冬の夜空の下で薄着で演奏するとき、身体は燃えるようになり少しも寒さを感じなくなるワタシ」などと勇ましいことを書いたが、琴滝・冬ほたるでの野外コンサートはやっぱり寒かった。が、自然と人工の美の融合に誘われて、人々は押し寄せる。その美の一端を担わせていただいたこの二日間。感謝に絶えない。そして、とても楽しかった。
前便では「草木も凍える冬の夜空の下で薄着で演奏するとき、身体は燃えるようになり少しも寒さを感じなくなるワタシ」などと勇ましいことを書いたが、琴滝・冬ほたるでの野外コンサートはやっぱり寒かった。が、自然と人工の美の融合に誘われて、人々は押し寄せる。その美の一端を担わせていただいたこの二日間。感謝に絶えない。そして、とても楽しかった。
毎年楽しみに聴きにきてくださるみなさま、遠くからも足を運んでくださった生徒のみなさん、イベントとコンサート開催にご尽力いただいたスタッフのみなさま、改めて厚く御礼申し上げまする。
今年は懐かしのジャパニーズ・ポップスの名曲を多く取り入れた少々異色のプログラムだったが、なんだかこれまでになく楽しんで編曲・録音し、演奏できた。タイトルをコールしただけで「ホーっ」てな声も聞こえてきたときがあって、準備にかけた多大な時間と手間は報われた。
この十日間ほどの集中的準備期間中、「この曲はきっと喜ばれる」「ぜひこの曲を紹介したい」との強い思いがずっとあった。そしてその思いの背景には、これまでの三年間の出演で自分の中にすっかり定着した琴滝・冬ほたるの風景とお客さまのイメージがあった。
が、くり返しは、ともすればいとも簡単にマンネリになってしまう。そうならないためには、毎回新たな挑戦をするしかない。「挑戦」と言えばずいぶんいかめしいが、コンサートのように人を楽しませる作業の場合は「楽しみをみつける」ことだと考えている。
冬ほたるのスタッフの挑戦のひとつに、イルミネーションのデザインを毎年更新することがある。一方ワタシの挑戦は、毎年演奏プログラムを更新することだ。特に今回は、この日が初演の曲がほとんどだった。すべてを冬ほたるのイメージに合わせつつ新たにコーディネートしたことが、マンネリに落ち入らなかったことにつながった。
このことは大きな収穫のひとつだったような気がする。
ザ・タイガースの「廃墟の鳩」は、練習中に何度も涙がこみ上げてきた。生まれてから40年を経てもこれだけ人の心を動かす曲の力に感動し、敬意を表す一方で、もし本番中に胸がいっぱいになって吹けなくなったらどうしようと、妙な心配をしてしまっていた。
キングトーンズの「Goodnight Baby」もフォークルの「イムジン川」もおんなじ心配をしていた。が、演奏していて自分が感動できない曲では、なかなか人の心には届かない。だからこれらの選曲は、アンチ・マンネリズムとして役立つだけではなく、ワタシにとっては人の心に届く演奏をする最初の条件を満たしてもいた。
「サザエさん」「北の国から」「赤いスイートピー」は、タイトルをコールしただけでウケた。どれも教材としても別バージョンの編曲をしていたが、特にサザエさんは漫画が大好きな上、どこにもないまったく新しい切り口のリメイクに仕上がったので、ぜひ聴いてほしかった。なんだかにやにやしながら演奏してしまった。
シューベルトの「アベマリア」は数年ぶりに演奏したが、初めてSC管を用いて、新境地を得られたように思う。・・・境地とはすごい言いようだな。悟りの境地だ。いや、キリスト教の曲だから昇天の境地か。死んだか。
ところで、琴滝には何かこわい言い伝えがあるそうだ。近くに住む生徒のOさんがぜひワタシに聞かせたいと言ってたのだが、コンサートが終わってからにしてくれと逃げた。が、来年からも出演をつづけたいので、これからも逃げつづけることにしようっと。
今年は懐かしのジャパニーズ・ポップスの名曲を多く取り入れた少々異色のプログラムだったが、なんだかこれまでになく楽しんで編曲・録音し、演奏できた。タイトルをコールしただけで「ホーっ」てな声も聞こえてきたときがあって、準備にかけた多大な時間と手間は報われた。
この十日間ほどの集中的準備期間中、「この曲はきっと喜ばれる」「ぜひこの曲を紹介したい」との強い思いがずっとあった。そしてその思いの背景には、これまでの三年間の出演で自分の中にすっかり定着した琴滝・冬ほたるの風景とお客さまのイメージがあった。
が、くり返しは、ともすればいとも簡単にマンネリになってしまう。そうならないためには、毎回新たな挑戦をするしかない。「挑戦」と言えばずいぶんいかめしいが、コンサートのように人を楽しませる作業の場合は「楽しみをみつける」ことだと考えている。
冬ほたるのスタッフの挑戦のひとつに、イルミネーションのデザインを毎年更新することがある。一方ワタシの挑戦は、毎年演奏プログラムを更新することだ。特に今回は、この日が初演の曲がほとんどだった。すべてを冬ほたるのイメージに合わせつつ新たにコーディネートしたことが、マンネリに落ち入らなかったことにつながった。
このことは大きな収穫のひとつだったような気がする。
ザ・タイガースの「廃墟の鳩」は、練習中に何度も涙がこみ上げてきた。生まれてから40年を経てもこれだけ人の心を動かす曲の力に感動し、敬意を表す一方で、もし本番中に胸がいっぱいになって吹けなくなったらどうしようと、妙な心配をしてしまっていた。
キングトーンズの「Goodnight Baby」もフォークルの「イムジン川」もおんなじ心配をしていた。が、演奏していて自分が感動できない曲では、なかなか人の心には届かない。だからこれらの選曲は、アンチ・マンネリズムとして役立つだけではなく、ワタシにとっては人の心に届く演奏をする最初の条件を満たしてもいた。
「サザエさん」「北の国から」「赤いスイートピー」は、タイトルをコールしただけでウケた。どれも教材としても別バージョンの編曲をしていたが、特にサザエさんは漫画が大好きな上、どこにもないまったく新しい切り口のリメイクに仕上がったので、ぜひ聴いてほしかった。なんだかにやにやしながら演奏してしまった。
シューベルトの「アベマリア」は数年ぶりに演奏したが、初めてSC管を用いて、新境地を得られたように思う。・・・境地とはすごい言いようだな。悟りの境地だ。いや、キリスト教の曲だから昇天の境地か。死んだか。
ところで、琴滝には何かこわい言い伝えがあるそうだ。近くに住む生徒のOさんがぜひワタシに聞かせたいと言ってたのだが、コンサートが終わってからにしてくれと逃げた。が、来年からも出演をつづけたいので、これからも逃げつづけることにしようっと。
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管理人について
HN:
巴だ リョウヘイ
性別:
非公開
職業:
揚琴・笛演奏屋 オカリナのセンセイ
趣味:
ほしい。
自己紹介:
演奏活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
コンタクト方法/上記のホームページ(HP)の「FAQ & Form」のページからどうぞ。
特 技/晴れ男であること。
オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
2018年、京都府下農村から大阪府下住宅街に移住。
今も雨乞い師見習い。
今も自然農見習い。
ノアのおとうちゃん。
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演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)
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オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。
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