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揚琴、オカリナ & インディアンフルート奏者がつづるいろいろばなし。
音楽、田舎暮らし、自然・環境、時事、ほかいろいろ。
どうぞ、ごゆっくり。
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大震災と原発事故の被災地、被災者の様子を、報道が連日伝えている。
記事が、写真が、映像が流れ続けている。
が、何かが足りない。
その何かを伝え続けている人は、きっと多くはない。

福島の詩人、和合亮一さん。
連日のようにtwitterで詩を発信しつづけている。
和合さんの「詩ノ黙礼」は、報道が伝えきれない「何か」を伝えている。

福島の土の匂い、草いきれ、風のそよぎ、人々と生き物の息づかい、そこで流れている生きた時間が、美しくも激しい言葉の礫となって飛んでくる。
詩人の目は、現地の森羅万象が受けた見えない傷を映している。
詩人の魂の極限の葛藤とあらゆる感情の表出は、人々の魂の叫びを代弁している。
それらこそが、報道では伝わらない「何か」なのだとわかる。

きょうの「詩ノ黙礼」にて。
震災直後、しばらくは詩を書けなかったと言う。
自分の言葉が弱かった、黙るしかなかった、と。
命をいくら『命』と書いても、あるがままの命は書き尽くせない、と。
あるがままの命の重さを前にして、言葉が立ち尽くす。

その後、言葉を『言葉』と書くよりも、言葉は言葉のままであらしめよう、との境涯へ。
葛藤が止揚され、言葉は命を得た。
本日の「詩ノ黙礼」は、現在の福島の状況を伝えるとともに、このプロセスも伝えている。

「詩ノ黙礼」は、今現在、書き進められ、発信し続けられている。
ワタシは、いつ終わるか知れないそれらを読みつつ、これを書いている。
ときどき、詩人が読者に求めるメッセージを送りながら。
「言葉を失いかける、その極限で生まれてくる、本物の言葉。言葉の力。人を生かす、命の言葉。きょうも届きました。あなたが(魂と肉体の)独房で独り背負おうとするものを、私は遠く離れた私の独房で、背負うことができるだろうか、と問い続けています」

その後、詩人の魂は、「個」ではなく「共」という、魂の本来の姿に進化していくように見える。
「詩ノ礫」現在進行中。
「言葉に出来ないのなら、それでも言葉にしよう、言葉に出来ないことを言葉にしよう、共に詩を書こう」とのメッセージ。
つづいて、詩はいよいよ詩人の独自の世界へ。
そこでは、決然たる結末が用意されているにちがいない。

 おしまい。 
11.05.15 記 




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演奏活動歴/揚琴、27年。オカリナ、16年。
活動範囲/全国の都心から山間地まで。
演奏場所/ホールからお座敷まで。オカリナは野外歓迎。
演奏目的/オープニングセレモニーから追悼演奏まで。
演奏形態/独奏から異業種間共演まで。
所属事務所/Magnolia Music(自分的オフィス)

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特 技/晴れ男であること。

オカリナ倶楽部 “夢見るガチョウ” 主宰。

京都府下農村在住。
雨乞い師見習い。
自然農見習い。
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